今週の「スポーツオンライン」、まずはバスケットボール、女子の最高峰リーグ、WSBL(Women's Super Basketball League)の話題です。
各チーム15試合ずつ戦うレギュラーシーズンは、17日まで各チーム8試合を終え、折り返し地点を過ぎました。首位は8連勝のキャセイライフ、2位は4勝4敗の台元紡績、3位が3勝5敗の中華電信、そして最下位は1勝7敗で台湾電力となっています。25日から6月16日まで、後半戦、残り7試合が行われます。
14日、中華電信に78対61で勝ち、今季6試合目にして、2017年3月1日以来、実に1170日ぶりとなる勝利をあげた台湾電力は、中華電信との再戦となった17日の試合でも接戦を繰り広げましたが、この試合は、61対66で惜敗しました。首位のキャセイライフとはまだまだ実力差を感じますが、2位台元紡績との対戦では、まだ未勝利ながら、10日の試合では4点差と粘った試合もありました。
首位のキャセイライフはここまで8連勝、シーズンまたいで34連勝、得点差も平均43.25点と圧倒的な強さをみせています。既に、勝利のみが目的ではなくなっており、キャセイライフの鄭慧芸(ジョン・フイユン)ヘッドコーチは、選手たちは向け、シーズンを通じ「各クォーターの失点は15点以内」、「リバウンド数で相手を上回る」などの目標を設定しているほか、各試合で、選手に慣れないポジションでプレーさせたり、戦術を試し、プレーの多様性を高める為の訓練の場としているということです。
キャセイライフの独走を止めるチームは現れるのか、リーグ全体、さらには台湾女子バスケの実力アップの為、3チームの奮闘を期待したいですね。
続いては、4月25日に開幕した女子のソフトボール、実業団リーグTPWSL(企業女子ソフトボールリーグ)の話題です。
5チームで行われるTPWSL、先週のこのコーナーで、10日までの時点で新力旺旺獅に、アメリカの世界選手権代表右腕、23歳のケニー・バーンヒル投手が入団、いきなり初戦で18奪三振完投の熱投をみせた、とお伝えしました。
さらに新世紀黄蜂が、チームのフェイスブックファンページで、昨シーズンの最多勝で、MVPに輝いたアメリカ人右腕、打者としても活躍した「二刀流」のケイシー・カーソン選手のチーム復帰を発表しました。カーソン選手はすでに中華民国政府が定める隔離期間を終え、早ければ今日23日ないし、明日24日の試合で登板するということです。
これまで無観客試合で開催されてきたTPWSLは、今日23日の試合から、300名限定で観客の入場を解禁しました。各チーム、外国人選手が加入し、より盛り上がりをみせそうです。
このTPWSL、毎週土曜日は台湾のFOXSPORTSのウェブサイトで、日曜日は、TPWSLの公式youtubeで観戦することができます。ご興味のある方は是非御覧ください。
続いては、台湾プロ野球の話題です。梅雨に入り、毎日雨が降り続いている台湾、今週、火曜日から今日23日まで全ての一軍の試合が雨天中止、延期となりました。ただ、今日から、上限200人のファンの入場が許可された2軍は、午後、無事に行われました。
大きな変化はありませんが、今日23日までの順位をご紹介しましょう。各チーム22試合から26試合消化し、1位は16勝6敗で、昨年の王者ラミゴモンキーズを引き継ぐ形となった楽天モンキーズ、2位は、12勝13敗の中信兄弟、3位は10勝13敗でフーボン・ガーディアンズ、そして、最下位は、10勝16敗で統一セブンイレブンライオンズとなっています。
続いては、ここまでの個人成績上位をご紹介しましょう。まずは打者です。打率は楽天モンキーズのリン・リー選手が411で首位、2位は、4割1部0厘9毛と、1毛差で同じくモンキーズのリン・ホンユー選手が追っています。
ホームランは、こちらもモンキーズのチュー・ユーシエン選手が11ホームランでトップに立ち、2位は統一セブンイレブンライオンズのクオ・フーリン選手とリン・アンコー選手が7本で並んでいます。
打点はライオンズのリン・アンコー選手が29打点でトップ、2位が目下首位打者、モンキーズのリンリー選手で27打点となっています。
アルゼンチン出身の母をもつリン・アンコー選手は、アマチュア時代から「二刀流」の選手として有名で、大学時代は主にピッチャーとしてプレー、日本プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスの入団テストも受けました。
ケガの影響もあり、投手としての調子があがらず、ライオンズ入団後は、打者としてプレーしています。今シーズン、春季キャンプの時期は、プロでの「二刀流」を目指し、登板も結果はでず、結局、今季も野手専念でプレーすることとなりましたが、開幕から実力を発揮しています。
盗塁は、モンキーズの韋駄天男、チェン・チェンウェイ選手で13盗塁、2位は、モンキーズのリンリー選手で9盗塁です。
続いては投手部門です。まず勝ち星は、モンキーズ、かつて日本プロ野球の横浜Denaベイスターズでプレーしたワンイーゼン投手で4勝、そして3勝で4人の投手が並んでいます。ただ、この上位6人のうち、5人を台湾の投手が占めており、外国人投手頼みの例年とは少し異なる傾向となっています。
防御率は、昨シーズンまで日本プロ野球の福岡ソフトバンクホークスでプレーした中信兄弟のキューバ人左腕、アリエル・ミランダ投手で2.08、2位、3.12のモンキーズ、ワン・イーゼン投手に1点以上の差をつけています。
ホールドは、モンキーズのサイドハンド、フアン・ズーポン投手で6ホールドでトップ、そして、かつて読売ジャイアンツでプレーしたフーボン・ガーディアンズのリン・イーハウ投手、そして中信兄弟の若い右腕、ウージュンウェイ投手が5ホールドで並んでいます。
セーブは、モンキーズのワン・ヤオリン投手が5セーブでトップ、2位にモンキーズのチェン・ユーシュン投手と、ガーディアンズのチェン・ホンウェン投手が4セーブで並んでいます。全体的にみて、個人記録からもモンキーズの好調ぶりが伺えますね。
開幕から、過去最高ペースでホームランが飛び交い、リーグ防御率が6点台と「打高投低」が顕著の今シーズン、台湾プロ野球を運営するCPBLがさきごろ、公認球の反発係数について2度目の検査をしたところ、基準内ではあったものの、開幕前の検査同様、やや高い係数であったことが確認されたことから、次のロットから、より相応しい反発係数のボールに切り替えること、2ヶ月毎に調査を行い結果を発表することを明らかにしました。やや大味にな展開が増えていましたので、この取り組みで、引き締まった試合が見られることを期待したいですね。