飼い主とロバ
イソップのむかし話
ロバが山を下っているときに何を思ったのか、彼の間抜けな頭で自分の道は自分で決めて進みたいと考えました。
ロバは自分の小屋を山の麓にあるのを見つけて、1番早くたどり着く方法は、目の前の崖を飛び越えることだと思い、飛び降りようとしました。
そこへ、一緒にいた飼い主は、慌ててロバのしっぽを引っ張り助けました。
しかしロバは、言うことを聞かず、大変な力で飛び降りようとします。
「よしわかった。勝手にすればいい。人の注意を聞けない生き物よ。、それがどんな結果になることか試してみたら良い。」
そう言って飼い主はロバのしっぽをはなし、と、途端にロバは頭から逆さまにに落っこちて行きました。
この話の教訓
自分より賢い友人の心あるアドバイスを、その言葉の理由も聞かずに、自分の道を歩もうとするものは、不幸への道を進んで歩いているようなものだ。
おしまい。