※認定NPO法人Dialogue for Peopleの取材活動、及び動画配信はみなさまのご寄付によって支えられています。詳しくは以下のリンクをご覧ください。
https://d4p.world/donate/
___________________________________________
【親子をときほぐす】
親子とはなんだろう。私たちがいつの間にか前提としている「親子」観は、親子にまつわる暴力や分断を容認するものになってはいないだろうか。國學院大学で哲学を教える小手川正二郎さんが、私たちがとらわれがちな「親子」について、哲学的観点から解きほぐします。(全5回)
<今回のテーマ>
第3回 子どもを生むのは自分勝手?「『よい親』と『毒親』ー利己的か利他的かを越えて」
私たちは「毒親」や「虐待親」とされる人たちを、自分とは異なる「ひどい親」と見なしてしまいがちです。しかし、どんな親もそうしたことと無縁ではなく、「利他的」な親が必ずしも「よい親」であるとも言えません。そもそも誰もが同意なく生み出される以上、子を生むことは利己的なのではー?反出生主義や「利己/利他」という枠組みから考えます。
<参考文献>
田房永子『なぜ親はうるさいのか―子と親は分かりあえる?』筑摩書房、2021年
田房永子・斎藤環「母と闘うということ」、斎藤環編『母と娘はなぜこじれるのか』NHK出版、2014年
小手川正二郎「反出生主義における現実の難しさからの逸れ――反出生主義の三つの症候」、『現代思想』(特集「反出生主義を考える」)vol. 47-14、2019年所収
Onora O’Neill, Begetting, Bearing, and Rearing, in: Onora O’Neill & William Ruddick (edd.), Having Children: Philosophical and Legal Reflections on Parenthood, Oxford University Press, 1979.
小手川正二郎『現実を解きほぐすための哲学』トランスビュー、2020年
竹端寛『家族は他人、じゃあどうする?―子育ては親の育ち直し』現代書館、2022年
<出演者プロフィール>
小手川 正二郎(こてがわ・しょうじろう)
國學院大学文学部哲学科教授。1983年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了。博士(哲学)。フランス近現代哲学、現象学を専攻。近年は、性差別や人種差別、親子関係や難民をめぐる社会問題に哲学的観点から取り組んでいる。著書に『現実を解きほぐすための哲学』(トランスビュー)、『甦るレヴィナス――「全体性と無限」読解』(水声社)、共著に『フェミニスト現象学――経験が響きあう場所へ』(ナカニシヤ出版)、『ジェンダーとLGBTQの哲学』(丸善出版)、共訳書にヘレン・ンゴ『人種差別の習慣――人種化された身体の現象学』(青土社)などがある。
★「親子をときほぐす」への感想・メッセージをお待ちしています!
https://tayori.com/feedback/89cc5e2f70a22ca1550010ab5624be623950436b/
★小手川正二郎さん×D4P『感情と対話の哲学』はこちら
https://youtube.com/playlist?list=PLMSNCUpS-DdsVo87qCAN_7lvCi4Ic5JcL&si=H8nRx8BHAZfo5FeL
出演:小手川正二郎(國學院大学文学部教授)
撮影・編集:佐々木想
企画・編集:Dialogue for People
___________________________________________
【世界の「無関心」を、「関心」に変える】本チャンネルは皆さまからのご支援によって支えられています。ご寄付を通して『伝える』活動に参加いただけますと幸いです。
▼認定NPO法人Dialogue for Peopleへのご寄付はこちら
▼https://d4p.world/donate/#donate(ご寄付は寄付金控除等の対象になります。)___________________________________________
Webサイト https://d4p.world/
YouTube https://www.youtube.com/c/DialogueforPeople
X(旧Twitter) https://twitter.com/dialogue4ppl
Instagram https://www.instagram.com/d4p.world/
Facebook https://www.facebook.com/Dialogue4People/