「小惑星ディンキネシュの衛星は接触二重小惑星 NASA探査機ルーシーの観測で判明」 こちらはアメリカ航空宇宙局(NASA)の小惑星探査機「Lucy(ルーシー)」に搭載されている望遠カメラ「L’LORRI」で撮影された小惑星「Dinkinesh(ディンキネシュ)」とその衛星です。LucyによるDinkineshのフライバイ探査が行われた日本時間2023年11月2日の2時頃、小惑星から約1630km離れた位置で撮影されたもので、NASAが2023年11月7日付で公開しました。【▲ 小惑星Dinkinesh(ディンキネシュ)とその衛星。アメリカ航空宇宙局(NASA)の小惑星探査機Lucy(ルーシー)の望遠カメラ「L’LORRI」で2023年11月2日2時頃に撮影されたもの(Credit: NASA/Goddard/SwRI/Johns Hopkins APL)】画像の左側にはDinkineshが、右側にはLucyのフライバイ探査で存在が判明したDinkineshの衛星が写っているのですが、衛星は2つの物体が接触したような形をしていることがわかります。NASAによると、この画像はDinkineshの衛星それ自身が接触二重小惑星(Contact binary)、つまりお互いに接触した2つの小惑星で構成されていることを示しています。