坂本憲彦のラジオ経営塾

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By 立志財団 坂本憲彦Business
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坂本憲彦のラジオ経営塾 episodes

  • 第6回 ビジネスを失敗させない「価値提供」の考え方

    いつか起業を考えているけど、何から始めていいか分からない・・・

    そう悩んでいる方へ。

    起業家教育の専門家である坂本憲彦が、はじめての起業で成功するポイントを解説します。

    今回は、「ビジネスを失敗させない「価値提供」の考え方」について、お届けしていきます。

    参考図書:6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する

    https://www.amazon.co.jp/dp/4788914565

    「第6回 ビジネスを失敗させない「価値提供」の考え方」
    Podcastの音声はこちらよりご視聴ください

    PodcastをiPhoneやアンドロイドから視聴する方法は、

    こちらをご覧ください。


    https://risshi.or.jp/mission/wp-content/uploads/2018/12/005katiteikyouOPED.mp3

    森川:今回も坂本先生の著書の内容から聞かせていただきます。

    今回は、コアコンセプトの2つ目の構成要素「何を」について伺います。これは一体どういうものでしょうか。

    何を売るのかということは、どんな変化を提供するのかということ

    坂本:「何を」というのは、まず「何を売るのか」です。誰に対してどんな価値提供をしていくのかということですね。

    商品、サービス、コンテンツなどいろいろなものがありますが、一番大事なのは、どんな変化を提供するのかというところです。
    その商品をお客様が手に入れることで、どんな状態からどんなふうに変化するのか、ということですね。
    なぜ物を買うかというと、シンプルに言うと変化が欲しいわけです。例えばお腹が空いたという現状に対して、それを満たすためにお金を払うんですね。
    どんな価値を提供するのか、これが「何を」です。

    森川:価値は人によって違うので、万人受けするものはなかなかないと思いますが、「誰に」に対してぴったり合うものを「何を」に設定するということでしょうか。

    ターゲットが何に困っているか、何に悩んでいるかを考える

    坂本:そうですね、ターゲットになる人が何に困ってるのかです。

    ビジネスには「悩みごとを解決する」と「あったらいいなっていうものを提供する」の2つがありますが、要求として強いのは「今困っていることを解決する」ですので、こちらの方が最初はビジネスになりやすいですね。
    ターゲットとなる人が「何に困ってるのか」「何に苦しんでるのか」「何に悩んでるのか」を、どういう形で価値提供をして、どういう変化をもたらし、
    どんな手段で提供し、どの価格で提供し、それは払いきりなのか継続課金なのか、というふうに、いろいろな提供の仕方があります。

    森川:起業される方が「何を」を考えるときのポイントは何でしょうか。

    自分の得意なサービスで感動価値を提供する

    坂本:自分が得意なパターンで提供できるものを提供する、自分の強みを生かすといいと思います。

    他人をそっくり真似するという方法もありますが、はやり自分なりにどういう風に価値提供をしていくのかを考えてやっていくといいですね。
    また、実質価値ではなく、感動価値を提供することを考えます。
    実質価値というのは、ただ物を提供しただけの価値です。感動価値とは、それを買うことでお客様が非常に喜ぶ、感動レベルでお客様が喜ぶというものです。
    感動価値を提供できるものは何かを、ここで追求していくと非常にいいでしょう。

    森川:うまくいってる人とそうではない人で、考え方の違いはありますか。

    どんな変化を得られるかをシンプルに伝える

    坂本:やはり「何を」があいまいな人は、どんな変化を提供するかをシンプルに伝えきれませんね。

    森川:シンプルに伝えきれない?

    坂本:コアコンセプトを突き詰めていくと、すごくシンプルになっていきます。

    例えば、私の受講生に結婚指輪を売っている人がいます。その結婚指輪は、金属アレルギーの対策の指輪なんです。
    実は、以前はレアメタルで作る指輪として売っていましたが、あまり売れませんでした。そこで、「何を」を金属アレルギーの指輪にしたところ、売上が10倍になったという実績があります。
    何をどういう価値を提供するのかというのは非常に大事で、このように見せ方を変えるだけでも全然変わります。

    森川:その商品やサービスでどんな変化を得られるのかがシンプルでわかりやすいかどうかで、非常に大きな違いが出るんですね。

    坂本:そうですね、やはりどんな変化を与えられるを伝えられるかどうかが、非常に大事です。

    自分が生涯をかけてやりたいと思える仕事ならうまくいく

    森川:「何を」に悩む起業家が多いと思いますが、どのように考えると答えが見つかりやすいでしょうか。

    坂本:自分軸から考える、つまり、自分の生涯の仕事になるものかどうかを考えることは、すごく大事だと思います。

    自分がその商品を一生かけて売ってもいいと思えるかどうかです。一度その視点で考えてみるといいと思います。
    起業をすると自由になります。あまり興味がないものをやるのも自由だし、めちゃくちゃ興味あるものをやるのも自由です。
    どっちがうまく行ってるかどうかというと、やはりその商品にめちゃくちゃ興味ある人っていうのはうまくいっていますね。

    儲かるビジネスでも興味がないと続かない

    坂本:転売のビジネスやってる方の話です。その方に転売ビジネスを教えてくれた先生は、秋葉原で売っているようなフィギュアを専門にしていました。それを見て、フィギュアの転売が儲かりそうだと思ってビジネスを始めたのです。

    最初はそこそこ儲かっていましたが、自分はそんなにフィギュアが好きじゃないと、ある時気づいたんです。
    その先生は、すごいディープな世界でフィギュアがめちゃくちゃ好きなんです。だからその価格にも詳しいし、こういうものはいい値段が付くとか、これはもうちょっと安くなるとか、もう感覚でわかっちゃうんです。
    単に儲かるからだけではなかなか続きませんね。本当に心底好きで、ずっとやっていても全然飽きないというものをビジネスにするのが大事だと思います。

    森川:そうですね。きっかけでビジネスをされてる方と、本気で打ち込んでてなおかつそれが苦じゃないっていう方と、同じ商品を扱っていても雲泥の差を感じますね。突き詰めると儲かりそうという市場軸だけではなく、自分軸も大事で、その2つがないと本当にいいものを提供できないですね。

    坂本:その両輪がとても大事ですね。市場軸と自分軸がちゃんとマッチするところが、一番良い「何を売るのか」という部分になります。

    森川:今回もありがとうございました。

    坂本:はい、ありがとうございました。

    14 min
  • 第6回 ビジネスを失敗させない「価値提供」の考え方
    いつか起業を考えているけど、何から始めていいか分からない・・・
    そう悩んでいる方へ。

    起業家教育の専門家である坂本憲彦が、はじめての起業で成功するポイントを解説します。

    今回は、「ビジネスを失敗させない「価値提供」の考え方」について、お届けしていきます。

    参考図書:6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する
    https://www.amazon.co.jp/dp/4788914565
    「第6回 ビジネスを失敗させない「価値提供」の考え方」
    Podcastの音声はこちらよりご視聴ください
    PodcastをiPhoneやアンドロイドから視聴する方法は、
    こちらをご覧ください。


    https://risshi.or.jp/mission/wp-content/uploads/2018/12/005katiteikyouOPED.mp3

    森川:今回も坂本先生の著書の内容から聞かせていただきます。
    今回は、コアコンセプトの2つ目の構成要素「何を」について伺います。これは一体どういうものでしょうか。

    何を売るのかということは、どんな変化を提供するのかということ
    坂本:「何を」というのは、まず「何を売るのか」です。誰に対してどんな価値提供をしていくのかということですね。
    商品、サービス、コンテンツなどいろいろなものがありますが、一番大事なのは、どんな変化を提供するのかというところです。
    その商品をお客様が手に入れることで、どんな状態からどんなふうに変化するのか、ということですね。
    なぜ物を買うかというと、シンプルに言うと変化が欲しいわけです。例えばお腹が空いたという現状に対して、それを満たすためにお金を払うんですね。
    どんな価値を提供するのか、これが「何を」です。

    森川:価値は人によって違うので、万人受けするものはなかなかないと思いますが、「誰に」に対してぴったり合うものを「何を」に設定するということでしょうか。

    ターゲットが何に困っているか、何に悩んでいるかを考える
    坂本:そうですね、ターゲットになる人が何に困ってるのかです。
    ビジネスには「悩みごとを解決する」と「あったらいいなっていうものを提供する」の2つがありますが、要求として強いのは「今困っていることを解決する」ですので、こちらの方が最初はビジネスになりやすいですね。
    ターゲットとなる人が「何に困ってるのか」「何に苦しんでるのか」「何に悩んでるのか」を、どういう形で価値提供をして、どういう変化をもたらし、
    どんな手段で提供し、どの価格で提供し、それは払いきりなのか継続課金なのか、というふうに、いろいろな提供の仕方があります。

    森川:起業される方が「何を」を考えるときのポイントは何でしょうか。

    自分の得意なサービスで感動価値を提供する
    坂本:自分が得意なパターンで提供できるものを提供する、自分の強みを生かすといいと思います。
    他人をそっくり真似するという方法もありますが、はやり自分なりにどういう風に価値提供をしていくのかを考えてやっていくといいですね。
    また、実質価値ではなく、感動価値を提供することを考えます。
    実質価値というのは、ただ物を提供しただけの価値です。感動価値とは、それを買うことでお客様が非常に喜ぶ、感動レベルでお客様が喜ぶというものです。
    感動価値を提供できるものは何かを、ここで追求していくと非常にいいでしょう。

    森川:うまくいってる人とそうではない人で、考え方の違いはありますか。

    どんな変化を得られるかをシンプルに伝える
    坂本:やはり「何を」があいまいな人は、どんな変化を提供するかをシンプルに伝えきれませんね。

    森川:シンプルに伝えきれない?

    坂本:コアコンセプトを突き詰めていくと、すごくシンプルになっていきます。
    例えば、私の受講生に結婚指輪を売っている人がいます。その結婚指輪は、金属アレルギーの対策の指輪なんです。
    実は、以前はレアメタルで作る指輪として売っていましたが、あまり売れませんでした。そこで、「何を」を金属アレルギーの指輪にしたところ、売上が10倍になったという実績があります。
    何をどういう価値を提供するのかというのは非常に大事で、このように見せ方を変えるだけでも全然変わります。

    森川:その商品やサービスでどんな変化を得られるのかがシンプルでわかりやすいかどうかで、非常に大きな違いが出るんですね。

    坂本:そうですね、やはりどんな変化を与えられるを伝えられるかどうかが、非常に大事です。

    自分が生涯をかけてやりたいと思える仕事ならうまくいく
    森川:「何を」に悩む起業家が多いと思いますが、どのように考えると答えが見つかりやすいでしょうか。

    坂本:自分軸から考える、つまり、自分の生涯の仕事になるものかどうかを考えることは、すごく大事だと思います。
    自分がその商品を一生かけて売ってもいいと思えるかどうかです。一度その視点で考えてみるといいと思います。
    起業をすると自由になります。あまり興味がないものをやるのも自由だし、めちゃくちゃ興味あるものをやるのも自由です。
    どっちがうまく行ってるかどうかというと、やはりその商品にめちゃくちゃ興味ある人っていうのはうまくいっていますね。

    儲かるビジネスでも興味がないと続かない
    坂本:転売のビジネスやってる方の話です。その方に転売ビジネスを教えてくれた先生は、秋葉原で売っているようなフィギュアを専門にしていました。それを見て、フィギュアの転売が儲かりそうだと思ってビジネスを始めたのです。
    最初はそこそこ儲かっていましたが、自分はそんなにフィギュアが好きじゃないと、ある時気づいたんです。
    その先生は、すごいディープな世界でフィギュアがめちゃくちゃ好きなんです。だからその価格にも詳しいし、こういうものはいい値段が付くとか、これはもうちょっと安くなるとか、もう感覚でわかっちゃうんです。
    単に儲かるからだけではなかなか続きませんね。本当に心底好きで、ずっとやっていても全然飽きないというものをビジネスにするのが大事だと思います。

    森川:そうですね。きっかけでビジネスをされてる方と、本気で打ち込んでてなおかつそれが苦じゃないっていう方と、同じ商品を扱っていても雲泥の差を感じますね。突き詰めると儲かりそうという市場軸だけではなく、自分軸も大事で、その2つがないと本当にいいものを提供できないですね。

    坂本:その両輪がとても大事ですね。市場軸と自分軸がちゃんとマッチするところが、一番良い「何を売るのか」という部分になります。

    森川:今回もありがとうございました。

    坂本:はい、ありがとうございました。
    14 min
  • 第5回 ビジネスを失敗させない「お客様像」の考え方

    いつか起業を考えているけど、何から始めていいか分からない・・・

    そう悩んでいる方へ。

    起業家教育の専門家である坂本憲彦が、はじめての起業で成功するポイントを解説します。

    今回は、「ビジネスを失敗させない「お客様像」の考え方」について、お届けしていきます。

    参考図書:6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する

    https://www.amazon.co.jp/dp/4788914565

    「第5回 ビジネスを失敗させない「お客様像」の考え方」
    Podcastの音声はこちらよりご視聴ください

    PodcastをiPhoneやアンドロイドから視聴する方法は、

    こちらをご覧ください。

    https://risshi.or.jp/mission/wp-content/uploads/2018/12/004okyakusamazouOPED.mp3

    森川:本日は前回に引き続きまして、第2章のコアコンセプトの所についてまた詳しくお尋ねしたいと思います。

    前回はコアコンセプトの概論的なものをお話しいただきましたので、今回はそのコアコンセプトの中身について詳しく教えていただきたいと思います。
    コアコンセプトは、「誰に」と「何を」と「USP」の3つの要素で構成されているということですが、今回はその中の構成要素の一つ「誰に」ということについて教えてください。
     

    商品を売る上で、誰をターゲットにするのかは非常に大事

    森川:まず、コアコンセプトにおける「誰に」というのは一体どういうことなのか、ということについて教えていただけますか。

    坂本:「誰に」というのは「誰に売るのか」ということなので、ターゲットになります。ビジネス考える上で、誰向けに売っていくのかというのは、非常に大事なところなんですよね。ターゲットが変わると、同じ商品であっても売り行きが変わったり、反応が変わったりするので、この「誰に」をちゃんと定めるというのは、ビジネスを作っていく上では、本当に非常に大事な要素になります。

    森川:そういう話をすると、「いや、そんなことわかってるよ」とか、「ちゃんと自分の中でもターゲットを見定めていて、こういう市場に売りたいっていうのはわかってるんだよ」みたいな感じのことを思う人が多そうなイメージがありますが、実際いかがでしょうか。

    坂本:営業やマーケティングなどをやられている方は、そこが非常に見えているかなと思いますが、これから起業したいという方は、特に営業経験などがないと、誰に売りたいというと、究極言ってしまうと「みんなに売りたい」のようになってしまい、全然定まりません。それから「ターゲット定めてます」と言っても、なんとなくこの商品を欲しい人とか、なんとなく60代高齢者とかという形で、具体的にどういう人なのかがイメージできていないという場合がすごく多いんですね。

     

    具体的にイメージできるターゲットを設定する

    坂本:マーケティングでは、よくペルソナとか言ったりします。

    本当に理想のお客さんを一人ターゲットを定めて、それは自分の知ってる人でもいいし、知ってるお客さんの融合みたいなものでもいいです 自分にとって一番理想的なお客様がどういう人なのか、どういう趣味嗜好を持っているのか、家族構成、性別、職業、年収、それに対してどう悩んでるのか、を具体的に設定して、その人向けに販売する戦略を考えていくということが非常に大事です。

    森川:お客様をまんべんなく集めるのではなくて、「誰か」と絞るのは非常に大事だということはわかりましたが、その絞り方のコツとか絞る時に大切な気を付けるポイントなどはありますか。

    坂本:一般的には、市場軸から考えたらどこが一番売上を取れるか、というところから考えるのもひとつです。

    しかし、起業したい方の話をいろいろ聞いていると、そうやって市場軸だけで考えてると絞り切れない人も多いな、というのが実状ですね。。
     

    理想のお客様像① 過去の自分

    坂本:僕はよく、この「誰に」を絞っていく上で、理想のお客さんが2ついるなと思うんですけれど、1人はやっぱり過去の自分ですね。

    自分がそのビジネスをやってるということは、過去の自分がそこで悩んだり困ったり苦しんだりしたので、それを解消したいからその商品を選択しているということがすごく多いんです。
    私の場合だと起業塾をやっていますけれども、私自身がずっと起業のやり方がわからなかった、起業したいなと思ってもどこに行って勉強したらいいかもわからないし、誰が教えてくれるかもわからない、という経験があったので、そういう人が自分のやりたいことを見つけて、やっていける起業塾を作りたいと思って始めました。
    ですから、やっぱり過去の自分が大きなテーマになるかなと思います。
     

    理想のお客様像② 両親

    坂本:さらに過去の自分を掘り下げていくと、理想の「誰に」が自分の両親に行きつくというパターンもけっこうあります。

    森川:両親ですか。

    坂本:はい。要するに誰を助けたいですかということです。助けるのが表面的な助けたいじゃなくて、ビジネスで本当に力が入るとやっぱり、魂レベルでこの人を助けたいなって思うかどうかがすごく大事なんですね。

    そうなったときに、過去の自分を助けたいというのももちろんありますし、それをより掘り下げていくと、自分の両親が出てくる場合もすごくあります。
    自分の親が昔苦しんでいたとか、困っていたからそれを助けてあげたいとか、そういった子供の頃の思いみたいなものもありますね。
    私の生徒さんで料理教室やってる方は、お母さんが病気をしていて、子供のころから体調が悪かったんです。お母さんがいつかいなくなっちゃうんじゃないか、という不安があって、お母さん助けたいという思いがずっとあったそうです。大人になって、お母さんがまた病気したときに、「ああ自分は料理という食でお母さんを助けたいという思いで料理教室やってる」気づく先生もいらっしゃいます。
    なので、過去の自分や自分の両親が、抽象度を上げて考えていくと自分の本当の魂の顧客というものになってくるのかなと思います。
     

    自分軸と市場軸とが交わるところがビジネスたるべき

    森川:先生の本の第1章で、起業家がこれから目指すべきビジネスは、自分軸と市場軸が交わるところがビジネスたるべきだ、というようなことが書かれていました。一般的にビジネスだからお金や利益が絶対大事で、それはなければいけないものですが、そこに使命感というか、あたかも弁護士先生やお医者様が熱い志を持って苦しくても戦うみたいな、そういうものがどのビジネスパーソンにも必要だと思います。今の料理教室の方も、それに近い使命感みたいなものでビジネスをされているのではないでしょうか。

    コアコンセプトの「誰に」一つとっても、自分軸と市場軸が交わってないと、利益と使命感が車の両輪のようにはなかなかならないのかなと思いました。

    坂本:はい、そうですね。やっぱりそこがかみ合ってるかどうかってすごく大事です。

    市場軸だけで進める方はそれでいいと思います。いかに儲かるかというところだけで動くとなると、特に起業して自分で動く場合はなかなかしんどかったりする場合もあるので、もしそこがしんどい場合は自分軸から考えるっていうのも非常に大事かなと思いますね。

    森川:両方がそろうと熱く幸せになれるビジネスができるのかな、と思いました。

    坂本:そうですね。

    森川:今回はコアコンセプトを構成する3つの要素の中の一つ「誰に」について詳しく教えていただきました。

    本日はありがとうございました。

    坂本:はい、ありがとうございました。

    11 min
  • 第5回 ビジネスを失敗させない「お客様像」の考え方
    いつか起業を考えているけど、何から始めていいか分からない・・・
    そう悩んでいる方へ。

    起業家教育の専門家である坂本憲彦が、はじめての起業で成功するポイントを解説します。

    今回は、「ビジネスを失敗させない「お客様像」の考え方」について、お届けしていきます。

    参考図書:6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する
    https://www.amazon.co.jp/dp/4788914565
    「第5回 ビジネスを失敗させない「お客様像」の考え方」
    Podcastの音声はこちらよりご視聴ください
    PodcastをiPhoneやアンドロイドから視聴する方法は、
    こちらをご覧ください。



    https://risshi.or.jp/mission/wp-content/uploads/2018/12/004okyakusamazouOPED.mp3

    森川:本日は前回に引き続きまして、第2章のコアコンセプトの所についてまた詳しくお尋ねしたいと思います。
    前回はコアコンセプトの概論的なものをお話しいただきましたので、今回はそのコアコンセプトの中身について詳しく教えていただきたいと思います。
    コアコンセプトは、「誰に」と「何を」と「USP」の3つの要素で構成されているということですが、今回はその中の構成要素の一つ「誰に」ということについて教えてください。
     
    商品を売る上で、誰をターゲットにするのかは非常に大事
    森川:まず、コアコンセプトにおける「誰に」というのは一体どういうことなのか、ということについて教えていただけますか。

    坂本:「誰に」というのは「誰に売るのか」ということなので、ターゲットになります。ビジネス考える上で、誰向けに売っていくのかというのは、非常に大事なところなんですよね。ターゲットが変わると、同じ商品であっても売り行きが変わったり、反応が変わったりするので、この「誰に」をちゃんと定めるというのは、ビジネスを作っていく上では、本当に非常に大事な要素になります。

    森川:そういう話をすると、「いや、そんなことわかってるよ」とか、「ちゃんと自分の中でもターゲットを見定めていて、こういう市場に売りたいっていうのはわかってるんだよ」みたいな感じのことを思う人が多そうなイメージがありますが、実際いかがでしょうか。

    坂本:営業やマーケティングなどをやられている方は、そこが非常に見えているかなと思いますが、これから起業したいという方は、特に営業経験などがないと、誰に売りたいというと、究極言ってしまうと「みんなに売りたい」のようになってしまい、全然定まりません。それから「ターゲット定めてます」と言っても、なんとなくこの商品を欲しい人とか、なんとなく60代高齢者とかという形で、具体的にどういう人なのかがイメージできていないという場合がすごく多いんですね。
     
    具体的にイメージできるターゲットを設定する
    坂本:マーケティングでは、よくペルソナとか言ったりします。
    本当に理想のお客さんを一人ターゲットを定めて、それは自分の知ってる人でもいいし、知ってるお客さんの融合みたいなものでもいいです 自分にとって一番理想的なお客様がどういう人なのか、どういう趣味嗜好を持っているのか、家族構成、性別、職業、年収、それに対してどう悩んでるのか、を具体的に設定して、その人向けに販売する戦略を考えていくということが非常に大事です。

    森川:お客様をまんべんなく集めるのではなくて、「誰か」と絞るのは非常に大事だということはわかりましたが、その絞り方のコツとか絞る時に大切な気を付けるポイントなどはありますか。

    坂本:一般的には、市場軸から考えたらどこが一番売上を取れるか、というところから考えるのもひとつです。
    しかし、起業したい方の話をいろいろ聞いていると、そうやって市場軸だけで考えてると絞り切れない人も多いな、というのが実状ですね。。
     
    理想のお客様像① 過去の自分
    坂本:僕はよく、この「誰に」を絞っていく上で、理想のお客さんが2ついるなと思うんですけれど、1人はやっぱり過去の自分ですね。
    自分がそのビジネスをやってるということは、過去の自分がそこで悩んだり困ったり苦しんだりしたので、それを解消したいからその商品を選択しているということがすごく多いんです。
    私の場合だと起業塾をやっていますけれども、私自身がずっと起業のやり方がわからなかった、起業したいなと思ってもどこに行って勉強したらいいかもわからないし、誰が教えてくれるかもわからない、という経験があったので、そういう人が自分のやりたいことを見つけて、やっていける起業塾を作りたいと思って始めました。
    ですから、やっぱり過去の自分が大きなテーマになるかなと思います。
     
    理想のお客様像② 両親
    坂本:さらに過去の自分を掘り下げていくと、理想の「誰に」が自分の両親に行きつくというパターンもけっこうあります。

    森川:両親ですか。

    坂本:はい。要するに誰を助けたいですかということです。助けるのが表面的な助けたいじゃなくて、ビジネスで本当に力が入るとやっぱり、魂レベルでこの人を助けたいなって思うかどうかがすごく大事なんですね。
    そうなったときに、過去の自分を助けたいというのももちろんありますし、それをより掘り下げていくと、自分の両親が出てくる場合もすごくあります。
    自分の親が昔苦しんでいたとか、困っていたからそれを助けてあげたいとか、そういった子供の頃の思いみたいなものもありますね。
    私の生徒さんで料理教室やってる方は、お母さんが病気をしていて、子供のころから体調が悪かったんです。お母さんがいつかいなくなっちゃうんじゃないか、という不安があって、お母さん助けたいという思いがずっとあったそうです。大人になって、お母さんがまた病気したときに、「ああ自分は料理という食でお母さんを助けたいという思いで料理教室やってる」気づく先生もいらっしゃいます。
    なので、過去の自分や自分の両親が、抽象度を上げて考えていくと自分の本当の魂の顧客というものになってくるのかなと思います。
     
    自分軸と市場軸とが交わるところがビジネスたるべき
    森川:先生の本の第1章で、起業家がこれから目指すべきビジネスは、自分軸と市場軸が交わるところがビジネスたるべきだ、というようなことが書かれていました。一般的にビジネスだからお金や利益が絶対大事で、それはなければいけないものですが、そこに使命感というか、あたかも弁護士先生やお医者様が熱い志を持って苦しくても戦うみたいな、そういうものがどのビジネスパーソンにも必要だと思います。今の料理教室の方も、それに近い使命感みたいなものでビジネスをされているのではないでしょうか。
    コアコンセプトの「誰に」一つとっても、自分軸と市場軸が交わってないと、利益と使命感が車の両輪のようにはなかなかならないのかなと思いました。

    坂本:はい、そうですね。やっぱりそこがかみ合ってるかどうかってすごく大事です。
    市場軸だけで進める方はそれでいいと思います。いかに儲かるかというところだけで動くとなると、特に起業して自分で動く場合はなかなかしんどかったりする場合もあるので、もしそこがしんどい場合は自分軸から考えるっていうのも非常に大事かなと思いますね。

    森川:両方がそろうと熱く幸せになれるビジネスができるのかな、と思いました。

    坂本:そうですね。

    森川:今回はコアコンセプトを構成する3つの要素の中の一つ「誰に」について詳しく教えていただきました。
    本日はありがとうございました。

    坂本:はい、ありがとうございました。
    11 min
  • 第4回 いい商品なのになぜか売れない

    いつか起業を考えているけど、何から始めていいか分からない・・・

    そう悩んでいる方へ。

    起業家教育の専門家である坂本憲彦が、はじめての起業で成功するポイントを解説します。

    今回は、「いい商品なのになぜか売れない」について、お届けしていきます。

    参考図書:6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する

    https://www.amazon.co.jp/dp/4788914565

    「第4回 いい商品なのになぜか売れない」
    Podcastの音声はこちらよりご視聴ください

    PodcastをiPhoneやアンドロイドから視聴する方法は、

    こちらをご覧ください。


    https://risshi.or.jp/mission/wp-content/uploads/2018/11/003iishohin_OPED.mp3

     

    森川:今回も前回同様に、坂本先生の著書「6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する」からテーマを絞ってお聞かせいただきます。

    坂本:はい、よろしくお願いします。

    第2章 コアコンセプト

    森川:今回は、第2章「コアコンセプト」ついて伺いたいと思います。

    コアコンセプトという言葉ですが、本の中では「非常に売れるために重要なファクターの一つ」と書かれています。
    世間一般的にはあまりなじみのない言葉だと思いますので、まずはコアコンセプトという言葉そのものについて、ご説明いただいてもよろしいでしょうか。

    売れる商品を決めるコアコンセプト 誰に、何を、USP

    坂本:そうですね、コアコンセプトは、売れるための一番大事な商品コンセプトのところになります。

    ビジネスをやる上で、やっぱり自分の商品やサービスが売れるものになっているかということが非常に大事ですよね。
    そもそも売れないものになっていると結構大変だと思います。その売れる商品を作る上で大事になってくるのが、そのコアコンセプトというものになります
    コアコンセプトとは何かというと、大きく分けて3つに分かれています。まず誰に売るのか、そして2つ目が何を売るのか。そして3つ目がUSP、この3つになります。
    「誰に何をUSP」って言ったりしますけれども、この3つが明確になっていれば、ビジネスとしては非常に成果が出やすいということですね。

    森川:「USP」というのは、独自性みたいなことですか?

    坂本:そうですね、ユニーク・セリング・プロポジションといいまして、その商品の独自性ですね。独自の事業価値といったところになりますね。

    森川:コアコンセプトは、「誰に何をUSP」の3つが整合性がとれていて明確になっているといいのだと思いますが、具体的に明確になっていないものがこういうもので、それを明確にするとこうです、というような事例を挙げていただけますか。

    ターゲットをどこに置くかで見せ方は全く変わる

    坂本:例えばバイクのツーリング会をやってる方がいるんですが、最初は若者向けにライディングテクニックの教材を販売していました。DVDの教材でそういうものを学べるものが他にあんまりないので、それを強みにしていました。その中で最初は若者向けにやっていたのですがなかなか反応が芳しくなかったので、50代60代の年配の方にターゲットを変えたところ、商品の販売が一気にバーッと伸びたという例があります。

    このように、同じ商品でもターゲットをどこに置くのかで全然伝えるメッセージも変わってきますし、それで売り上げも大きく変わったということですね。

    森川:「誰に」一つ変わるだけで、商品そのものは変わらないのに売上が大きく変わる、という事例ですね。

    坂本:そうですね。また商品は一緒でもターゲットが変わると、どこにメッセージを打つのかとか、広告の場合はどこにするのかという見せ方も変わります。

    若い人向けのTVCMだと若い俳優さんが使われてたりしますけど、年配向けの商品だと年配の女優さんとか俳優さんだったりします。もう見せ方が全く変わっちゃうっていうことですね。

    森川:同じ商品でも、コアコンセプトの構成要素が変わってくると、その後の見せ方やマーケーティングの仕方、売り方などが全く変わってくるということですね。

    商品は変えずにターゲットを変えることで広がった紙おむつ市場

    坂本:わかりやすい例ですと、例えば紙おむつありますよね。

    森川:紙おむつ。

    坂本:これは露骨にターゲットで変わる例かなと思います。紙おむつってたぶん子供向けじゃないですか。赤ちゃん向けじゃないですか、最初は。

    森川:そうですね。

    坂本:日本の人口統計的にもまだ子供が多い年代っていうのは、紙おむつというのはまずは赤ちゃんのおむつを布から紙に変えて、それで大きくヒットしたと思います。今は逆に子供の層が減って高齢者の数がどんどん増えてますから、すると紙おむつというのは生まれたときも必要ですけど、最後また亡くなる直前もトイレに行けなくなったりして必要になってきます。商品としては同じ紙おむつですが、赤ちゃん向け、子供向けなのか、大人向けなのかということです。

    大人向けなら商品も若干サイズ大きくしたりと変えることはありますが、基本的な紙おむつとしての機能は全く変わらないということですよね。
    ターゲットを変えただけで市場が広がったり、全く違うところにアプローチできたりということですね。

    森川:今の紙おむつの例ですと、高齢者向けに変えるということは、コアコンセプトでいうと、「何を」は紙おむつだけれども、「誰に」が変わったということですね。

    コアコンセプト一つ変えただけで、それまでなかった高齢者市場という新しい市場を一個作ったという事例ですね。

    坂本:そうですね。

    森川:では、同じ商品でもコアコンセプト次第で、売り上げが大きく伸びるし、どんなに頑張ってもなかなか売れない、という売上そのものを決める根本的なところというイメージでしょうか。

    コアコンセプトを改善していくことが成果につながる

    坂本:そうですね、特に新商品をリリースする時はそうですね。これから起業される方は、新しい独自の商品・サービス、独自じゃないにしても自分なりのものを提供すると思います。その時に意識しておくのはコアコンセプトですね。コアコンセプトをずっと改善していくということですね。

    森川:なるほどですね。

    坂本:売り方やアプローチの仕方を変えるのも必要ですが、大事なのはコアコンセプトです。どういうターゲットが自分が望んでるターゲットなのか、市場はどこのターゲットの層か、どんな価値か、ですね。それから、そのターゲットの人に対してどんな変化を提供できるのか、です。

    USPとは、「他と何が違うのか」ということです。ここが非常に大きな要素になってきます。

    森川:一番最初の例のバイク教材の方のお話ですと、最初若い方に向けていたのを、なかなか想像通りの成果が出なかったので、高齢者向けにしたところ売り上げが上がりました。つまり、コアコンセプトは1回決めて終わりではなく、やりながら改善を積み重ねていった結果、一番大きな成果に磨かれていくということでしょうか。

    坂本:そうですね。コアコンセプトを改善していくのは非常に大事で、ビジネスの改善にはいろんな要素の改善があるんですけど、一番コアになる改善はコアコンセプトかなと思います。

    自分の強みを活かせる部分にターゲットに絞る

    坂本:僕の例ですと、僕は今起業塾をさせていただいてますけれど、僕が改めて起業塾を作り直す時に、ターゲットをどこにするかすごい悩んだんですね。

    ターゲットには、これから起業する人、すでに起業してる人、経営者の人という3つの層があります。
    僕は3つの会社の経営を通じていろんな経験も積んだので、どこの層にも伝えたいものはあるのですが、やっぱり自分の強みですね。どこで強みを発揮できるかを考えながら絞っていったんですね。
    自分自身の強みからですと、僕は経営者向けにやるにはちょっと実績が足りないんですよ。僕は売り上げが一番いい時で5億ぐらいなので、いわゆる経営者の人に経営を教えるとなると、もっと実績ある先生がいっぱいいるわけです。もう何百億やりました、とか、何千億の会社をやってました、という方もいらっしゃるので、そういう方と比べると、経営者の実績としてはちょっと見劣りしちゃうんですね。
    そして、すでに起業してる人向けですと大きい悩みというとやっぱり集客ですよね。これも僕の強み考えると、僕は集客についてプロフェッショナルかっていうとそうではないんです。僕より集客がもっとすごい人はいっぱいいますし、僕は人を集めるというのが単純にすごい好きというわけじゃないので、そこは自分の強みではないなと。
    最後にこれから起業したい人向けですが、ここは自分の中ですごいピンと来たんですね。自分自身がずっとやってきた分野でもあるし、自分がどう起業したらいいのか最初は分からなかったというのもあるし、僕の実績も十分生かせるなと。
    そこで、ターゲットをこれから起業したい方に絞りました。

    ターゲットを絞った方が人が集まる

    坂本:この絞るというのが最初は怖いんですけど、逆に絞った方がそれ以外の人も来やすいです。

    森川:絞った方が、想定していなかった人も来るのでしょうか。

    坂本:ターゲットを絞らずにみんな来て欲しいみたいな感じにすると、一番最悪というか、ビジネス的にはかなり難しくなります。

    森川:一般的なイメージからすると、門戸を広げて「どなたでもいいですよ」というふうにした方がたくさんの人が来そうで、絞ってしまうと集まる数が必然的に減るのかなと思いますが、それが逆になっているのですね。

    坂本:たぶんビジネス経験がまだあまりない方は、やっぱり最初は不安だから、たくさんのターゲットを狙っておきたいって思うかもしれないですよね。

    だから「みんなにこれやりたい」となるんですけれど、「みんなって誰?」ってなっちゃうんですよね。みんなって言われちゃうと、聞いてる方は1人で常に聞いてますから、自分のことじゃないって思っちゃうんです。
    でも、ピンポイントの悩みに絞れるかというのがすごく大事です。ダイエットだったら、脚痩せに特化してるとか、顔に特化した方がいいです。例えば「小顔」で検索されてくるんです。

    ジャンルの中で1番になることが大事

    坂本:人に紹介する時も、口コミでも、「何でもやってる何でも屋さんです」と紹介されると、何をやってる人かわからないので頼みにくいんですよね。

    例えばダイエットの専門家でもいいですけど、小顔の矯正の専門家ですって言ったら、小顔に興味ある人がいたら、この場合アンテナ張らなくても「あ、なんか小顔の人がいたな」となったりするので。

    森川:なるほどですね。

    坂本:だから小さいジャンルでもいいので、そのジャンルで1番になるってすごく大事なんですよね。

    例えば地域で1番とかでもいいんですよ。沖縄で1番でも違ったら、那覇市で1番。那覇市で1番でもちょっとしんどかったら、○○駅で1番の美容室です、整体です、とかでも。
    人の頭に浮かぶのはだいたい1番かせいぜい2番までなので、小さくてもいいので何かで1番って謳えるっていうのはすごく大事です。

    森川:そうですね。

    坂本:なので、何かで1番にしないと結構厳しいですね。

    ターゲットを1人に絞ってコアコンセプトを改善していく

    森川:その絞るというのが、コアコンセプトの「誰に」であるお客様とかターゲットを明確に絞り込んでいくことで、コアコンセプトをより明確化していく効果があるということですね。

    坂本:ですから、最初は絞るのは怖いんですけれども、テストしながらどういうふうに絞ったら反応あるか、この絞り方だと間違ってたなとか、売上が反応良くないなと思えばコアコンセプトを変えていくことです。ターゲットをもっとずらしてみよう、などと改善して、1人にメッセージを投げていると、その周辺の人も自然に寄ってきます。それもせずに、「みんな」をターゲットにしていると、まず誰も来ないんですよ。

    森川:みんなに来て欲しいのに、「みんな」って言っていると、それが仇になってしまってる感じですね。

    坂本:そうです。1人に来て欲しいと思ってたら、1人のはずがその周辺の人も来て2人3人来るというふうになります。

    10人に来て欲しいと思ってると誰も来ないのです。

    森川:そういうパラドックスみたいなものがあるんですね。

    坂本:これは、最初はみんなが特に陥りやすいミスというか失敗です。

    森川:やりながら改善していくというのは、お客様を絞るっていうことでは、やりながら一番正しい絞り方を発見していく作業ということですね。

    坂本:そうです。そういう作業です。

    コアコンセプトを明確にする事がビジネスを成功させる秘訣

    森川:商品が割といいものなのになぜか売れないとか、こんなに一生懸命良い商品を作ってるのに誰にも理解されないというお話をよく聞きます。特に起業したての方はぶち当たるんじゃないかなと思いますが、その商品が悪いわけでもなく、その方の努力が足りてないわけでもなく、結局コアコンセプトが整ってないだけなのかな、という感じがします。

    坂本:本当にその通りだと思います。ターゲットはどの層なのか、その商品・サービスはどんな変化を与えてるのか、どこを強みとして打ち出すのか、他と比べて何がウチは強みとして違うのか、というところですね。ここをちゃんと明確にしていくことです。そこをちゃんと答えられないと、なかなか売れる商品を作るのは難しいですね。

    コアコンセプトの概念を知らなくても、売れてる人の話とか会社の話とかを聞くと、もう必然的にコアコンセプトが明確になってますね。
    ですから、コアコンセプトを明確にせずにビジネスをうまくやっていくというのは、できなくもないでしょうけど、だいぶ運まかせになってしまうので、ちょっとしんどいなという感じですね。

    森川:売れるべくして売れてるかっていうとそうでもない、という感じですよね。

    起業家がビジネスを作っていく時に、やりたいことや自分軸が大事だですが、コアコンセプトもそれと同じくらい大事だなって思いましたが、世の中的に全然知られてない内容ではないでしょうか。坂本先生の本以外に、コアコンセプトについて書かれてる本を私は知らなくて、こんな大事なことが何でこんな知られてないのかなと。

    坂本:マーケティングの本などには似たようなことが書いていたりするのですが、そこが本当に大事だというふうに書いていないと、けっこう皆さんスルーしますね。

    自分軸とコアコンセプトが一致していると楽しい

    坂本:やっぱり自分軸と合っているかどうかというのが、すごく大事になってくるところですね。

    自分軸とコアコンセプトが一致してると、自分もやっていて楽しいしお客さんも幸せになる、というビジネスの形になってきますね。

    森川:自分軸とコアコンセプトは、どのようにつなげていくと上手くいくとか、どういう関係にあるかについて、これから起業する方に対するアドバイスはありますか?

    人生をかけて助けたい人は誰か

    坂本:自分軸とコアコンセプトをつなげると、「誰に」というのは魂の顧客のことなんですね。

    森川:魂の顧客?

    坂本:要するに、魂レベルで誰を助けたいかという話になります。ビジネスに自分の貴重な時間を使っているわけで、時間を使うということは命を使うということなので、

    つまり自分が命を使ってまでその人を助けるに値するのかということです。究極に突き詰めるとそういうことです。
    「何を」というのは、自分の生涯の仕事ですね。人生を掛けてやりたいところでやってるか、勝ちたいとしているかというのはすごく大事です。

    天性の強みを活かせる仕事をする

    坂本:「USP」というのは、天性の強みですね。

    森川:天性の強み。

    坂本:その人が生まれもって持っている強みを活かせてるか。活かしてその問題を解決してるかということです。

    自分軸を極めると、という話になりますが、魂レベルで自分の生涯の仕事を通じて、なおかつそれが自分の強みに沿った形で、サービスや価値を提供できているというのが、コアコンセプトの究極形です。

    森川:これを真逆を考えてみると、本当はこの人と付き合いたくないけどお金のために仕方がないっていうお客さんに、本当は自分は他にやりたいことがあるけどお金のために我慢してこのビジネスをして、本当は自分は苦手で相当苦労して息絶え絶え無理やりやってるけど仕方がないからやってます、という経験は、誰しもあると思うんですね。

    仮にコアコンセプトの「誰に何をUSP」の整合性が取れていても、付き合いたくないとか、やりたくないとか、やっていてしんどいという要素があると、ビジネスとしては一時は成功するかもしれないですが、坂本先生がさっきお話しいただいた自分軸との究極形と比較して考えると、お金のためだけに無理やりやっていたら、そのうち息切れしちゃうんじゃないのかなって感じたんですね。そうすると、自分軸っていう面で言うと、言葉はよくないですけど落第してるような気がして、それがその人の人生に本当に良かったと思えるのことなのかどうかというと、そうは言えないなと思ったんです。
    そう考えると、逆に本当に自分がこの人のためになりたいと思ってる人に、自分が生涯かけてやりたいことで、自分の天性の強みを活かしてできるって、すごい幸せなことなんですね。

    自分が生涯かけてやりたい事でないと続かないし勝てない

    坂本:すごい幸せというか、それがビジネスの理想だと思います。

    その状態にしないと続かないと思うんですよ。

    森川:そうですね、本当にそうです。

    坂本:一瞬とかは続けられると思うんです。その人の人生の目的がお金だったら別にそれでいいんですよ。お金が儲かるには、市場の大きいほうだけをとにかく追及だけしていけばいい、とにかくお金が儲かる方を全部選択肢の最上位にしてやっていけばいいのです。

    ただそのためには自分のやりたいとかは関係ないって感じですよね。
    僕がここで思うのが、果たしてそれで本当にお金が儲かるのかなっていう話なんです。

    森川:それもさっきの集客のパラドックスみたいですね。

    坂本:だって自分がやりたくもないことをやって、得意でもないところで価値提供をして、それで果たしてそれでビジネスとして勝ち続けられるのかっていう話です。

    森川:そうですね、現実的にかなり難しいですよね。

    坂本:僕は、結果的にそれでは勝てないと思うんです。魂の顧客に対して生涯の仕事としてやっている人と勝負して、最後は勝てなくなる気がするんです。

    だから、自分軸を早く見つけた方が、結果的に収益も上がるのかなと僕は考えています。

    森川:そうですね。収益も上がるし、続くし、そもそも・・・

    坂本:楽しいし。

    森川:そうですね、やってる本人が幸せだし。

    坂本:そしてお客さんも、その人が本当に人生を掛けたいい仕事のサービスを受けられるので。

    森川:そうですよね。

    坂本:誰も損しないですよ。

    森川:みんな幸せになる形です

    坂本:そうそう、そうなんです。

    森川:なるほど。そう考えると、もちろんコアコンセプト単体でも本当に大切な教えだと思うのですが、それと自分軸があって、初めて幸せな起業家として一歩踏み出せるような感じですね。

    坂本:そうですね。

    森川:そう考えると1章と2章で教えられていることって、ものすごい大事なことですよね。

    坂本:そうですね。かなり大事なとこだと思います。

    ビジネスは自分軸・市場軸・コアコンセプトの3つが大事

    坂本:ビジネスをシンプルに考えたいなって思った時に、自分軸と市場軸、そしてコアコンセプトが、シンプルに考えるすごく大きな考え方であり、そこが大事だということに、10年やってきて気付いたので、僕なりにそこをお伝えしたかったのです。

    森川:この本の1章2章で、起業家として本当に大切な大きな学びを受けられるというのことに改めて気づきました。やはり自分軸と他人軸というところもぶらさずにしっかりやっていかないと

    起業の夢はなかなか叶えられないんだなと、改めて学ばせていただいた時間でした。今日もありがとうございました。

    坂本:ありがとうございました。

    32 min
  • 第4回 いい商品なのになぜか売れない
    いつか起業を考えているけど、何から始めていいか分からない・・・
    そう悩んでいる方へ。

    起業家教育の専門家である坂本憲彦が、はじめての起業で成功するポイントを解説します。

    今回は、「いい商品なのになぜか売れない」について、お届けしていきます。

    参考図書:6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する
    https://www.amazon.co.jp/dp/4788914565
    「第4回 いい商品なのになぜか売れない」
    Podcastの音声はこちらよりご視聴ください
    PodcastをiPhoneやアンドロイドから視聴する方法は、
    こちらをご覧ください。


    https://risshi.or.jp/mission/wp-content/uploads/2018/11/003iishohin_OPED.mp3

     
    森川:今回も前回同様に、坂本先生の著書「6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する」からテーマを絞ってお聞かせいただきます。

    坂本:はい、よろしくお願いします。

    第2章 コアコンセプト
    森川:今回は、第2章「コアコンセプト」ついて伺いたいと思います。
    コアコンセプトという言葉ですが、本の中では「非常に売れるために重要なファクターの一つ」と書かれています。
    世間一般的にはあまりなじみのない言葉だと思いますので、まずはコアコンセプトという言葉そのものについて、ご説明いただいてもよろしいでしょうか。

    売れる商品を決めるコアコンセプト 誰に、何を、USP
    坂本:そうですね、コアコンセプトは、売れるための一番大事な商品コンセプトのところになります。
    ビジネスをやる上で、やっぱり自分の商品やサービスが売れるものになっているかということが非常に大事ですよね。
    そもそも売れないものになっていると結構大変だと思います。その売れる商品を作る上で大事になってくるのが、そのコアコンセプトというものになります
    コアコンセプトとは何かというと、大きく分けて3つに分かれています。まず誰に売るのか、そして2つ目が何を売るのか。そして3つ目がUSP、この3つになります。
    「誰に何をUSP」って言ったりしますけれども、この3つが明確になっていれば、ビジネスとしては非常に成果が出やすいということですね。

    森川:「USP」というのは、独自性みたいなことですか?

    坂本:そうですね、ユニーク・セリング・プロポジションといいまして、その商品の独自性ですね。独自の事業価値といったところになりますね。

    森川:コアコンセプトは、「誰に何をUSP」の3つが整合性がとれていて明確になっているといいのだと思いますが、具体的に明確になっていないものがこういうもので、それを明確にするとこうです、というような事例を挙げていただけますか。

    ターゲットをどこに置くかで見せ方は全く変わる
    坂本:例えばバイクのツーリング会をやってる方がいるんですが、最初は若者向けにライディングテクニックの教材を販売していました。DVDの教材でそういうものを学べるものが他にあんまりないので、それを強みにしていました。その中で最初は若者向けにやっていたのですがなかなか反応が芳しくなかったので、50代60代の年配の方にターゲットを変えたところ、商品の販売が一気にバーッと伸びたという例があります。
    このように、同じ商品でもターゲットをどこに置くのかで全然伝えるメッセージも変わってきますし、それで売り上げも大きく変わったということですね。

    森川:「誰に」一つ変わるだけで、商品そのものは変わらないのに売上が大きく変わる、という事例ですね。

    坂本:そうですね。また商品は一緒でもターゲットが変わると、どこにメッセージを打つのかとか、広告の場合はどこにするのかという見せ方も変わります。
    若い人向けのTVCMだと若い俳優さんが使われてたりしますけど、年配向けの商品だと年配の女優さんとか俳優さんだったりします。もう見せ方が全く変わっちゃうっていうことですね。

    森川:同じ商品でも、コアコンセプトの構成要素が変わってくると、その後の見せ方やマーケーティングの仕方、売り方などが全く変わってくるということですね。

    商品は変えずにターゲットを変えることで広がった紙おむつ市場
    坂本:わかりやすい例ですと、例えば紙おむつありますよね。

    森川:紙おむつ。

    坂本:これは露骨にターゲットで変わる例かなと思います。紙おむつってたぶん子供向けじゃないですか。赤ちゃん向けじゃないですか、最初は。

    森川:そうですね。

    坂本:日本の人口統計的にもまだ子供が多い年代っていうのは、紙おむつというのはまずは赤ちゃんのおむつを布から紙に変えて、それで大きくヒットしたと思います。今は逆に子供の層が減って高齢者の数がどんどん増えてますから、すると紙おむつというのは生まれたときも必要ですけど、最後また亡くなる直前もトイレに行けなくなったりして必要になってきます。商品としては同じ紙おむつですが、赤ちゃん向け、子供向けなのか、大人向けなのかということです。
    大人向けなら商品も若干サイズ大きくしたりと変えることはありますが、基本的な紙おむつとしての機能は全く変わらないということですよね。
    ターゲットを変えただけで市場が広がったり、全く違うところにアプローチできたりということですね。

    森川:今の紙おむつの例ですと、高齢者向けに変えるということは、コアコンセプトでいうと、「何を」は紙おむつだけれども、「誰に」が変わったということですね。
    コアコンセプト一つ変えただけで、それまでなかった高齢者市場という新しい市場を一個作ったという事例ですね。

    坂本:そうですね。

    森川:では、同じ商品でもコアコンセプト次第で、売り上げが大きく伸びるし、どんなに頑張ってもなかなか売れない、という売上そのものを決める根本的なところというイメージでしょうか。

    コアコンセプトを改善していくことが成果につながる
    坂本:そうですね、特に新商品をリリースする時はそうですね。これから起業される方は、新しい独自の商品・サービス、独自じゃないにしても自分なりのものを提供すると思います。その時に意識しておくのはコアコンセプトですね。コアコンセプトをずっと改善していくということですね。

    森川:なるほどですね。

    坂本:売り方やアプローチの仕方を変えるのも必要ですが、大事なのはコアコンセプトです。どういうターゲットが自分が望んでるターゲットなのか、市場はどこのターゲットの層か、どんな価値か、ですね。それから、そのターゲットの人に対してどんな変化を提供できるのか、です。
    USPとは、「他と何が違うのか」ということです。ここが非常に大きな要素になってきます。

    森川:一番最初の例のバイク教材の方のお話ですと、最初若い方に向けていたのを、なかなか想像通りの成果が出なかったので、高齢者向けにしたところ売り上げが上がりました。つまり、コアコンセプトは1回決めて終わりではなく、やりながら改善を積み重ねていった結果、一番大きな成果に磨かれていくということでしょうか。

    坂本:そうですね。コアコンセプトを改善していくのは非常に大事で、ビジネスの改善にはいろんな要素の改善があるんですけど、一番コアになる改善はコアコンセプトかなと思います。

    自分の強みを活かせる部分にターゲットに絞る
    坂本:僕の例ですと、僕は今起業塾をさせていただいてますけれど、僕が改めて起業塾を作り直す時に、ターゲットをどこにするかすごい悩んだんですね。
    ターゲットには、これから起業する人、すでに起業してる人、経営者の人という3つの層があります。
    僕は3つの会社の経営を通じていろんな経験も積んだので、どこの層にも伝えたいものはあるのですが、やっぱり自分の強みですね。どこで強みを発揮できるかを考えながら絞っていったんですね。
    自分自身の強みからですと、僕は経営者向けにやるにはちょっと実績が足りないんですよ。僕は売り上げが一番いい時で5億ぐらいなので、いわゆる経営者の人に経営を教えるとなると、もっと実績ある先生がいっぱいいるわけです。もう何百...
    32 min
  • 第3回 市場軸ビジネスで失敗した私のケース

    いつか起業を考えているけど、何から始めていいか分からない・・・

    そう悩んでいる方へ。

    起業家教育の専門家である坂本憲彦が、はじめての起業で成功するポイントを解説します。

    今回は、「市場軸ビジネスで失敗した私のケース」について、お届けしていきます。

    参考図書:6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する

    https://www.amazon.co.jp/dp/4788914565

    「第3回 市場軸ビジネスで失敗した私のケース」

    ある大手アパレル会社の話です。

    20年ほど前、一世を風靡したブランドを持っていながら、近年、大きく失速してしまっているようです。

    理由はいろいろありますが、業界人のみしか知っていない、そして、業界外では、あまり語られない理由があります。

    それは、「会社トップが、アパレルを知らない。 

    それでも、経営力だけで、業界を牽引している」というものでした。

    当時は、「興味がなくても、経営力があれば、業界トップに君臨できる」ということで、業界内では一目も二目も置かれていました。

    しかし・・・・・

    時間が経った今、メッキが剥がれた方のように大失速。大きな経営改革を迫られています。

    経営力もあり、ブランド力もあり、それでも、失速してしまった理由は・・・

    もう、おわかりですね。

    坂本先生にお尋ねすると、こう答えるでしょう。

    「トップがアパレルに興味がなかったため。」

    なぜ、坂本先生がそう答えるのでしょうか?

    それはこちらから視聴ください。

    Podcastの音声はこちらよりご視聴ください

    PodcastをiPhoneやアンドロイドから視聴する方法は、こちらをご覧ください。


    https://risshi.or.jp/mission/wp-content/uploads/2018/12/002sijoujikuOPED.mp3

     

    森川:では坂本先生、今回もよろしくお願いいたします。

    坂本:はい、よろしくお願いします。

    森川:今回も、坂本先生の著書「6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する」の中から質問させていただきまして、深く聞かせていただきたいと思います。

    第1章「誰でも見つかるビジネスアイディア」で、起業がしたいけれどもアイディアがなかなか湧かないという方にアドバイスをされていますが、ここで自分軸と市場軸の2つがあると書かれています。
    その自分軸・市場軸について、例えば自分軸・市場軸という考え方からうまくいかなかった例、うまくいった例について、本の中では坂本先生ご自身の事例と、心理カウンセラーの三木さんの例が挙げられていますが、ここを深く聞かせてください。
    まず、失敗した私のケースとして、坂本先生ご自身の英語のビジネスをされていた時のことが書かれていますね。

    失敗した私のケース 失敗する要素はなかった英語教育事業

    坂本:これは、新規事業を立ち上げないといけないという時のことでした。何か新規事業はないかなと、いろいろネタを考えたんですね。

    その時ちょうど、速読の事業をやってまして、これはオンラインの講座だったんですけれども、英語のメルマガを書いてる方からの紹介がとても多かったんです。英語のメルマガの有力者がたくさんいらっしゃったので、何か英語のいい商品を作ってその人たちを通じて販売すればいいんじゃないか、と考えたわけです。英語の先生を見つけてきて、英語のカリキュラムを作って、それを販売していく、という新規事業を立ち上げようとしたのです。
    ここに関しては、完全に市場軸のみで考えてます。英会話はビジネスの市場として考えたらすごく大きな市場ですし、ニーズもあるし、参加される方の情熱もある、お金を払ってくれる土壌もあるので、英語市場というのは比較的大きな市場です。
    私たちが持っていたリソースに、そういう英語のメルマガを書いてる方がいたので、英語のオンラインの講座のシステムは自分たちで作れました。販売も、コンサル担当の人に入ってもらって、やっていくことになりました。だから、その時にそのタイミングで英語事業に参入するというのは、誰がどう考えても正解だったはずなんです。

    森川:そうですね。失敗する要素が見当たらない、というくらい良い条件がそろっていますね。

    坂本:実績のある先生にお願いしてコンテンツも作ってもらいましたし、マーケーティングにもコンサル担当の方に入ってもらいましたので、要素だけ考えると失敗する要素はないんです。

    しかし、売り上げが伸びず撤退

    坂本:実際やってみてどうだったかというと、最初はパーッと売れたんですね。売れたんですけれども、1年くらいでその売り上げが終息して、結局1年くらいで事業をやめることになりました。

    何が原因だったかというと、もちろん市場性や、私たちの売り方の問題、マーケティングの方法などがあったと思います。しかし、1番大きな問題は何かというと、自分軸と沿っていなかった、ということですね。

    失敗した原因は自分軸に沿っていなかったから

    森川:自分軸に沿っていなかった?

    坂本:自分軸って、やっぱり僕自身ですね、僕が社長でしたので、社長の自分軸と合ってない事業というのは、続かないと思うんです。

    森川:自分軸に合ってないというのは、坂本先生が英語に対してあまりピンときてなかったというか、お好きじゃなかったのでしょうか。

    坂本:そうですね。僕、英語に関して全く情熱がないんです。

    森川:そうなんですか。

    坂本:上達したいとは全く思っていなくて。

    森川:そうなんですか。

    坂本:僕は英語で全部失敗してるんですね。受験勉強とか、受験ですね。僕が今から頑張って英語を勉強するよりも、例えばGoogleの自動翻訳の方が、たぶん進度が速いはずなんですよ。僕が英会話5年やって5年後にペラペラになったとしても、GoogleさんとかAppleのSiriの方が、もっとはるかに優秀になってるはずなんです。だから、僕が語学をやることはあんまり意味がないな、と思っています。

    自分が英語に興味がないということは、自分軸の中に英語教育はないので、そういう人間がリーダーだと、いくら優秀なコンサルを入れたり優秀な先生を連れてきても、やっぱりうまくかないんだな、とすごい感じますよ。

    興味がないことには改善のエネルギーが働かない

    森川:成功する条件がそろっていたけれど、唯一、自分軸という観点で坂本先生には英語に興味がなかったということですね。

    その商品に対してはすごくいいという評価も一定以上おそらくあったんだろうなと想像できますが、例えば価格が適正だっただろうか、自分だったらこの金額払うかどうかなど、振り返って思うことはありますか?

    坂本:月5,000円くらいの講座で、毎月新しい英語の音声のコンテンツとテキストのコンテンツを提供する、というものでした。毎日新しい音声を聴いて学習していくと英語が話せるようになる、というカリキュラムでした。商品が悪いということはなかったと思いますし、ある一定の水準は満たしていたと思います。やっぱり一番の原因は、僕に情熱がないので、もっとより良くしていこうという改善のエネルギーが働かなかったということですね。

    ビジネスは才能ではなく何回改善をしたか

    坂本:ビジネスって改善じゃないですか、最終的には。何回改善できるかという勝負になっていて、これは本の中でも書いてますけれども、僕は最低300回は改善しましようねって言ってるんですよ。

    事業計画もそうだし、マーケティングもそうだし、何でも300回くらい改善していくと、必ず成果につながっていきます。
    僕が教えてた生徒さんでも、例えばホームページを使って集客をしていますが、みなさん2,300回くらい修正しています。ホームページで集客できないと言っている方は、修正回数がほぼゼロ。10回やってる人も少ないですね。

    森川:そんなに少ないんですね。

    坂本:それってマーケティングの才能やセンスがあったわけではなく、物理的に改善の回数が何回あるかなんです。

    そうなってくると、自分軸とつながってないものは、そもそも改善しようっていうエネルギーが働かないんですね。

    自分軸に沿ったものなら改善し続けられる

    坂本:僕は英語教育に対して情熱がなかったので、マーケティングをより良くするとか、商品ももっと良くするとかっていうのが、わからないわけですよ。だから、興味や情熱がないものはやっぱりやってはいけないんだな、とすごく思いましたね。

    森川:そうですね。もちろん条件も大事だと思いますが、どれだけ条件に恵まれていても失敗してしまうというのは、自分軸というか、興味が持てる持てないということが非常に大切だという、すごくいい例ですね。

    坂本:やっぱり自分のやりたいこと、好きなことと合ってないと改善していかないので、掘り下げられないんですよね。

    そのマーケットに対する深いニーズとかもわからないので、自分がそこに興味があって四六時中ずっとそこのこと考えていてもやっていこうと思えるということは非常に大事だな、と感じましたね。

    自分軸から考えて成功したカウンセラー 三木さん

    森川:逆に、自分軸と市場軸がうまく重なって成功したという起業家の方の例として、心理カウンセラーの三木さんが紹介されています。

    この方の事例についても教えていただけますか。

    坂本:三木さんは逆に、自分がやりたいというところからスタートしています。

    三木さんはサラリーマンでしたが、身体を壊されて、そこからカウンセラーの資格を勉強して、資格を取って独立されました。自分軸があると、やっぱり継続していこうという力が働くんですね。三木さんは、独立した当初はなかなか売り上げにもつながらなかったんです。最アルバイトしながらやっていたんですね。

    森川:掛け持ちみたいな感じですか。

    坂本:掛け持ちですね。最初はカウンセラーでは当然食べられなかったので。そしてアルバイトの収入の方が多かったのです。三木さんのすばらしいのは、それでも自分の軸はカウンセラーだというアイデンティティを常に持っていたんです。

    自分軸をしっかり持って継続することが成功へ繋がる

    坂本:みんな間違ってしまうのが、関わる時間も多くて収入も多いと、例えばアルバイトの方が本業だと思ってしまうことです。しかし、三木さんは、関わる時間は少なくても、常にカウンセラーが本業というスタンスだったんですね。そういうスタンスでいるので、ちょっとずつちょっとずつカウンセラーの方でもお客様が来るようになってきて、ブログを書いて集客したり、ご紹介いただいたりという形でやっていって、今ではすごい大人気のカウンセラーになっています。

    なので、やっぱり自分の軸をしっかり持って継続していく。好きで本気でやっていこうと思うと、例えばブログで書き方を工夫したりという改善のエネルギーが働くんですね。
    そこがうまくいくと、必然的にビジネスが回っていきます。

    森川:先ほどの坂本先生の例とは、真逆で対照的ですね。

    坂本:そうですね、真逆です。僕は英語には情熱なんて一切なかったですから。お金を儲けたいというだけで、収益を上げるというのが目的でしたから。

    逆に三木さんは、収益よりも自分はカウンセラーとしてやりたいというのが先なので、最初は収益上がらなくても、1年、2年と継続していくことで、徐々にお客さんが増えてきて、信頼が上がってきて、ブログもそれだけ書いていると価値も上がってきて、集客につながるということですね。

    森川:今回は先生の著書の第1章から、6つの不安の中の1つ「アイディアはないけど起業したい」という不安を持っている方に、市場軸と自分軸というアイディアの考え方としての具体例をお話しいただきました。

    この本を手に取られた方が、坂本先生の指導の下、ご自分の夢である起業を叶えていただきたいと思いました。

    自分軸を大切にしてビジネスを考えて欲しい

    坂本:やっぱり自分軸というのを大切にして欲しいなと思います。そこからビジネスを考える方が、遠回りなようで実は近道です。

    みんなすぐに儲かりそうなところから発想しがちなんですけれど、すぐに儲かるもので儲かる人ってごく稀です。ですから、自分軸から考えていただきたいなと思いますね。

    森川:坂本先生、今回もありがとうございました。

    坂本:はい、ありがとうございました。

    18 min
  • 第3回 市場軸ビジネスで失敗した私のケース
    いつか起業を考えているけど、何から始めていいか分からない・・・
    そう悩んでいる方へ。

    起業家教育の専門家である坂本憲彦が、はじめての起業で成功するポイントを解説します。

    今回は、「市場軸ビジネスで失敗した私のケース」について、お届けしていきます。

    参考図書:6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する
    https://www.amazon.co.jp/dp/4788914565

    「第3回 市場軸ビジネスで失敗した私のケース」

    ある大手アパレル会社の話です。

    20年ほど前、一世を風靡したブランドを持っていながら、近年、大きく失速してしまっているようです。
    理由はいろいろありますが、業界人のみしか知っていない、そして、業界外では、あまり語られない理由があります。

    それは、「会社トップが、アパレルを知らない。 
    それでも、経営力だけで、業界を牽引している」というものでした。

    当時は、「興味がなくても、経営力があれば、業界トップに君臨できる」ということで、業界内では一目も二目も置かれていました。

    しかし・・・・・

    時間が経った今、メッキが剥がれた方のように大失速。大きな経営改革を迫られています。
    経営力もあり、ブランド力もあり、それでも、失速してしまった理由は・・・

    もう、おわかりですね。

    坂本先生にお尋ねすると、こう答えるでしょう。

    「トップがアパレルに興味がなかったため。」

    なぜ、坂本先生がそう答えるのでしょうか?

    それはこちらから視聴ください。

    Podcastの音声はこちらよりご視聴ください
    PodcastをiPhoneやアンドロイドから視聴する方法は、こちらをご覧ください。


    https://risshi.or.jp/mission/wp-content/uploads/2018/12/002sijoujikuOPED.mp3

     
    森川:では坂本先生、今回もよろしくお願いいたします。

    坂本:はい、よろしくお願いします。

    森川:今回も、坂本先生の著書「6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する」の中から質問させていただきまして、深く聞かせていただきたいと思います。
    第1章「誰でも見つかるビジネスアイディア」で、起業がしたいけれどもアイディアがなかなか湧かないという方にアドバイスをされていますが、ここで自分軸と市場軸の2つがあると書かれています。
    その自分軸・市場軸について、例えば自分軸・市場軸という考え方からうまくいかなかった例、うまくいった例について、本の中では坂本先生ご自身の事例と、心理カウンセラーの三木さんの例が挙げられていますが、ここを深く聞かせてください。
    まず、失敗した私のケースとして、坂本先生ご自身の英語のビジネスをされていた時のことが書かれていますね。

    失敗した私のケース 失敗する要素はなかった英語教育事業
    坂本:これは、新規事業を立ち上げないといけないという時のことでした。何か新規事業はないかなと、いろいろネタを考えたんですね。
    その時ちょうど、速読の事業をやってまして、これはオンラインの講座だったんですけれども、英語のメルマガを書いてる方からの紹介がとても多かったんです。英語のメルマガの有力者がたくさんいらっしゃったので、何か英語のいい商品を作ってその人たちを通じて販売すればいいんじゃないか、と考えたわけです。英語の先生を見つけてきて、英語のカリキュラムを作って、それを販売していく、という新規事業を立ち上げようとしたのです。
    ここに関しては、完全に市場軸のみで考えてます。英会話はビジネスの市場として考えたらすごく大きな市場ですし、ニーズもあるし、参加される方の情熱もある、お金を払ってくれる土壌もあるので、英語市場というのは比較的大きな市場です。
    私たちが持っていたリソースに、そういう英語のメルマガを書いてる方がいたので、英語のオンラインの講座のシステムは自分たちで作れました。販売も、コンサル担当の人に入ってもらって、やっていくことになりました。だから、その時にそのタイミングで英語事業に参入するというのは、誰がどう考えても正解だったはずなんです。

    森川:そうですね。失敗する要素が見当たらない、というくらい良い条件がそろっていますね。

    坂本:実績のある先生にお願いしてコンテンツも作ってもらいましたし、マーケーティングにもコンサル担当の方に入ってもらいましたので、要素だけ考えると失敗する要素はないんです。

    しかし、売り上げが伸びず撤退
    坂本:実際やってみてどうだったかというと、最初はパーッと売れたんですね。売れたんですけれども、1年くらいでその売り上げが終息して、結局1年くらいで事業をやめることになりました。
    何が原因だったかというと、もちろん市場性や、私たちの売り方の問題、マーケティングの方法などがあったと思います。しかし、1番大きな問題は何かというと、自分軸と沿っていなかった、ということですね。

    失敗した原因は自分軸に沿っていなかったから
    森川:自分軸に沿っていなかった?

    坂本:自分軸って、やっぱり僕自身ですね、僕が社長でしたので、社長の自分軸と合ってない事業というのは、続かないと思うんです。

    森川:自分軸に合ってないというのは、坂本先生が英語に対してあまりピンときてなかったというか、お好きじゃなかったのでしょうか。

    坂本:そうですね。僕、英語に関して全く情熱がないんです。

    森川:そうなんですか。

    坂本:上達したいとは全く思っていなくて。

    森川:そうなんですか。

    坂本:僕は英語で全部失敗してるんですね。受験勉強とか、受験ですね。僕が今から頑張って英語を勉強するよりも、例えばGoogleの自動翻訳の方が、たぶん進度が速いはずなんですよ。僕が英会話5年やって5年後にペラペラになったとしても、GoogleさんとかAppleのSiriの方が、もっとはるかに優秀になってるはずなんです。だから、僕が語学をやることはあんまり意味がないな、と思っています。
    自分が英語に興味がないということは、自分軸の中に英語教育はないので、そういう人間がリーダーだと、いくら優秀なコンサルを入れたり優秀な先生を連れてきても、やっぱりうまくかないんだな、とすごい感じますよ。

    興味がないことには改善のエネルギーが働かない
    森川:成功する条件がそろっていたけれど、唯一、自分軸という観点で坂本先生には英語に興味がなかったということですね。
    その商品に対してはすごくいいという評価も一定以上おそらくあったんだろうなと想像できますが、例えば価格が適正だっただろうか、自分だったらこの金額払うかどうかなど、振り返って思うことはありますか?

    坂本:月5,000円くらいの講座で、毎月新しい英語の音声のコンテンツとテキストのコンテンツを提供する、というものでした。毎日新しい音声を聴いて学習していくと英語が話せるようになる、というカリキュラムでした。商品が悪いということはなかったと思いますし、ある一定の水準は満たしていたと思います。やっぱり一番の原因は、僕に情熱がないので、もっとより良くしていこうという改善のエネルギーが働かなかったということですね。


    ビジネスは才能ではなく何回改善をしたか
    坂本:ビジネスって改善じゃないですか、最終的には。何回改善できるかという勝負になっていて、これは本の中でも書いてますけれども、僕は最低300回は改善しましようねって言ってるんですよ。
    事業計画もそうだし、マーケティングもそうだし、何でも300回くらい改善していくと、必ず成果につながっていきます。
    僕が教えてた生徒さんでも、例えばホームページを使って集客をしていますが、みなさん2,300回くらい修正しています。ホームページで集客できないと言っている方は、修正回数がほぼゼロ。10回やってる人も少ないですね。

    森川:そんなに少ないんですね。

    18 min
  • 第2回 起業は市場軸より自分軸が大切

    いつか起業を考えているけど、何から始めていいか分からない・・・

    そう悩んでいる方へ。

    起業家教育の専門家である坂本憲彦が、はじめての起業で成功するポイントを解説します。

    今回は、「起業は市場軸より自分軸が大切」について、

    お届けしていきます。

    参考図書:6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する

    https://www.amazon.co.jp/dp/4788914565

    「第2回 起業は市場軸より自分軸が大切」
    Podcastの音声はこちらよりご視聴ください

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    森川:今回は、坂本先生が書かれました、「6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する」という本の内容について教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

    坂本:はい、よろしくお願いします。

     

    ビジネスアイティアはどうやったら見つかるのか?

    森川:第1章の「誰でも見つかるビジネスアイディア」では、6つの不安の最初の不安として、「アイディアは何もないけど起業はしたい」「ビジネスアイティアはどうやったら見つかるのか」という不安を持たれてる方に対して、坂本先生のお答えが書かれています。この中で「アイディアの考え方は2つあって、市場軸と自分軸という2つがある」と書かれています。そこで今回は、この「自分軸」「市場軸」の2つについて教えていただきたいと思います。

    坂本:そうですね、これから起業したい方には、ビジネスアイディアが固まらないというのが多いんですよね。

    どんなビジネスアイディアで起業したらよいのか。自分は何もできるものがない、特技があったりするわけじゃないし、好きなものがあったりするわけじゃないので、なかなかできないという方が多くて、第1章はそこを解説させていただいています。その中で大事になってくる考え方の一つに、市場軸と自分軸という考え方があるということですね。

     

    市場軸と自分軸という考え方

    坂本:ビジネスって、大きく分けてその自分軸と市場軸という2つの軸で考えていく、これが大事になってきます。

    どうでしょう? 結構多くの方は、まず市場軸を考えるというパターンだと思うんですね。
    市場軸というのは、マーケットが求めているもの、お客様が求めているもの、という軸から考えていくものです。こちらから考えるのも、もちろんすごく正解なんです。やっぱりビジネスなので売れないといけませんから。

    森川:そうですね。

     

    ビジネスは自分軸から考える

    坂本:いかに売れるかと考えるのも大事なんですけれども、ポイントとしては、市場軸があった上で、さらに自分軸とそれが重なっているかどうか、それが大事になってくる。自分がそもそもやりたいことがどうか、ですね。(自分がそもそも)やりたいことと、市場軸でやろうとしてることがつながってないと、結構ストレスになっちゃいます。

    森川:なるほどですね。

    坂本:すると、途中でやめちゃったりということが結構ありますね。

    なので、自分軸からちゃんと見つけていきましょうね、という形でお伝えさせていただいています。

    森川:一般的に、あれが儲かりそうだ、とか、流行りそうだ、というのは、すごくわかりやすいと思います。だから、その波に乗っかろうとか、そのトレンドに乗っかろうというのは、すごくわかりやすいと思います。

    しかし、自分のやりたいことという自分軸から考えるという考え方って、話はわかるんですけれども、そういうことを教えられている場がなかなかないな、というふうに感じます。
    坂本先生が自分軸ということからまず考えることをお勧めされているのには、理由や経緯などがあるのでしょうか?

     

    儲かりそう、だけでは続かない

    坂本:そうですね、絶対に自分軸から考えなければいけないという訳ではないんですけれども、僕がそこから考えるのをお勧めしているのは、いたずらに市場軸だけを見ているとで、儲かりそうとかそういう観点でどうしても見てしまうので、そこだけで単純に動ける人はいいんですけれど、なかなかそれだけで動ける人っていうのは少ないのかなと。

    特に今の日本では、単純にお金が儲かったら何やってもいいのかっていうと、何でもいいわけではなく、なかなかそれで動ける人は、僕が見てきた中では少ない。お金だけが目的で動ける人っていうのは、5%くらいなのかなという感覚です。

    森川:100人の起業家がいたら5人くらいは、お金だけをモチベーションにできる、と。

    坂本:純粋に本当にお金を稼ぎたいでいける人は、そのくらいでしょう。

    お金だけで動くって意外と難しいので、やっぱりお金じゃないところの、自分が本当にそもそも何したいのっていうところが必要です。
    ビジネスって本来1,2年で儲かればいいっていうものではなく、5年・20年・30年・・・とやっていくものなので、人生レベルでちゃんと取り組んでいけるものかどうか、(人生の)テーマかどうか課題かどうか、というのはすごく大事なので、やっぱりそのレベル感で考えた方がよいのかなというのはありますね。

     

    人生レベルで取り組めるテーマを選ぶ

    森川:なるほどですね。今先生がおっしゃられた、人生レベルっていうことですが、もう少し掘り下げて聞かせていただきますと、例えばその人生レベルっていうと、どういうものが当てはまるといいますか、どういう考え方をするのが人生レベルというものになるのでしょうか?

    坂本:そうですね、あんまり難しく考えなくてもいいんですけれども、その仕事を残り20年・30年・50年やりたいかというところですね。

    例えばパン屋さんをやるだったらパン屋さんを長く続けたいかだし、治療院をやりたいんだったら治療院だし、そのジャンルに関わることを長くやっていたいか、ということです。

     

    ビジネスモデルは時代によって変化する

    坂本:大事なのは、ビジネスモデルは変わっていってよい、ということです。ビジネスモデルは例えば時代によって変わってくるわけですよ。

    最初は店舗でしか売っていなかったのが通販が入って、その通販がネットの通販が入ってきたりとか、時代によって売り方とかビジネスモデルは変わっていきます。その中で自分の軸にしてるもの、これが価値観ですね。自分が一番大事にしてる価値観がちゃんとあるかどうか。そこが定まっていないと、なかなかビジネスは難しいかなというのが、感覚としてあります。

    森川:今思い出したことがありまして、たぶん会社員の方は共感いただく方多いかと思うんですけれども、よく会社の同僚とかと話をしていて、宝くじ当たったらどうする?という話になった時に、10人いたらおそらく10人が会社をすぐ辞める言うんですよね。

    そういう感覚に今先生おっしゃられたことと近いのかなと思いまして・・・

    坂本:そうですね。

    森川:自分軸とか人生レベルでというお話って、仮に宝くじが当たったとしてもやりたいこととか、そういうものなのかなという。

    坂本:そうですね。まさにおっしゃる通りで、例えお金があったとしても仕事として続けたいと思えるものですね。

    サラリーマンだったら別に嫌な仕事してお金入ったらやめるとかでもいいのでしょうけど、起業ってやっぱり自分がまず好きでやっていること、自分が続けたいと思っているものでないと、逆にしんどくなっちゃうんです。

     

    自分の軸を持つことで自由に働くことができる

    坂本:起業したのに、取引先の都合でやってたり、お金出してくれた人の都合で動かないといけなくなっているなど、起業したのに自由になってないというパターンがけっこうあります。

    森川:なるほどですね。

    坂本:なので、自分で自由にできるようにしていくという意味でも、自分の軸を持つというのはすごく大事ですよね。

    森川:なるほどですね。

    自分の軸が無いまま、儲かりそうだとかこんな生活嫌だからということで、勢いで起業してしまう人って、自由を求めて起業したのに、結局もっと不自由な毎日になってしまいそうなイメージですね。
    そこの違いは何かというと、自分の軸があるかどうかで、求めた自由が手に入るのか、もっと不自由になるという皮肉な結果になるのか、という大きな違いなのかな、と思いました。

    坂本:そうですね、本当にまさにおっしゃる通りで、軸がちゃんとある方はもっと自由になれて、軸が無くて「なにかお金が儲かる方法はないかな」というふうにさまよっていると、なんかこれ今流行ってるから、今なんかAIが流行ってるからって言って、やりたくもないのに、わかりもしないし、理解もできないのに、楽しくもないのに、それをやるという話になってくるということですね。

     

    自分軸を持った上で市場軸とつなげる

    坂本:なので、自分の軸というのを大切にして、そこにさらに市場軸を合わせて、そこがちゃんとつながることをやっていきましょう、というところですね、ビジネスとしては。

    森川:ありがとうございます。

    今回は先生の書かれた本の中の1章目「アイディアは何もないけど起業はしたい」から、ビジネスアイディアはどうやったら見つかるのか、
    という不安をお持ちの方に対する先生のアドバイスをお話いただきました。
    今回はありがとうございました。

    坂本:はい、ありがとうございました。

    13 min
  • 第2回 起業は市場軸より自分軸が大切
    いつか起業を考えているけど、何から始めていいか分からない・・・
    そう悩んでいる方へ。

    起業家教育の専門家である坂本憲彦が、はじめての起業で成功するポイントを解説します。

    今回は、「起業は市場軸より自分軸が大切」について、
    お届けしていきます。

    参考図書:6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する
    https://www.amazon.co.jp/dp/4788914565
    「第2回 起業は市場軸より自分軸が大切」
    Podcastの音声はこちらよりご視聴ください
    PodcastをiPhoneやアンドロイドから視聴する方法は、
    こちらをご覧ください。


    https://risshi.or.jp/mission/wp-content/uploads/2018/11/001_kihyou.mp3

     

    森川:今回は、坂本先生が書かれました、「6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する」という本の内容について教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

    坂本:はい、よろしくお願いします。

     
    ビジネスアイティアはどうやったら見つかるのか?

    森川:第1章の「誰でも見つかるビジネスアイディア」では、6つの不安の最初の不安として、「アイディアは何もないけど起業はしたい」「ビジネスアイティアはどうやったら見つかるのか」という不安を持たれてる方に対して、坂本先生のお答えが書かれています。この中で「アイディアの考え方は2つあって、市場軸と自分軸という2つがある」と書かれています。そこで今回は、この「自分軸」「市場軸」の2つについて教えていただきたいと思います。

    坂本:そうですね、これから起業したい方には、ビジネスアイディアが固まらないというのが多いんですよね。
    どんなビジネスアイディアで起業したらよいのか。自分は何もできるものがない、特技があったりするわけじゃないし、好きなものがあったりするわけじゃないので、なかなかできないという方が多くて、第1章はそこを解説させていただいています。その中で大事になってくる考え方の一つに、市場軸と自分軸という考え方があるということですね。

     
    市場軸と自分軸という考え方

    坂本:ビジネスって、大きく分けてその自分軸と市場軸という2つの軸で考えていく、これが大事になってきます。
    どうでしょう? 結構多くの方は、まず市場軸を考えるというパターンだと思うんですね。
    市場軸というのは、マーケットが求めているもの、お客様が求めているもの、という軸から考えていくものです。こちらから考えるのも、もちろんすごく正解なんです。やっぱりビジネスなので売れないといけませんから。

    森川:そうですね。

     
    ビジネスは自分軸から考える

    坂本:いかに売れるかと考えるのも大事なんですけれども、ポイントとしては、市場軸があった上で、さらに自分軸とそれが重なっているかどうか、それが大事になってくる。自分がそもそもやりたいことがどうか、ですね。(自分がそもそも)やりたいことと、市場軸でやろうとしてることがつながってないと、結構ストレスになっちゃいます。

    森川:なるほどですね。

    坂本:すると、途中でやめちゃったりということが結構ありますね。
    なので、自分軸からちゃんと見つけていきましょうね、という形でお伝えさせていただいています。

    森川:一般的に、あれが儲かりそうだ、とか、流行りそうだ、というのは、すごくわかりやすいと思います。だから、その波に乗っかろうとか、そのトレンドに乗っかろうというのは、すごくわかりやすいと思います。
    しかし、自分のやりたいことという自分軸から考えるという考え方って、話はわかるんですけれども、そういうことを教えられている場がなかなかないな、というふうに感じます。
    坂本先生が自分軸ということからまず考えることをお勧めされているのには、理由や経緯などがあるのでしょうか?

     
    儲かりそう、だけでは続かない

    坂本:そうですね、絶対に自分軸から考えなければいけないという訳ではないんですけれども、僕がそこから考えるのをお勧めしているのは、いたずらに市場軸だけを見ているとで、儲かりそうとかそういう観点でどうしても見てしまうので、そこだけで単純に動ける人はいいんですけれど、なかなかそれだけで動ける人っていうのは少ないのかなと。
    特に今の日本では、単純にお金が儲かったら何やってもいいのかっていうと、何でもいいわけではなく、なかなかそれで動ける人は、僕が見てきた中では少ない。お金だけが目的で動ける人っていうのは、5%くらいなのかなという感覚です。

    森川:100人の起業家がいたら5人くらいは、お金だけをモチベーションにできる、と。

    坂本:純粋に本当にお金を稼ぎたいでいける人は、そのくらいでしょう。
    お金だけで動くって意外と難しいので、やっぱりお金じゃないところの、自分が本当にそもそも何したいのっていうところが必要です。
    ビジネスって本来1,2年で儲かればいいっていうものではなく、5年・20年・30年・・・とやっていくものなので、人生レベルでちゃんと取り組んでいけるものかどうか、(人生の)テーマかどうか課題かどうか、というのはすごく大事なので、やっぱりそのレベル感で考えた方がよいのかなというのはありますね。

     
    人生レベルで取り組めるテーマを選ぶ

    森川:なるほどですね。今先生がおっしゃられた、人生レベルっていうことですが、もう少し掘り下げて聞かせていただきますと、例えばその人生レベルっていうと、どういうものが当てはまるといいますか、どういう考え方をするのが人生レベルというものになるのでしょうか?

    坂本:そうですね、あんまり難しく考えなくてもいいんですけれども、その仕事を残り20年・30年・50年やりたいかというところですね。
    例えばパン屋さんをやるだったらパン屋さんを長く続けたいかだし、治療院をやりたいんだったら治療院だし、そのジャンルに関わることを長くやっていたいか、ということです。

     
    ビジネスモデルは時代によって変化する

    坂本:大事なのは、ビジネスモデルは変わっていってよい、ということです。ビジネスモデルは例えば時代によって変わってくるわけですよ。
    最初は店舗でしか売っていなかったのが通販が入って、その通販がネットの通販が入ってきたりとか、時代によって売り方とかビジネスモデルは変わっていきます。その中で自分の軸にしてるもの、これが価値観ですね。自分が一番大事にしてる価値観がちゃんとあるかどうか。そこが定まっていないと、なかなかビジネスは難しいかなというのが、感覚としてあります。

    森川:今思い出したことがありまして、たぶん会社員の方は共感いただく方多いかと思うんですけれども、よく会社の同僚とかと話をしていて、宝くじ当たったらどうする?という話になった時に、10人いたらおそらく10人が会社をすぐ辞める言うんですよね。
    そういう感覚に今先生おっしゃられたことと近いのかなと思いまして・・・

    坂本:そうですね。

    森川:自分軸とか人生レベルでというお話って、仮に宝くじが当たったとしてもやりたいこととか、そういうものなのかなという。

    坂本:そうですね。まさにおっしゃる通りで、例えお金があったとしても仕事として続けたいと思えるものですね。
    サラリーマンだったら別に嫌な仕事してお金入ったらやめるとかでもいいのでしょうけど、起業ってやっぱり自分がまず好きでやっていること、自分が続けたいと思っているものでないと、逆にしんどくなっちゃうんです。

     
    自分の軸を持つことで自由に働くことができる

    坂本:起業したのに、取引先の都合でやってたり、お金出してくれた人の都合で動かないといけなくなっているなど、起業したのに自由になってないというパターンがけっこうあります。

    森川:なるほどですね。

    13 min

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