今週は、台湾のベテラン男性シンガー曹西平による曲、「愛の罠」を意味する「愛情陷阱」をご紹介します。

日本のアイドルが台湾を席巻した1980年代に、曹西平は当時、「台湾の近藤真彦、台湾のマッチ」としてデビュー。「愛情陷阱」は1985年にリリースされた作品です。原曲は日本のアニメ『メガゾーン23』の主題歌、1980年代後半に活躍した日本の元アイドル、宮里久美による「背中ごしにセンチメンタル」です。香港で、ほぼ同時にカバーされた広東語版の「愛情陷阱」は、スーパースター譚詠麟（アラン・タム）が歌い、中華圏で大ヒットでした。

今週は、1980年代から1990年代にかけて活躍していた、台湾の人気女性歌手、林慧萍（モニク・リン）の歌、「滿天小星星」をご紹介します。曲名「滿天小星星」は、「満天の星」という意味です。

1984年に発表されたこの曲の原曲は、日本の女性シンガーソングライター、松田聖子による「赤いスイートピー」です。恋愛の初期段階で女性のほうが積極性をもって恋愛を引っ張っていくかのような男女関係を描いている歌です。カバー曲の「滿天小星星」は、二人の恋ではなく、女性が片思いを星に託すことに、焦点を当てていることが最大の相違点です。

今週は、80年代の台湾で絶大な人気を誇った、日本のアイドルグループ、ジャニーズ事務所の「少年隊」をモデルにして、結成された台湾の人気ユニット「リトル・タイガーズ」が、「少年隊」の大ヒット曲、「お名前は？」を意味する、「What’s your name?」をカバーした歌「青蘋果樂園」をお送りいたします。

今週は、台湾の男性スリーピースバンド、コスモス・ピープルと男性3人組ヒップホップラッパーユニット「スマッシュラグズ」による、「自己來」をお送りいたします。

英語のタイトルは、「キープ・ダ・グルーヴ・アライブ」です。直訳しますと「楽しさを継続させる」という意味になりますが、「自分で寂しさに対する抗体を作ろ、自分で楽しみを作りだそう」というメッセージが込められた一曲です。