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真実の世界は単純な世界でした。難しい言葉を連ねて分かる世界ではありませんでした。母の温もりの中で安らいでいたあの感覚を思い起こせばいいんです。ただ、肉で生きている間は、それが本当の喜びの道だなんて到底分かりません。そこをないがしろにしているから、うまくいっているかのように見えても、それは一時のことで、必ず躓きがあります。その躓きの修復は、形の世界から何とかできるものではないけれども、何とかできると思ってしまいます。そこが大きな落とし穴でした。このことに気づくのに、私達は長い時間を要しました。今世、学びに出会ってようやく、そうだったんだと繰り返し伝えていただきました。
形ある世界は、不公平、不平等、持つ者、持たざる者、出来る人、出来ない人、千差万別です。常に頂点を目指し競争して勝者が笑う、この図式は時代が移り変わろうとも同じです。肉を持つものすべてが間違ってきたのに、私は正しい、間違っていないと互いに主張するから、そこにはいつも闘いのエネルギーがまん延していきます。完膚なきまでに叩きのめすことを繰り返しやってきたのです。
闘いを好んで常に覇者でなければならない、そうして自分を落とし込めてきたことにもなかなか気付けなかったというのが現実のところだったのではないでしょうか。