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今回、ちょっと複雑な話題なんで多分メインのポッドキャストの方で ホワイトボード使いながらやった方がいいのかなというふうに思っているんですが、ひとまず今回概略の部分をやりたいと思います。
トピックスとしては「デザイン経営」です。
ここ最近そんなに聞かなくなりました。3,4年前ぐらいですかねピークは。しかしまだ顧問先で提案があったりして生きている概念です。
皆さんどうですかね「デザイン経営」という言葉を聞いたときに「これはこういうものでこういう使い方をしていけばいいんだ」というふうに イメージを持たれている方ってどれくらいいらっしゃいますかね。
私はコンサルあるいは顧問で入っているところでは、プランにも寄りますが提案に対するセカンドオピニオンを出したりとか あのあるいは打ち合わせに同席をするとかそういうことをやっています。
で、時々この辺のデザイン経営の導入という所から、改善提案を持ってくるデザイン会社さんがあるんですね。プレゼンを聞いたこともあるのですが…正直なところ私の周りに関して言えば いまいちピンとこないというような方々あるいは別に興味が湧かなかったという方々がほとんどでした。
そして私も改めて調べてみてやっぱりピンとこなかったんです。これって何か特別な物なのだろうか?と。わざわざ「デザイン経営」という何か意味深な名前をつける意味はあるのかと?
そこで改めて、今現在の私としての「デザイン経営」の捉え方についてやっていきます。本当に意義のある概念なのか?どういうことなのか?元DTP・Webデザイナーとしても気になるところですから。
で、実際どうなのかを調べてみたんですけど。
結論から言えば「デザイン経営という言葉をわざわざ使う必要性は正直ない」
です。
こういうと、利害関係のある方に何か言われそうで嫌なんですけれども。
デザイン経営という言葉を使う必要性をやっぱり私は見出すことができませんでした。
なぜかというと、「マーケティングとか商品開発とか言ってしまえば済む話」であり、そのありふれた文脈で捉えた方がわかりやすいんです。
さらに言えば、マーケティングや商品開発、あとはミッションビジョン経営理念。そういうもので充分語れるし、今まで何度も語られてきた概念です。デザインという文脈に持っていく必要性がないと思います。
そもそもこのデザイン経営やデザイン思考の文脈の「デザイン」は日本で最も多いであろう、グラフィックデザインやプロダクトデザインではないんですよ。デザイナーを経営レイヤーに組み込むことで、定性的なもの感性的な物を入ってApple等の様になれるわけではないんですよ。
トム=ケリー氏という方が発案のようなのですが、恐らくそういったミッションビジョンから落とし込んでマーケティングを行うという概念が広まっていない中で、マーケティングを正しく進めるという方向性ではなく「デザインの力だ」となってしまった、ということなのかなと感じています。
やはり、これは従来のマーケティングの文脈で捕らえた方が分かりやすいですし、組織も動かしやすいでしょう。経営レイヤーとの意思疎通のしやすさという面でも、そうすべきです。実際、色々な記事を見ていると「イマイチなかなか伝わらないという課題」があるようですので。
紹介したいのが、特許庁のデザイン経営プロジェクトというのがありまして、それに携わっていったチームデザインオフィシャー補佐官の 西垣純子さんがインタビューに答えている記事。
その中でデザイン経営とはそもそも何ですかという質問に対してこう答えているんですね。
そのまま読みますね。
「デザイン経営とは一言で表現するならば、ユーザーの声にもっと耳を傾けようという活動です ユーザーを中心に考えることで自分たちが生み出している商品やサービスを使っている人たち、あるいはこれから使ってもらいたいと思っている人たちとは一体誰で その人たちは何を欲しているのかそれを知るところから全てを始めます。
そこで根本的な課題を発見したらこれまでの発想にとらわれずに それでいて実現可能な解決策を柔軟に反復改善を繰り返しながら生み出していくことが大切なのです」
ということで今読んでいった部分を聞いた方は、多分私と同じ感想を持つんじゃないかと思うんです。
これって 普通にマーケティングですよね。
ユーザーの声にもっと耳を傾けようという活動です。それをもとに自分たちが生み出している商品やサービスを、ニーズに合わせてターゲットに合わせて改善していって出していきましょうという内容です。
マーケットインですよね、古くからの言い方で言えば。ユーザーの声に耳を傾けてそれに合わして商品開発していきましょうみたいな話です。れを読むだけでもデザイン経営をあえてそういう新しい概念としてとらえる必要性が正直感じられない。チーフマーケティングオフィサーCMOをあるいはマーケティング担当部長が考えること。
先ほどのデザイン経営制限宣言の中にっていうところがありして「IT業界で例えるならウォーターフォール開発とアジャイル開発の違い」と書かれています。
つづきはPodcastでお聞き下さい。
続きはPodcastでお聞き下さい。
週に一度のメイン回とは別の平日毎日配信放送です。
StandFMをメインに配信しています。
フォロー、いいね!レターを頂ければ嬉しいです。
10-15分の短尺、スキマ時間向けです。全て音声のみとなります。
※アプリ経由が便利です。( iOS | Android)
投稿 [TOPIC/22/10/23]「デザイン経営」とは何か?新しい・大事な考え方なのか? は 中小企業専門WEBマーケティング支援会社・ラウンドナップWebコンサルティング(Roundup Inc.) に最初に表示されました。
By ラウンドナップ・Webコンサルティング 代表 中山陽平今回、ちょっと複雑な話題なんで多分メインのポッドキャストの方で ホワイトボード使いながらやった方がいいのかなというふうに思っているんですが、ひとまず今回概略の部分をやりたいと思います。
トピックスとしては「デザイン経営」です。
ここ最近そんなに聞かなくなりました。3,4年前ぐらいですかねピークは。しかしまだ顧問先で提案があったりして生きている概念です。
皆さんどうですかね「デザイン経営」という言葉を聞いたときに「これはこういうものでこういう使い方をしていけばいいんだ」というふうに イメージを持たれている方ってどれくらいいらっしゃいますかね。
私はコンサルあるいは顧問で入っているところでは、プランにも寄りますが提案に対するセカンドオピニオンを出したりとか あのあるいは打ち合わせに同席をするとかそういうことをやっています。
で、時々この辺のデザイン経営の導入という所から、改善提案を持ってくるデザイン会社さんがあるんですね。プレゼンを聞いたこともあるのですが…正直なところ私の周りに関して言えば いまいちピンとこないというような方々あるいは別に興味が湧かなかったという方々がほとんどでした。
そして私も改めて調べてみてやっぱりピンとこなかったんです。これって何か特別な物なのだろうか?と。わざわざ「デザイン経営」という何か意味深な名前をつける意味はあるのかと?
そこで改めて、今現在の私としての「デザイン経営」の捉え方についてやっていきます。本当に意義のある概念なのか?どういうことなのか?元DTP・Webデザイナーとしても気になるところですから。
で、実際どうなのかを調べてみたんですけど。
結論から言えば「デザイン経営という言葉をわざわざ使う必要性は正直ない」
です。
こういうと、利害関係のある方に何か言われそうで嫌なんですけれども。
デザイン経営という言葉を使う必要性をやっぱり私は見出すことができませんでした。
なぜかというと、「マーケティングとか商品開発とか言ってしまえば済む話」であり、そのありふれた文脈で捉えた方がわかりやすいんです。
さらに言えば、マーケティングや商品開発、あとはミッションビジョン経営理念。そういうもので充分語れるし、今まで何度も語られてきた概念です。デザインという文脈に持っていく必要性がないと思います。
そもそもこのデザイン経営やデザイン思考の文脈の「デザイン」は日本で最も多いであろう、グラフィックデザインやプロダクトデザインではないんですよ。デザイナーを経営レイヤーに組み込むことで、定性的なもの感性的な物を入ってApple等の様になれるわけではないんですよ。
トム=ケリー氏という方が発案のようなのですが、恐らくそういったミッションビジョンから落とし込んでマーケティングを行うという概念が広まっていない中で、マーケティングを正しく進めるという方向性ではなく「デザインの力だ」となってしまった、ということなのかなと感じています。
やはり、これは従来のマーケティングの文脈で捕らえた方が分かりやすいですし、組織も動かしやすいでしょう。経営レイヤーとの意思疎通のしやすさという面でも、そうすべきです。実際、色々な記事を見ていると「イマイチなかなか伝わらないという課題」があるようですので。
紹介したいのが、特許庁のデザイン経営プロジェクトというのがありまして、それに携わっていったチームデザインオフィシャー補佐官の 西垣純子さんがインタビューに答えている記事。
その中でデザイン経営とはそもそも何ですかという質問に対してこう答えているんですね。
そのまま読みますね。
「デザイン経営とは一言で表現するならば、ユーザーの声にもっと耳を傾けようという活動です ユーザーを中心に考えることで自分たちが生み出している商品やサービスを使っている人たち、あるいはこれから使ってもらいたいと思っている人たちとは一体誰で その人たちは何を欲しているのかそれを知るところから全てを始めます。
そこで根本的な課題を発見したらこれまでの発想にとらわれずに それでいて実現可能な解決策を柔軟に反復改善を繰り返しながら生み出していくことが大切なのです」
ということで今読んでいった部分を聞いた方は、多分私と同じ感想を持つんじゃないかと思うんです。
これって 普通にマーケティングですよね。
ユーザーの声にもっと耳を傾けようという活動です。それをもとに自分たちが生み出している商品やサービスを、ニーズに合わせてターゲットに合わせて改善していって出していきましょうという内容です。
マーケットインですよね、古くからの言い方で言えば。ユーザーの声に耳を傾けてそれに合わして商品開発していきましょうみたいな話です。れを読むだけでもデザイン経営をあえてそういう新しい概念としてとらえる必要性が正直感じられない。チーフマーケティングオフィサーCMOをあるいはマーケティング担当部長が考えること。
先ほどのデザイン経営制限宣言の中にっていうところがありして「IT業界で例えるならウォーターフォール開発とアジャイル開発の違い」と書かれています。
つづきはPodcastでお聞き下さい。
続きはPodcastでお聞き下さい。
週に一度のメイン回とは別の平日毎日配信放送です。
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フォロー、いいね!レターを頂ければ嬉しいです。
10-15分の短尺、スキマ時間向けです。全て音声のみとなります。
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投稿 [TOPIC/22/10/23]「デザイン経営」とは何か?新しい・大事な考え方なのか? は 中小企業専門WEBマーケティング支援会社・ラウンドナップWebコンサルティング(Roundup Inc.) に最初に表示されました。

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