驚くべきシステムが誕生しました。「囲碁動画の自動作成システム」です。これは、ここ数年で一番感動したと言っても過言ではないほどの出来栄えです。
何が凄いかというと、AIに対して「6路盤での純碁(じゅんご)入門動画を作ってください」と一行指示を出しただけで、立派な動画が完成してしまったのです。台本の作成はもちろん、囲碁の盤面図の生成、さらには石を動かしてルールを説明するアニメーションまで、すべてが自動で行われました。
動画では、囲碁きっず - reborn - のAIキャラクターでお馴染みの「コウくん」と「あたりちゃん」が対話形式で解説してくれます。
例えば、以下のようなやり取りが自動で生成されます。
このように、石が消えるアニメーションと共にルールの説明が進みます。さらに、終局後に石を数えて勝敗を判定する場面まで、的確な図解と共に作成されました。私が指示したのは「入門動画を作って」という言葉だけです。シナリオから棋譜の作成まで、AIが自律的に完結させたのです。
このシステムを構築した経緯についてお話しします。ベースとなっているのはRemotionという、プログラムによって動画を制作するフレームワークです。
人間がイチからRemotionで動画を作るのは大変ですが、最近はAIがプログラムを書いてくれます。そこで、私が愛用しているAIツールClaude CodeとRemotionを組み合わせました。「人間が言葉で指示を出し、Claude CodeがRemotionを操って動画を作る」という仕組みを目指したのです。
まずはAIにテンプレートを作らせ、そこにセリフや演出を加えた「台本」を流し込むシステムを構築しました。昨日、過去のポッドキャストの内容(連碁やペア碁の話)をAIにまとめさせ、その記事を元に動画を作らせたところ、非常に質の高い動画が出来上がりました。
さらに「囲碁に特化させるなら、棋譜データ(SGFファイル)を読み込めるようにすべきだ」と考え、システムを改造しました。AIに「SGFファイルを読み込んでアニメーション化するモジュールを作って」と頼んだところ、わずか20分ほどで実装が完了しました。
7路盤で「シチョウ」を追いかける棋譜を与えれば、あたりちゃんがコウくんに解説する動画が即座に生成されました。そして極めつけは、先述の通り「指示一つで棋譜(SGF)そのものもAIが自作して動画にする」という段階にまで到達しました。
これからは、このポッドキャストの内容を使って囲碁きっず - reborn - の魅力を伝えるPR動画を、このシステムを使って量産していく予定です。
文字情報さえあれば、それをAIに投げるだけで、台本・図解・アニメーションが揃った動画が完成する。そんな驚くべき時代がやってきました。完成した動画は、X、Facebook、YouTube、Instagram、LINE VOOMなどの各種SNSで順次公開していきますので、ぜひその目で確かめてみてください。