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現存する最古の胴の三線を寄贈

2022年8月29日(月)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
県立博物館・美術館はこのほど、
棹と胴の両方が現存する最古の三線
「直富主の真壁型 附胴 胴銘
『道乙酉 渡慶次作』」がこのほど、
寄贈されたと発表しました。
三線は、胴内部に「道乙酉 渡慶次作」
と墨書されていることから、
道光5年、1825年の制作とみられ、
胴の銘書きでは最古ということです。
神奈川県在住の島岡稔さん(81)歳が、
沖縄の日本復帰50年の節目に合わせて
寄贈しました。
「直富主の真壁型」は、徳之島伊仙町阿権村の
有力者であった尚家当主の直富主が、
首里で籾30俵で求めたとされています。
1968年、6代目当主の木戸直富氏が、
親戚にあたる稔さんの父親に贈った際、
胴の皮が破れ、銘が見えていたため、
当時の琉球政府文化財保護委員会に
問い合わせ、制作された年が分かりました。
稔さんは
「両親は徳之島出身で、私は奄美大島出身。
沖縄が復帰する19年前、奄美が復帰するとき、
私は小学6年生だった。
おやじの後について復帰運動にも参加するなど、
復帰は印象深いできごとだった。
沖縄の復帰の節目に、
三線を沖縄に返すことができて良かった」
と目を細めました。
三線はあすから、常設展示室で展示されます。
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By ラジオ沖縄
現存する最古の胴の三線を寄贈

2022年8月29日(月)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
県立博物館・美術館はこのほど、
棹と胴の両方が現存する最古の三線
「直富主の真壁型 附胴 胴銘
『道乙酉 渡慶次作』」がこのほど、
寄贈されたと発表しました。
三線は、胴内部に「道乙酉 渡慶次作」
と墨書されていることから、
道光5年、1825年の制作とみられ、
胴の銘書きでは最古ということです。
神奈川県在住の島岡稔さん(81)歳が、
沖縄の日本復帰50年の節目に合わせて
寄贈しました。
「直富主の真壁型」は、徳之島伊仙町阿権村の
有力者であった尚家当主の直富主が、
首里で籾30俵で求めたとされています。
1968年、6代目当主の木戸直富氏が、
親戚にあたる稔さんの父親に贈った際、
胴の皮が破れ、銘が見えていたため、
当時の琉球政府文化財保護委員会に
問い合わせ、制作された年が分かりました。
稔さんは
「両親は徳之島出身で、私は奄美大島出身。
沖縄が復帰する19年前、奄美が復帰するとき、
私は小学6年生だった。
おやじの後について復帰運動にも参加するなど、
復帰は印象深いできごとだった。
沖縄の復帰の節目に、
三線を沖縄に返すことができて良かった」
と目を細めました。
三線はあすから、常設展示室で展示されます。
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