最近の前衛といえば、自分にはついていけないという感じでしたので、今回は一昔前の前衛的な作品にしようとしたのですが、あまりそれっぽくはないかも知れません。でも昔は動物の鳴き声を曲に入れるのは、当時の感覚では前衛だったかも知れませんね。そういう意味で、この曲をお送りさせていただきます。わんにゃん♪

踊る死体と走馬燈

撃沈覚悟の正面突破をイメージしました。

前衛音楽っていうと厭世的なイメージが強くてこれは道を突き詰めるがあまりそうなっている感があるのですが現代において前衛的とカテゴライズされてしまったものはどこか時計の針を止めてしまったようなそう過去の流行を振り返ってその奇抜さに面映ゆい思いをするようなそういう側面が強くなってしまったのかなと感じる一方で音楽の量子化やそこから派生するパラダイムシフトによりその本質的な意義を喪失せざるを得なかったあるいはそうすることでコアなマーケットを形成するに至ったというのが一般的な見解なのだと思います。結論を言ってしまえば個人として伝えることも特に無く是非を問うわけでも無く何となくそれっぽい感じでまとめてみました的な雰囲気を出してみたかった的な？

「前衛」というテーマで浮かんだのが、サンプリングという手法でした。そこで、部屋でいつも鳴っている時計の音を使おうと決めて、そこから自然に「運命」という言葉が浮かび、一気に作り上げました。「運命」はいつもどこか重苦しく、いつの間にか迫ってくるようだと感じています。

前衛音楽ってなんだ・・・と考えて、考えてもわからなかったので、あんまり合わないだろうなぁという音を組み合わせてみました。もう少し音のうねりとかを入れてみてもよかったかなぁと思います。

寒さでキーンと張り詰めている様子を表現してみました。オルガンとピアノとフルートの曲です。

昼間から酒を飲み、フィドルをかき鳴らし、にぎやかなひと時を楽しむ人たちの情景を浮かべていただければと思います。酒場のイメージは以前旅した北東イングランドから来ておりそれなら音楽はケルティックかアイリッシュだろうと思い作った曲です。

題名のlazos de la amistad（ラソス・デ・ラ・アミスタッド）はスペイン語で「友情の絆」です。酒場に集う人々の輪が繋がって、絆になっていくような情景を音楽で描きながら、この曲を聴いて下さった方々とも音楽で繋がれたら嬉しいなという想いを込めながら紡ぎました。 ーーーSTORYーーー俺達は海賊。仕事を終えた後は、この憩いの場「酒場」に皆集う。今日の出来事を話したり、今後の夢を語らいながら、呑めや歌えや踊れやで、英気を養い、お互いを労い、そして奮起する。愛する家族の為、仲間の為、明日も俺達は大海原へと旅立つ。曲中、楽器を重ねていくことで、海賊たちや街の人々が酒場に次々に集う様子を表現しました。また、ループ仕様にしてありますので、リピートで再生すると曲が繋がります。飽きない様に主題を2つにしましたので、そこも楽しんで頂けたら幸いです。ゲーム音楽作品の「酒場」等で、使って頂けたら嬉しいです。

会社やサークルの飲み会が終わった後、いつも行っているひっそりした小さなバーでカクテルを注文する…果たして今夜のお相手は？ちょっと落ち着いてお酒を飲みたいな、というタイミングで聞かせるイメージです。中間でほんのちょっと盛り上げて眠たくならないようにしました。