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『土になる』
坂口恭平|文藝春秋|2021年9月10日
朗読箇所|11〜12(P.70〜78)
今、僕は自分自身と完全に一つになったような気がする。それ以上の平安がどこにあるだろうか。それが鳥であり、猫であり、虫じゃないか。地に足をつけるとは、このことを言うのではないか。土に聞くまでもない。僕が土になったのだから――。
有明海を望み、雲仙岳を見晴らし、故郷の河内につながる熊本の地で、師匠ヒダカさんの背中を見ながら畑を始めた。日々畑に足を運び、成長する野菜たちと向き合うこと。それは生まれてこのかた、土から遠く離されていたことに気づき、生命を取り戻していく過程そのものだった。
作ること、変化することをめぐる冒険。
土になった坂口恭平の目玉を借りて、
──土井善晴
装画・口絵(16ページ) 坂口恭平
企画・朗読:若林恵
『土になる』
坂口恭平|文藝春秋|2021年9月10日
朗読箇所|11〜12(P.70〜78)
今、僕は自分自身と完全に一つになったような気がする。それ以上の平安がどこにあるだろうか。それが鳥であり、猫であり、虫じゃないか。地に足をつけるとは、このことを言うのではないか。土に聞くまでもない。僕が土になったのだから――。
有明海を望み、雲仙岳を見晴らし、故郷の河内につながる熊本の地で、師匠ヒダカさんの背中を見ながら畑を始めた。日々畑に足を運び、成長する野菜たちと向き合うこと。それは生まれてこのかた、土から遠く離されていたことに気づき、生命を取り戻していく過程そのものだった。
作ること、変化することをめぐる冒険。
土になった坂口恭平の目玉を借りて、
──土井善晴
装画・口絵(16ページ) 坂口恭平
企画・朗読:若林恵
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