「ロケットラボ、アストロスケールの商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」の軌道投入に成功 スペースデブリへの接近試みる」 ロケットラボは日本時間2024年2月18日深夜、日本の民間企業アストロスケールが開発した商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J(アドラスジェイ)」を搭載した「エレクトロン」ロケットの打ち上げミッション「On Closer Inspection」に成功しました。ADRAS-Jを搭載したエレクトロンは日本時間2024年2月18日23時52分(ニュージーランド夏時間2024年2月19日3時52分)、ニュージーランドのマヒア半島にあるロケットラボの発射場から打ち上げられました。衛星は発射から1時間4分後にロケットから分離され、高度600km・軌道傾斜角98度の軌道へ投入されました。アストロスケールは軌道投入後のADRAS-Jから受信した信号により正常に通信できることを確認したと発表しています。アストロスケールは安全で持続可能な宇宙環境を目指してスペースデブリ(宇宙ゴミ)の除去を含む軌道上サービスの提供を行う日本の民間宇宙企業です。ADRAS-Jは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「商業デブリ除去実証(CRD2)」フェーズI契約相手方として2022年3月に選定されたアストロスケールが開発した商業デブリ除去実証衛星です。