✨メニューが決まらない!ある家族のファミレス劇場
皆さん、こんばんは!『バードのウルフナイトラジオ』へようこそ。
土曜日の夜、今夜はどんなディナーを楽しまれましたか?
今夜お届けするのは、とあるファミリーレストランの1つのテーブルで巻き起こる、ちょっぴりおかしな「ある家族」の物語です。
「ハンバーグが食べたいお兄ちゃん」
「お子様ランチが良い妹」
「なかなか決められないお母さん」
「そして、威厳を保ちたいお父さん……」
ウェイターさんが何度注文を取りに来ても、一向にメニューが決まらない!
そんなドタバタなファミレスの光景を、なんとバードが【1人4役】で声色を使い分けて熱演(!?)いたします。クスッと笑いながら、我が家の食卓を思い浮かべてお楽しみください。
──しかし、この「メニューが決まらない不条理」の裏には、実は人間の歴史が証明してきた、ある重大な心理システムが隠されていました。
全員の意見を尊重しようとすると、なぜか物事が進まない(デモクラシーのコスト)。
だけど、誰か一人が「お前はこれ、お前はこれだ!」と強引に決めてしまえば、一瞬で効率よく物事は片付く(ファシズムの誘惑)。
「本当は、ハンバーグが食べたかったんだけどなぁ……」
お兄ちゃんが最後に残したその小さな本音は、実は現代を生きる僕たちの「自由の寂しさと不自由さ」を物語っているのかもしれません。
政治や歴史の教科書の中だけの話ではなく、実は僕たちの心の中、そして小さな家庭の食卓の中にこそ、デモクラシーもファシズムも確かに存在しているのです。
今夜は、身近なファミレスの注文から紐解く、極上の日常哲学をどうぞ。
⭐️おはなし
永田喜嗣:
作家、詩人、大学講師。博士(人間科学)
専門は歴史社会学、ドイツ文学、著書は映画研究『戦争映画を解読せよ!』や小説『幽霊と自転車』詩集『徒然幻灯記』などなど。自ら「キング・オブ・発達障害」とカミングアウトしている。周囲の人びとによると「いい加減だけど憎めない人」だとか。
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