「中国、有人月面探査用の宇宙服に「望宇」有人探査車に「探索」と命名」 中国載人航天工程弁公室(CMSA、中国有人宇宙プロジェクト弁公室)は2025年2月12日付で、中国の有人月面探査ミッションで使用される宇宙服と有人月面探査車の名称が決定したと発表しました。CMSAによると、2024年9月~10月に名称を公募したところ9000件を超える応募があり、専門家による選考の結果、月面探査用宇宙服は「望宇」、有人月面探査車は「探索」と命名されました。宇宙服と探査車は試作開発段階に入っており、すべての作業が順調に進んでいると述べられています。中国は5年後の2030年までに有人月面着陸を目指しているとされており、1年前の2024年2月には有人月面探査ミッションでも使用される次世代有人宇宙船の名称が「夢舟」、月着陸船の名称が「攬月」に決まったことが発表されています。また、2024年5月~6月に実施された無人探査機「嫦娥6号」のミッションでは、世界初となる月の裏側からのサンプルリターンに成功しています。