リスナーの皆様のなかで、肩こりや腰痛などに悩まれている方いらっしゃいますか?症状によっては定期的に整体やマッサージに通われている方もいらっしゃるかもしれません。
台湾ではマッサージ、特に足裏マッサージは有名で、台湾に遊びに来た人が体験してみたいことの一つとなっています。体験されたことがあるリスナーの皆様もいらっしゃるかもしれませんね。
こうしたマッサージ屋さんは非常に身近で、いたるところにお店がありますが、その中でも視覚障害者のマッサージは、駅や病院などの中に、大きなスペースではなくとも、展開されていて、幅広くあります。
視覚障害者によるマッサージ屋さんは「盲人按摩」、「視障按摩」と言われています。現在は盲人という言い方より、視障按摩の言い方が一般的です。
本日の台湾ミニ百科では、台湾で不変的な目の不自由な方のマッサージについて、そして9月10日に行われる視覚障害者のマッサージの大会「臺北市視障按摩大賽 2023 神之摩手」、神の手、マジックハンド大会の決勝についてご紹介したいと思います。
この目の不自由な方のマッサージ屋さん、先ほど、お店を構えているだけでなく、駅、病院、空港などにちょっとしたスペースでも展開されているとお伝えしましたが、どこにでもあり、気軽にいけて便利という利点があります。またそれだけでなく、コースも短時間のものがあること、加えて料金も、20分のコースで200台湾元から、これは日本円で920円からというコースが多く、ちょっとした時間があれば、マッサージを受けることができます。
マッサージを行えるのは、学校や県や市の取得コースなどで訓練を得て国家資格の試験に合格した人で、きちんとした資格を持っている人です。
実は台湾でマッサージ、いわゆる按摩業を開くことができるのは、少し前まで、視覚障害者でこうした国家資格を持つ人の専業とされていたのです。
しかし、マッサージ業界の需要が増え、非公認の営業者が増えて、市場を席巻するようになり、新たな営業者がの団体が、按摩業に従事できず制限をうけているとして、憲法違反を主張して争った結果、2011年10月末を以って専業制度が廃止されたのです。
ですので、目の不自由な人でなくてもマッサージ店を開くことができるようになったのは2011年からということなんです。
視覚障害者によるマッサージの技術は大変評価が高いですが、このほど台北市は初めて視覚障害者によるマッサージの大会、神の魔法の手、マッサージ大会が開催されることとなりました。
主催は台北市労働局です。すでに8月20日に予選が行われており、15名がファイナルステージに進出。9月10日にチャンピオンが決まります。
なんとファイナルステージの会場は台湾鉄道台北駅一階の中央広場にて公開で行われるのです。この大会のルール、非常に細かいです。
100点満点で40点は専門家によるもの、20点は一般市民からの評価です。
マッサージは20分を3回行います。一般の方が20分を1回、専門家に対して行う施術が20分を二回です。
一般の人に対しては、その当日、その方のリクエスト、要求によって施術を行わなければなりません。そして専門家に行う施術は、7つの体の症状から抽選で選ばれた症状にあわせて行わなければならないのです。
その7つの症状はといいますと、日本でもよく耳にする多くの人を悩ませているものです。
まず1つめは頭痛、2つめは寝違え、3つ目は五十肩、4つ目は手の親指から薬指にかけてしびれや痛みを感じる病気です。手根管症候群、5つめはテニス肘、6つめはぎっくり腰、7つめはねんざです。
どれも日常的な生活に影響がでる辛い症状ですね。こうした症状にあわせてどうマッサージするかが審査されるのです。
チャンピオン、そして2位と3位には賞金とトロフィーが贈られ、その他12名に特別賞が贈られるということです。
労働局は今回の大会を通じて台北市認定の視覚障害者によるマッサージ店を多くの人に利用してもらいたいと、9月1日から10月中旬まで、マジックハンドを探そうと題してキャンペーンもおこなっています。台北市認定の視覚障害者のお店で、200元消費ごとに1枚の抽選券がもらえ、宿泊券や家電製品が当たる抽選に応募できます。
労働局はこの大会を通して、多くの人に視覚障害者のマッサージの専門的な技術、そして高品質のサービスを知ってほしい、そして、ストレスなどでリラックスしたいとき、まず台北市の視覚障害者によるマッサージ店リストからマッサージ店を選んでほしいと述べています。
実は新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、視覚障害者のマッサージ店も多くが打撃を受けたと言います。一般の人に比べて、すぐに別の仕事をするということが難しく、非常に大変だったというニュースを耳にしました。
9月10日の決勝戦は台北駅一階の中央広場で1時半から行われます。ぜひ結果に注目したいです。