残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"

詩は楽譜だノベーション(1342回)


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谷川俊太郎さんと、ねじめ正一さんとで行われた、詩のボクシングで繰り広げられた詩が、素晴らしく、改めて詩の素晴らしさを教えて頂きました


谷川さん曰く

"詩集ってのは、ある意味では、楽譜みたいなもんでしょ


それだけで、僕、詩だって、思えないんですよね


誰か、黙読してくれて、1人の読者の間になんか感動を与えれば、その瞬間に詩ってものが成立してるだけだと思うのね


だから声に出すってことは、言ってみれば演奏であって、モーツァルトは新しく何も曲を書いてないけれども、相変わらずモーツァルトの曲は演奏されてるわけでしょ


そういうふうに、自分の今まで書いた曲を、僕は演奏して回ってるって思ってるんですけどね"


ここから私は思いました

1、詩は読まれて初めて詩になる

2、詩は演奏されるべきものである

3、シンガーポエムライター


詩を書くということは、とても孤独な作業かと思いますが、それが完成するためには、実は、自分1人ではできずに、最終的には誰かに見てもらって味わってもらってそれで初めて完成するものということに改めて気づかせて頂きました


そういう意味では、最後には、作者と読者の共同作業で創り上げるということなのだなと。そして、個人個人によって、違う作品になるのだなと、思いました。


また、詩は楽譜と同じようにトさ捉えられていると言うことにも、目から鱗が落ちる思いでした。今回、詩のボクシングでは、さまざまな表現方法で、詩の朗読が行われて


以前は、谷川さんの詩が音楽になることで、さらなる広がりがあるとお話ししましたが、音楽がないからこそ、そこに詩の朗読ならではの良さがあるんだなあと、しみじみ思わせていただきました


そして、楽譜のように、詩がさまざまな場所で、さまざまな人の手によって、読まれている場があれば、もっと詩の世界という独自ジャンルがが、一般的になり、素敵さが伝わるのに、と思いました


今回の詩のボクシングでは、その詩を作られた方が読んでるということが、やはりそこにパッションが乗ってきていて、他の人が朗読するのもいいですが、


シンガーソングライターのように、自分の詩を、自分の表現で、朗読をするということの、パワーとそこに生み出される独自の世界が素敵だと思いました


詩が楽譜になって、いろんな人が演奏して、そんな場所がたくさんできて、そして、シンガーポエムライターもたくさん出てくる、そんな世界も見てみたいなあと思いました


詩は楽譜だノベーション


そんな話をしています^ ^


参考:NHK あの日あの時あの番組 詩のボクシング 谷川俊太郎さんをしのんで  https://www.nhk.jp/p/nhk-archives/ts/RY1XL52811/


動画で見たい方はこちら

https://youtu.be/_U6UR3FTjAQ


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残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"By kotaro zamma


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