「中国民間企業の「吉利星座02組」衛星11機打ち上げ成功 衛星コンステレーションで車の自動運転をサポート予定」 中国航天科技集団有限公司(CASC)は日本時間2024年2月3日、「長征2C」ロケットの打ち上げに成功しました。このロケットには中国民間自動車企業の浙江吉利控股集団有限公司(Geely)の一部である浙江時宙道宇科技有限公司(Geespace)によって開発された衛星「吉利星座02組(Geely-02)」11機が搭載されました。11機の衛星を搭載した長征2Cは日本時間2024年2月3日8時37分(現地時間同日7時37分)、西昌衛星発射センターから打ち上げられました。CASCによると、衛星は所定の軌道に投入されたということです。Geespaceは通信・測位・リモートセンシングを1つのネットワークで運用する衛星コンステレーション「Geely Future Mobility Constellation」の構築を進めています。同社によると衛星コンステレーションの構築は2段階に分かれており、第1段階では合計72機の衛星を利用したデータ通信サービスの確立を目指し、第2段階では衛星の機数を168機に拡張してセンチメートル単位の高精度な測位サービスを提供するということです。日本時間2022年6月2日には第1段階の1回目となる「吉利星座01組」衛星9機の打ち上げが行われました。