寄せては返す波を思い浮かべて制作しました。

雄山「この田中を作ったのは誰だ！！」田中「はい？　田中ですけど？」雄山「この田中を作ったのは誰だ！！」田中「は？　えーと、おとうさんとおかあさん？」雄山「お前はクビだ！　出て行け！」田中「クビですかー・・・　私浪人生なんですけど・・・」山岡「この田中は出来そこないだ　食べられないよ」田中「は？　だれですか？」山岡「この田中は出来そこないだ　食べられないよ」田中「いや、食べないでください　というか、あんまり出来はいいほうじゃないけど、出来損ないとまで言われたのは初めてだなぁ・・・」山岡「明日またこの場所に来てください　本物の田中をお見せしますよ」田中「私にせもの？」栗田「まぁ！　これが本当の田中なのね！！」田中「あ、はい　田中ですけど」栗田「へぇ〜、あんたも田中って言うんだ」田中「あれ、あなたも田中さん？」栗田「ううん、栗田」田中「はぁ？？？　まぁ、そうですか」

「猪口才な！」って言葉を一度は言ってみたいんですよね。この「一度は言ってみたいシリーズ」って使える場面がないというか限られているというか。何の前触れもなく急に「猪口才な！」って言っちゃうと、周りに白い目で見られることなるなので、可能な限り適切な状況下で使いたいわけです。道端で通りすがりの人に「君の味噌汁が飲みたい」なんて口走ってしまった日には、足早に立ち去られて通報されてしまうのが容易に想像できますよね？そういった意味で「味噌汁が飲みたい」って言いたい人には、「味噌汁が飲みたい」って言われたい人のお膳立てが必要なわけですよ。だからと言って周りが気を利かせて「猪口才な！」って言わせたい空気を作っちゃうと、それはそれでゲンナリというか、「忘れた頃に一度は言ってみたいシリーズ」になっちゃうわけですね。タイミングも大事、場の空気も大事（適切な状況下でも使えないことはままあります）。この無駄なハードルの高さや、ほのかに漂ってくる下らなさが、興味を惹きつけてやまない理由なのかもしれません。

キザでロマンティストな三枚目巷で話題の喜劇役者が送る最新作！大人気チャーリーシリーズ第5弾はドタバタ強盗大作戦！はじまり、はじまり

小さい頃テレビで、外国人の方が使う変な日本語が異常に面白くて笑い転げていたのを良く憶えています。なんであんなに面白かったのか。それは忘れてしまいましたが、名前も知らないそのコメディアンにその時の僕は夢中でした。テレビの無かった時代のコメディアンにとっては舞台が主な活躍の場だったそうで、それこそ街から街へ移動しては人々を楽しませていたそうです。ワッと楽しませて陽気にサッと去る。時代も媒体も違いますが小さい頃見たあのコメディアンにも、なにか同じ様なものを感じてしまいます。そんなことをあれこれ考えながら作りました。陽気に去って行く背中には、どこか哀愁が漂っている様な気がして。

ゆるくてどたばたな感じ。喜劇的なイメージです

喜劇の題材から楽しく明るい雰囲気の曲にしようという意図で製作しました。その中にguitarのバッキングで勢いをつけてビート感のあるポップロックに仕上げました。

いやー、しかし　ほんと笑って生きていたいもんです。

単純なフレーズを繰り返しながら様々な音色が重なっていきます。コメディのテーマに相応しく、明るく、少しとぼけたイメージを意識して制作しました。是非、お聴きください。

ほのぼのとゆるい雰囲気の曲です。「楽しい」というより「楽」という感じです。オルガン、ギター、ウッドベース、パーカッションでオールドジャズ風に仕上げました。