『ブルデュー「ディスタンクシオン」 』(NHK100de名著)岸政彦を読んだ感想をツラツラと。
音楽、映画、本や短歌や絵画に触れて「あれ、この作品って自分のためにあるんじゃね?」って感じた経験ないでしょうか。俗に言う、「稲妻の一撃」というやつ。奇跡の出会いをしたときは興奮しますし、すぐに親しい人に教えたくなるのが世の常です。しかし、ブルデューは「そんな出会いはない」と否定してきます。しかもロジカルに。
そんなことを言われると反射的に「は?稲妻の出会いはあるだと!したことあるし!」とたてつきたくなりますが、ディスタンクシオンに触れれば触れるほど、その考えは揺らいでしまう面白さがこの本にはあります。
彼が稲妻の一撃はないという理由を軸に、自分たちが稲妻の出会いだと錯覚していたコトから、マイヘアとSuchmos、令和ロマン、”いい子育て”の話まで。残り僅かなGW中、お耳のお供にどうぞどうぞ。
『ディスタンクシオン 100分de名著』読んだよ/「イナズマが落ちたような出会い」なんてモノはない/令和ロマン、ディスタンクシオンの読者説/〇〇が好きが自分のバロメーターであり他者評価の指標/子どもにどれだけの体験をさせて上げたいか/いい子育てと、トレードオフになるモノ
▼話題にしてる本
ブルデュー『ディスタンクシオン』 2020年12月 (NHK100分de名著)
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