「スペースワン、カイロスロケット初号機をスペースポート紀伊から打ち上げへ 事前購入制の有料見学場も開設」 日本の民間宇宙企業スペースワン株式会社は2024年1月26日、「カイロス」ロケット初号機の打ち上げを2024年3月9日に行うと発表しました。カイロスは和歌山県の「スペースポート紀伊」から発射される予定です。【最終更新:2024年1月30日16時台】スペースワンによると、カイロス初号機は日本時間2024年3月9日11時0分~12時0分頃の間に発射される予定です。打ち上げの予備期間は同年3月10日~3月31日に設定されています。スペースワンが開発したカイロス(KAIROS:Kii-based Advanced & Instant Rocket System)は全長約18m・直径1.35m・重量約23トンの3段式固体燃料ロケットで、4段目として液体燃料を使用する軌道修正を行うためのキックステージ(PBS)を搭載します。ペイロード(人工衛星などの搭載物)の打ち上げ能力は軌道傾斜角97度・高度500kmの太陽同期軌道(SSO)に重量150kg、軌道傾斜角33度・高度500kmの地球低軌道(LEO)に重量250kgとされています。