お待たせいたしました、私が書いた恋愛小説『恋ずら』の第二回です。
お陰様でまぁまぁ好評です。
ちょっと長くなってしまいましたが、お楽しみください。
koizura #02_ミックスダウン.mp3
<あらすじ>
最終列車が闇を駆け抜ける。
車内で疲れ果て、辛うじてつり革にぶら下がっていたのは、大手広告代理店に勤める鴨田洋平(40)。
この年まで独身で出世競争からも外れ、会社の上司はおろか後輩からも馬鹿にされ、いい事なんか一つもない。
ヤギの餌メーカーの広告が唯一の担当だった洋平は、大きな課題を抱えていた。
今度発売されるヤギ餌が攻め過ぎなのだ。
史上初、カレー味のヤギの餌。
社長肝いりのこのプロジェクトは、絶対に外すわけにいかない。
そして明日はその広告プランのプレゼンテーションの日。
果たして成功するのだろうか?
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