「Gabh gu tuath」はスコットランド・ゲール語で「北へ進め！」の意味合いを持ちます。アーサー王物語を想起するサウンドを心掛けました。楽曲の中間からメロディを担当しているのはDuduk（ドゥドゥク）というアルメニア共和国の伝統楽器です。諸説ありますが2000年を超える歴史を持つと言われる管楽器です。1人1人の兵士の背中、足跡、矢を引き絞る指先にそれぞれの思いが重なり合います。

中世のお城や、礼拝堂などのシーンで鳴っていそうなイメージを表現しました。

天にそびえる中世の巨大な牙城をイメージして楽曲制作してみました。

いわゆる中世では今よりも生活における食の比重が大きかったのではないかと思います。その分実りの秋を楽しみにしていたのではないでしょうか。

音楽の歴史にはあまり詳しくないのですが、中世の音楽ってきっとしみじみとしたシンプルな感じだと、勝手に想像して作りました。日々に生活の中で音楽が生まれていったのだと思います。沢山の楽器と音の種類がある今と違って、使う楽器も限られてくるだろうし。その中で音を作って奏でる。それって結構難しいかもしれないと思いました。

中世時代の街並みをイメージしました。

「中世」という時代に想いを巡らせながら創ったこの曲。今回は先に題名（テーマ）を考えてから、その世界観に合うように曲を付けてみました。クラリネットやオーボエなど、楽器達の掛け合いや美しいハーモニーを大切にしながら紡ぎました。曲名にある「牧歌的」とは、牧歌（田園生活を扱った文学・詩・美術・音楽）のように素朴で叙情的な様子、環境や状況・風景などに対して、穏やかでのんびりとした情景をイメージさせる際の表現とのことです。中世における「叙情詩」とは、宮廷詩人と宮廷恋愛の先駆者達によって広く作られた詩とのことです。この曲を聴いて、どんな情景が浮かぶでしょうか・・・。ゲーム音楽や物語のある作品等に使って頂けたら嬉しいです。

なかなか難しいテーマでした。中世が舞台の戦闘シーンをイメージしました。

深く歴史が刻まれたその時代の息吹をイメージしました。

中世音楽と聞いてイメージしたのはグレゴリオ聖歌などの荘厳なクラシックでした。上記の教会で演奏されるような曲を明るくご機嫌なゴスペル風の局長にしてみました。