「スペースX、新型ロケット「スターシップ」第2回飛行試験実施 宇宙船は宇宙空間到達後に喪失か」 アメリカの民間宇宙企業スペースXは日本時間2023年11月18日、同社が開発中の新型ロケット「Starship(スターシップ)」による無人での第2回飛行試験を実施しました。米国テキサス州ボカチカの同社施設「Starbase(スターベース)」から打ち上げられたスターシップ宇宙船は最終的にハワイ沖の太平洋へ発射90分後の着水を目指していましたが、発射約8分後の時点で宇宙船は失われた模様です。【最終更新:2023年11月20日13時台】【▲ 2023年11月18日、第2回飛行試験で発射台を離れた新型ロケット「Starship(スターシップ)」(Credit: SpaceX)】スターシップは1段目の大型ロケット「Super Heavy(スーパーヘビー)」と2段目の大型宇宙船「Starship(スターシップ)」からなる全長121mの再利用型ロケットで、打ち上げシステムとしても「スターシップ」の名称で呼ばれています。スペースXによれば、両段を再利用する構成では最大150トンのペイロード(搭載物)を打ち上げることが可能であり、2段目のスターシップ宇宙船は単体でも地球上の2地点間を1時間以内に結ぶ準軌道飛行(サブオービタル飛行)が可能だとされています。