野宮真貴をゲストに迎えた中編のメインテーマは、「歌」。40年以上にもおよぶキャリアの中で、様々な楽曲を歌ってきた野宮が自身の声や歌にまつわるエピソードを語ってくれた。
まずは、野宮自身の「声」や「歌」への向き合い方について。「ロックは好きだったけど(自分の声質的に)ロックは歌えない」と自らの声に自信が持てなかった中で、ニューウェイブとの出会いで独自のスタイルを築くことに。「淡々と無機質に、正確に歌う」形こそが自分の得意とするボーカル表現であること、小西康陽ら周囲がそうした声を求めていたことが、今に至るスタイルを形成していったという。
話はピチカート・ファイヴ、特に小西による楽曲の”歌うことの難しさ”に。言葉に寄り添うことを重要視している小西だからこそのこだわりとボーカルディレクションもまた、現在の野宮の歌い方に影響を与えていったというエピソードも。そんな野宮が「(歌入れが難しすぎて)怒ろうかと思った!」と呟いた楽曲とは?
数々の歌を歌ってきた野宮だが、曲を自作しようと「思ったことはない」ときっぱり。さらに、自らの声やボーカルの特徴をMC陣に逆質問する展開に。
さらに渋谷系を長く歌ってきた野宮が最新作『New Beautiful』で”新しい曲を歌う”ことを決心した理由、Night Tempoら新世代との交流、そしてフジロックで観た加藤登紀子から受けた影響まで語ってくれた今回の『TALK LIKE BEATS』、必聴です。
野宮真貴「美しい鏡」(https://open.spotify.com/track/0TCDkxHthjb7qwro7ubYcH?si=c20116fc44864b87)
ピチカート・ファイヴ「東京は夜の7時」(https://open.spotify.com/track/0JhYO042gz7lBj98SCTM5P?si=dd1b5c0c612f45e4)
m-flo loves 野宮真貴&CRAZY KEN BAND「Cosmic Night Run」(https://open.spotify.com/track/2UVQ6aMeH88SCkaDo3Cd9X?si=39f47c570dae434e)
野宮真貴「おないどし」(https://open.spotify.com/track/1OH0KHWd6E6rXO9ecBlxmQ?si=f6bdde23355a46fb)
野宮真貴「CANDY MOON」(https://open.spotify.com/track/2zqbFeCXeON4VggxeAatGd?si=07bd388399ef4464)
野宮真貴「東京は夜の七時 (feat. Night Tempo)」(https://open.spotify.com/track/5E7D3qr2nA6qD2CuXubYKE?si=ab4d499e3b254a09)