【ニュースの要点】飲食業、特に居酒屋の倒産が過去最多を記録する逆風の中、北海道の過疎地を巡る「移動型・居酒屋バス(まちあかり号)」が注目を集めています。東京から移住した若手起業家が考案したこのビジネスは、「人口が少ない集落でも、月に数日の営業なら採算がとれる」という仮説のもと、道北9カ所を巡回。最寄りの飲食店まで何キロも離れている地域の人々や湯治客に対して、お酒と食事が楽しめるだけでなく、孤独を癒やす「温かな居場所・交流の場」を提供しています。
【社長参謀・小島の視点】店舗ビジネスの常識は「立地(固定された場所)にお客様を呼び込むこと」ですが、人口減少社会においてその前提は崩れつつあります。この居酒屋バスが教えてくれるのは、「市場が小さくて成り立たないなら、小さな市場を自ら移動してかき集めればいい」という泥臭くもしたたかな経営戦略です。
中小企業のビジネスにおいても、「お客様が来てくれない」「地元の需要が減った」と嘆くことは簡単です。しかし、商品やサービスを現在の「固定された提供方法」から切り離し、「こちらから出向いて提供できないか?」と問い直すことで、全く新しい市場が開拓できる可能性があります。また、彼らが本当に売っているのは「酒」ではなく「居場所」です。自社が提供している本質的な価値を見つめ直す好例と言えるでしょう。
💡 経営者の皆さまへ、本日の問いかけ
もし、御社の商品やサービスを「移動式の車(バス)」に乗せて売りに行かなければならないとしたら、誰の、どんな場所へ向かいますか?その時、お客様が御社に求めている「本当の価値(安心、繋がり、時短など)」は何でしょうか?
「待つ」姿勢から抜け出し、自社の強みを必要としている小さな市場へ、こちらから歩み寄る工夫を考えてみましょう。
#森と川に咲く花 #fm8739 #一宮市 #中小企業経営 #社長参謀 #ビジネスモデル #地方創生 #発想の転換 #需要創造 #ビジネスの種