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京都先端技術大学教授の名和高司さんと、オイシックス・ラ・大地の創業者の髙島宏平さんとの対談から、社員にいかに火をつけるか?と言うお話しに感動しました
高島さん曰く
"「体感主義」を大事にしていることだと思います。
社員が(農産物の)生産者と一緒に畑を耕したり、会社にお客様を呼んでパネルディスカッションをやったりして、社員が生産者やお客様と直に接していろんなことを体感する機会を、意識的に増やしています。
一律に上から教育するというより、一人ひとりが体感によってみずから学んでいくのです。 そういうやり方だと、モチベーションのありようはバラつきますが、〝モチベーションの矢印の長さ〟がそれぞれ伸びるというか、本気の「やりたい気持ち」が各自に湧いてくるんです。
統一感はなくてデコボコしているんですが、会社全体のやる気エネルギーの総和が大きい。"
ここから私は思いました
1、現場に触れる「体感」
2、内発的動機に火がつく「体感」
3、デコボコが掛け合わさる「体感」
1、現場に触れる「体感」
大きな組織になればなるほど、分業体制が敷かれて、現場のお客様や供給者に直接お会いする人は、ごく僅かな人に限られるようになるかもしれません
そこを、意識的に、どんな立場の人でも、現場のお客様や生産者とお会いして、お手伝いをして、意見交換をする体験は、自分自身の仕事が何につながっているのか?それがどんな影響を及ぼすのか、などを考えることにも繋がり、めちゃくちゃ良い取り組みだと思いました
米国の教育学者デービッド・コルブさんは、『経験からの学習』産能大学出版部, 1991、の中で
「人は、自らの経験を振り返り、意味づけ、概念として整理し、それを次の行動に活かすことで学ぶ」とし、学びとは「経験→内省→概念化→実践」というサイクルで起こると説いています。
まさに現場からの学びを得る機会を作られているのだなあと思いました
2、内発的動機に火がつく「体感」
年間に何時間以上、研修をみっちりやっている大企業も多いと思いますが、自らが学びを掴み取っていくようなやり方というのは、なかなかないかもなあと思いました
エドワード・デシとリチャード・ライアンが、『人を伸ばす力:内発と自律の心理学』新曜社, 2011、にて
「自律的に選んだ活動にこそ、人は最も深い満足を感じ、創造的であり続けることができる」と言われている通り、内発的動機に火をつけるような、仕掛け作りが
まるで子供が泥団子を光るように一生懸命にずっと磨き続けるように、自らのパッションの源が、自らの仕事の中で炸裂する、そんな体感作りが大切だと思いました
3、デコボコが掛け合わさる「体感」
さらに素晴らしいのは、そういう個人個人自らが選択して実施する体感は、デコボコでいい、と言われてることにも感動しました
社員教育というと、ある一定のレベルまで一律にやりがちな気もしますが、デコボコでいい、むしろデコボコだからこそ、様々な意見やwillが出てきて、そこから新たな掛け合わせが始まるのであれば
多様性によるイノベーションの生まれる可能性が高まるなあと思いました。それは、ミハイ・チクセントミハイさんが、『創造性の心理学』世界思想社, 1999)にて
「創造性は、異なる価値観・視点・経験を持った個人が対話的に関わることで初めて解放される」
と言われている通り、デコボコな学びだからこそ、さらなる組織としての創造性が高まることにつながるのではないか
そんなことを考えさせて頂きました
一言で言えば
「体感主義」ノベーション
参考:本:シン日本流経営 成長のダイナミズムを取り戻す「超進化」 2025年2月18日 著者—名和高司 発行所—ダイヤモンド
動画で観たい方はこちら
zhttps://youtu.be/YbPSugHYWGg
京都先端技術大学教授の名和高司さんと、オイシックス・ラ・大地の創業者の髙島宏平さんとの対談から、社員にいかに火をつけるか?と言うお話しに感動しました
高島さん曰く
"「体感主義」を大事にしていることだと思います。
社員が(農産物の)生産者と一緒に畑を耕したり、会社にお客様を呼んでパネルディスカッションをやったりして、社員が生産者やお客様と直に接していろんなことを体感する機会を、意識的に増やしています。
一律に上から教育するというより、一人ひとりが体感によってみずから学んでいくのです。 そういうやり方だと、モチベーションのありようはバラつきますが、〝モチベーションの矢印の長さ〟がそれぞれ伸びるというか、本気の「やりたい気持ち」が各自に湧いてくるんです。
統一感はなくてデコボコしているんですが、会社全体のやる気エネルギーの総和が大きい。"
ここから私は思いました
1、現場に触れる「体感」
2、内発的動機に火がつく「体感」
3、デコボコが掛け合わさる「体感」
1、現場に触れる「体感」
大きな組織になればなるほど、分業体制が敷かれて、現場のお客様や供給者に直接お会いする人は、ごく僅かな人に限られるようになるかもしれません
そこを、意識的に、どんな立場の人でも、現場のお客様や生産者とお会いして、お手伝いをして、意見交換をする体験は、自分自身の仕事が何につながっているのか?それがどんな影響を及ぼすのか、などを考えることにも繋がり、めちゃくちゃ良い取り組みだと思いました
米国の教育学者デービッド・コルブさんは、『経験からの学習』産能大学出版部, 1991、の中で
「人は、自らの経験を振り返り、意味づけ、概念として整理し、それを次の行動に活かすことで学ぶ」とし、学びとは「経験→内省→概念化→実践」というサイクルで起こると説いています。
まさに現場からの学びを得る機会を作られているのだなあと思いました
2、内発的動機に火がつく「体感」
年間に何時間以上、研修をみっちりやっている大企業も多いと思いますが、自らが学びを掴み取っていくようなやり方というのは、なかなかないかもなあと思いました
エドワード・デシとリチャード・ライアンが、『人を伸ばす力:内発と自律の心理学』新曜社, 2011、にて
「自律的に選んだ活動にこそ、人は最も深い満足を感じ、創造的であり続けることができる」と言われている通り、内発的動機に火をつけるような、仕掛け作りが
まるで子供が泥団子を光るように一生懸命にずっと磨き続けるように、自らのパッションの源が、自らの仕事の中で炸裂する、そんな体感作りが大切だと思いました
3、デコボコが掛け合わさる「体感」
さらに素晴らしいのは、そういう個人個人自らが選択して実施する体感は、デコボコでいい、と言われてることにも感動しました
社員教育というと、ある一定のレベルまで一律にやりがちな気もしますが、デコボコでいい、むしろデコボコだからこそ、様々な意見やwillが出てきて、そこから新たな掛け合わせが始まるのであれば
多様性によるイノベーションの生まれる可能性が高まるなあと思いました。それは、ミハイ・チクセントミハイさんが、『創造性の心理学』世界思想社, 1999)にて
「創造性は、異なる価値観・視点・経験を持った個人が対話的に関わることで初めて解放される」
と言われている通り、デコボコな学びだからこそ、さらなる組織としての創造性が高まることにつながるのではないか
そんなことを考えさせて頂きました
一言で言えば
「体感主義」ノベーション
参考:本:シン日本流経営 成長のダイナミズムを取り戻す「超進化」 2025年2月18日 著者—名和高司 発行所—ダイヤモンド
動画で観たい方はこちら
zhttps://youtu.be/YbPSugHYWGg
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