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February 07, 2019文化の台湾(2019/02/08)百年崑曲の担い手:白先勇「中国のオペラ」に譬えられている、中国の伝統芸能「崑曲」。役者さんは、笛や太鼓などの楽器による伴奏につれて、歌いながら、優雅な踊りを披露します。文語文の脚本で、中国の文学の美しさが感じられ、文化の伝承に大きな役割を果たしています。清朝の時は全国中に大ブームとなり、皇室から庶民まで、広く愛されていて、「百戲之母」(演劇の始祖)と呼ばれています。 ところが、清朝の半ば以降、口語体で書かれた脚本を演じている演劇が主流になったのに連れて、崑曲は段々衰退しました。各地にいる崑曲の伝承者の多くも、その後の戦争や動乱によって亡くなり、伝承の危機を迎えています。2001年にはユネスコによって「無形文化遺産」に登録されました。近年、中華圏の著名な小説家・白先勇を始め、崑曲の復興が積極的に取り組まれています。… ...more10minPlay
January 31, 2019文化の台湾(2019/02/01)台北郵便局90周年と台湾の郵便今年の1月15日から、台北市の北門駅の近くにある、台北郵便局は、創設90周年、並びに台湾の郵政会社・中華郵政の創設123周年を祝い、一連の記念イベントを開催しています。イベント期間は一年。フォトコンテストや歴史切手展、台北郵便局の記念誌の編纂などを通して、台湾の郵便局の歴史を紹介しています。 台湾の郵便システムは、1888年、清朝の劉銘伝・巡撫によって創設されました。1896年に設置された中華郵政に続き、台北郵便局は1929年に、台北城の城門・北門の隣で、バロックとギリシャの建築様式を取り入れた建物を造りました。今から百数年前の中国の情報通信は、道を整備し、一定の距離に、ジャムチという宿、食料、換え馬を備えた宿駅を設置し、使者によって情報を伝達していました。清朝の1842年、アヘン戦争で敗戦した中国は、開国することになりました。中国にやってきた外国人が、母国との通信の手段がありませんので、各自の領地でそれぞれ郵便局を設置しました。 新たな郵政制度を目にした清朝政府は、当時の外交機関の請願により、郵政機関を設置することにしました。大きいと清朝の清と書く「大清郵政」が、今から123年前の1896年、皇帝に承認され、その翌年に発足しました。... ...more10minPlay
January 24, 2019文化の台湾(2019/01/25)台湾初の原住民実験校「原声国際学院」2018年8月に、台湾で初めての先住民の実験校「原声国際学院」が設立されました。この実験校は、新北市の淡水に位置しています。国語、英語、数学などの一般科目のほか、音楽は最も重要な科目です。第一期の募集試験に合格した学生は、僅か10人。ブヌン族9人、タイヤル族1人。9人女の子と1人の男の子です。実験校のキャンパスですら、台北キリスト学院の空き教室を借りたもの。100メートルも足らず廊下にある、二つの教室と二つの事務室だけです。 1月23日にはニュースで5分ほどご紹介いたしましたが、このコーナーでは10分バージョンをお送りいたします。 ...more10minPlay
January 17, 2019文化の台湾(2019/01/18)台日食文化の違いは?アフリカ豚コレラのウイルスを予防するため、最近衛生福利部は、食べられる分だけ注文するよう呼びかけています。そして「剩食打包」(食べ残しの持ち帰り)というスローガンを打ち出しました。食品ロスを減らすため、食べ残しを持ち帰ることを薦めています。それでも効果がなかった場合は、今までドイツの仕方のように、注文したものが残っている場合、強制的に持ち帰ることが求められます。それを断った場合、罰金が科されます。 ところで、実は台湾と日本の食文化には、大きな違いがあります。日本の料理は、「食材の味」を重視して、あっさりとしているものが多いイメージするのに対して、台湾の料理は、とにかく「だし」と「味付け」がポイントで、味が濃いものが多いです。また、実は台湾では「料理は温かくして食べる」習慣がありますので、台湾料理では日本の刺身やおにぎりのような冷たい料理はとても少ないです。そのほか、食事をするときの習慣もとても違いますよ。… ...more10minPlay
January 10, 2019文化の台湾(2019/01/11)LED衣装にサングラス?少年神「三太子」大きな頭に太い眉毛、大きな鼻、にっこり笑っている顔をしていて、カラフルな服の後ろに、五本の旗があります…この神様は、「三太子」と呼ばれています。元々は中国とインドの神話の登場人物であり、今は道教で尊敬されている少年神です。最も知られている名前は、「哪吒」(ナタ)でしょう。 道教の伝説によりますと、ナタは元々最高神・玉皇大帝に仕えている神様です。当時世界にありふれている魔王を討伐するために人間界に転生し、道教の托塔天王、いわゆるヒンドゥー教の毘沙門天の三男になりました。人間界の魔王を倒すために転生しましたが、ナタは水遊びをしているとき、海の神様・竜王の宮殿を踏んだことで竜王と喧嘩となり、竜王の息子を殺しました。さらに弓で石の精霊の息子を射殺しました。そのあまりにも非道な行いで怒ったナタの父親は、それ以上誰かの命が奪われないよう、ナタを殺そうとしましたが、父親の考えを知ったナタは、「肉を母親に、骨を父親に返す」と思い、いっそ自分で命を絶ちました。 ナタの魂はやがて師匠の手伝いによって、蓮の花を体に転生しました。師匠からもらった、乾坤圏(円環状の武器)、混天綾(魔力のある布)、火を放つ槍などの武器を手に、足には2個の車輪の形をしている、火と風が放つ乗り物・風火二輪を踏み、ナタは改心したように、世界中の魔王の討伐に励みました。数々の功績をあげたナタは、それから玉皇大帝によって天界の軍隊を統べる指揮官に任命されました。 台湾では「ナタ」と呼ぶより、「三太子」と呼ぶほうが遥かに多いです。「三太子」は、ナタが人間界に転生したときは托塔天王の三男であることに因んだ呼び方であり、「第三皇子」を意味しています。 ...more10minPlay
January 03, 2019文化の台湾(2019/01/04)元日一般開放:総統府、台北賓館今年の元日に、台湾の総統府は特別に一部を一般開放ました。総統府は元々「台湾総督府」と呼ばれ、日本統治時代の1919年(大正8年)に完成されました。1945年太平洋戦争の時、空襲で一部が壊されましたが、その後国民政府によって修復されました。総統府の一般開放に合わせて、総統府の向こうにある、「台北賓館」も元日に一般開放が行われました。元々は日本統治時代の「台湾総督官邸」と言い、1901年、明治36年に建設されました。貴賓の招待所でもありますので、帝国の繁栄を示すために華やかなバロック風で建てましたが、庭園は日本風です。今でも、台湾の政府が外賓をもてなす場所や、重大な式典の会場などに使われています。 ...more10minPlay
December 27, 2018文化の台湾(2018/12/28)ゲーム依存問題とeスポーツ今年の10月に、台湾のある文化団体は全国の41軒の中学校、高校、そして大学の青少年たちに向けて、学校生活に関するアンケート調査を行いました。有効回答数の3064件、回答率88%の調査結果のうち、72%の学生たちは、「ゲームにはまりすぎる」と答えました。つまり、およそ五人に三人がゲームにはまっています。また、42%がソーシャルメディアにはまっていることを認めました。同級生としゃべる時も、日常生活のほかに、オンラインゲームの話題が一番多いらしいです。さらに調査結果によりますと、71%の学生は、睡眠不足で学校に行きたくないと表明しました。特に高校生の場合は75%もあります。勉強や宿題以外、「ネットゲーム問題」が理由として挙げられています。ゲームにはまりすぎて、徹夜するまでゲームをした結果、寝不足になり、朝の授業に集中できないと見られています。 調査は中学生から大学生までの青少年を対象としていますが、「ゲーム問題」は、小学生にも及ぼしています。教育部が九月中旬に発表した、小中学生のネット習慣調査によると、台湾の男子小学生の5%が、ゲーム依存症に陥っています。その割合はあまり高くなさそうですが、世界他国の調査結果では、6%を超えたことはありません。つまり、台湾は今、「ゲーム依存」の問題がとても深刻です。今年の三月にも、スマホが母親に取り上げられたことだけで、一人の小学生が自殺したケースすらありました。 ところが、ゲームは世界中に旋風を巻き起こしています。市場調査会社Newzooが今年の4月に発表した、世界ゲーム市場レポートによりますと、今年のゲーム市場が合計15兆日本円も超えると推測されています。特にスマホゲーマーは、世界で23億人、およそ現在世界人口の三分の一近くもいて、その人数はこれから毎年増えていくと見られています。台湾は今年1450万人(約人口の6割)がゲーマーだと推測されています。市場規模が日本円1443億円もあり、世界では15位です。 ...more10minPlay
December 20, 2018文化の台湾(2018/12/21)台湾のマラソンブーム台湾は今、「休日になると必ずどこかで大会が行われる」と言えるほど、ロードランとマラソンのブームが起こっています。台湾で最も規模のある、ロードランとマラソンの情報サイト「ランナーズ・プラザ」の統計によりますと、2010年には、124大会が行われました。それから毎年大会数がどんどん増えていき、2014年には448大会、2016年に703大会、そして去年は999大会になりました。平均的に一日少なくとも2大会が行われますよ。今週はこんな台湾の「マラソンブーム」について少し話してみたいと思います。...more7minPlay
December 13, 2018文化の台湾 (2018/12/14)日本統治時代を垣間見る『台湾民報』最近、国立台湾歴史博物館は、日本統治時代の台湾の新聞紙、『台湾民報』の復刻版発刊を発表しました。一体この新聞紙にはどこが特別なのか、今週は少し紹介したいと思います。 台湾民報は、日本統治時代の台湾を反映している、最も代表的な民間の新聞です。日本統治時代で唯一台湾人の声を届ける『台湾民報』は、「台湾議会設置運動」をはじめとした、台湾の社会運動に大きな影響を与えました。台湾民報を通して、民族主義を台湾人に紹介していなかったら、社会運動は起きられなかったと言われています。 ...more10minPlay
December 06, 2018文化の台湾(2018∕12∕07)台湾の読書事情皆さんは本を読む習慣がありますか?電車に乗る時、学校の休憩時間やお昼休みの時間など、合間を見たらすぐ鞄から本を取り出して、熱心に本を読む姿は、台湾ではよく見かけていました。しかし、近年、スマートフォーンの普及につれて、本はスマホに取って代わられ、段々見かけなくなったように感じます。暇なときはとりあえず頭を下げてスマホをいじる、いわゆる「スマホ族」が増えています。 教育部は2009年から、公立図書館の建設、雰囲気の改善など、台湾で読書の習慣をより広めるよう努力しています。そして、計画を始めてからおよそ10年目となる今年に、教育部が先日、その成果を発表しました。調査によりますと、全国で2500万人の中の1369万人、およそ6割の国民が図書館を利用しています。十年前より46.4%も増え、一人当たりの貸し出し冊数が2.02冊から3.25冊になりました。読書イベントの参加者数が4.5倍に増え、図書館イベントの参加者数も20%増えましたよ。その顕著な成果を見て、教育部はこれからさらに読書の良さを広めようと、意気揚々としているそうです。 ...more10minPlay