【ニュースの要点】花王の日焼け止め「ビオレUV 呼吸感ベールUV」が、発売から数ヶ月で累計出荷230万本を突破する大ヒットを記録しています。アームカバーの普及により「日焼け止めを十分に塗らない人が増えた」という課題に対し、快適な付け心地の成分を開発。さらに、チューブのノズルに星形の切れ込みを入れ「ホイップ状」に出る工夫を施しました。これにより、SNSでの直感的な口コミ(驚き)を生むと同時に、楽しさからユーザーが自然と塗る量を増やすことに成功。また、全国展開の前年に一部店舗で限定販売する「前年先行販売」を実施し、リスクを抑えながら顧客の声を拾って商品を改良するテストマーケティングが功を奏しました。
【社長参謀・小島の視点】自社の商品やサービスに自信がある中小企業ほど、「機能の良さ(スペック)」を一生懸命に説明してしまいがちです。しかし、お客様を実際に動かすのは「正しい理屈」よりも「直感的な楽しさや驚き(体験)」です。花王は「ホイップ状に出る」というちょっとした工夫で、顧客に「もっと使いたい」と思わせる体験をデザインしました。
また、大手企業であっても、いきなり全国で大勝負に出るのではなく、一部店舗で「小さくテスト」し、お客様の不満や要望を泥臭く拾い上げて改善しています。この「小さな失敗を前提としたテストと改善のサイクル」は、予算やリソースに限りのある中小企業こそが徹底すべき戦い方です。
💡 経営者の皆さまへ、本日の問いかけ
御社の商品やサービスに、お客様が思わず「面白い」「楽しい」と直感的に感じるような「体験のスパイス」をひとつ足すとしたら何でしょうか?また、新しいアイデアを本番前に「小さく試して改善できる場所やお客様」は誰ですか?
「機能」を「体験」に翻訳し、まずは小さく現場で試す。その一歩から始めてみましょう。
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