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いつか起業を考えているけど、何から始めていいか分からない・・・
起業家教育の専門家である坂本憲彦が、はじめての起業で成功するポイントを解説します。
今回は、「ビジネスを失敗させない「価値提供」の考え方」について、お届けしていきます。
参考図書:6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する
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森川:今回も坂本先生の著書の内容から聞かせていただきます。
坂本:「何を」というのは、まず「何を売るのか」です。誰に対してどんな価値提供をしていくのかということですね。
森川:価値は人によって違うので、万人受けするものはなかなかないと思いますが、「誰に」に対してぴったり合うものを「何を」に設定するということでしょうか。
坂本:そうですね、ターゲットになる人が何に困ってるのかです。
森川:起業される方が「何を」を考えるときのポイントは何でしょうか。
坂本:自分が得意なパターンで提供できるものを提供する、自分の強みを生かすといいと思います。
森川:うまくいってる人とそうではない人で、考え方の違いはありますか。
坂本:やはり「何を」があいまいな人は、どんな変化を提供するかをシンプルに伝えきれませんね。
森川:シンプルに伝えきれない?
坂本:コアコンセプトを突き詰めていくと、すごくシンプルになっていきます。
森川:その商品やサービスでどんな変化を得られるのかがシンプルでわかりやすいかどうかで、非常に大きな違いが出るんですね。
坂本:そうですね、やはりどんな変化を与えられるを伝えられるかどうかが、非常に大事です。
森川:「何を」に悩む起業家が多いと思いますが、どのように考えると答えが見つかりやすいでしょうか。
坂本:自分軸から考える、つまり、自分の生涯の仕事になるものかどうかを考えることは、すごく大事だと思います。
坂本:転売のビジネスやってる方の話です。その方に転売ビジネスを教えてくれた先生は、秋葉原で売っているようなフィギュアを専門にしていました。それを見て、フィギュアの転売が儲かりそうだと思ってビジネスを始めたのです。
森川:そうですね。きっかけでビジネスをされてる方と、本気で打ち込んでてなおかつそれが苦じゃないっていう方と、同じ商品を扱っていても雲泥の差を感じますね。突き詰めると儲かりそうという市場軸だけではなく、自分軸も大事で、その2つがないと本当にいいものを提供できないですね。
坂本:その両輪がとても大事ですね。市場軸と自分軸がちゃんとマッチするところが、一番良い「何を売るのか」という部分になります。
森川:今回もありがとうございました。
坂本:はい、ありがとうございました。
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今回は、「ビジネスを失敗させない「お客様像」の考え方」について、お届けしていきます。
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https://risshi.or.jp/mission/wp-content/uploads/2018/12/004okyakusamazouOPED.mp3
森川:本日は前回に引き続きまして、第2章のコアコンセプトの所についてまた詳しくお尋ねしたいと思います。
森川:まず、コアコンセプトにおける「誰に」というのは一体どういうことなのか、ということについて教えていただけますか。
坂本:「誰に」というのは「誰に売るのか」ということなので、ターゲットになります。ビジネス考える上で、誰向けに売っていくのかというのは、非常に大事なところなんですよね。ターゲットが変わると、同じ商品であっても売り行きが変わったり、反応が変わったりするので、この「誰に」をちゃんと定めるというのは、ビジネスを作っていく上では、本当に非常に大事な要素になります。
森川:そういう話をすると、「いや、そんなことわかってるよ」とか、「ちゃんと自分の中でもターゲットを見定めていて、こういう市場に売りたいっていうのはわかってるんだよ」みたいな感じのことを思う人が多そうなイメージがありますが、実際いかがでしょうか。
坂本:営業やマーケティングなどをやられている方は、そこが非常に見えているかなと思いますが、これから起業したいという方は、特に営業経験などがないと、誰に売りたいというと、究極言ってしまうと「みんなに売りたい」のようになってしまい、全然定まりません。それから「ターゲット定めてます」と言っても、なんとなくこの商品を欲しい人とか、なんとなく60代高齢者とかという形で、具体的にどういう人なのかがイメージできていないという場合がすごく多いんですね。
坂本:マーケティングでは、よくペルソナとか言ったりします。
森川:お客様をまんべんなく集めるのではなくて、「誰か」と絞るのは非常に大事だということはわかりましたが、その絞り方のコツとか絞る時に大切な気を付けるポイントなどはありますか。
坂本:一般的には、市場軸から考えたらどこが一番売上を取れるか、というところから考えるのもひとつです。
坂本:僕はよく、この「誰に」を絞っていく上で、理想のお客さんが2ついるなと思うんですけれど、1人はやっぱり過去の自分ですね。
坂本:さらに過去の自分を掘り下げていくと、理想の「誰に」が自分の両親に行きつくというパターンもけっこうあります。
森川:両親ですか。
坂本:はい。要するに誰を助けたいですかということです。助けるのが表面的な助けたいじゃなくて、ビジネスで本当に力が入るとやっぱり、魂レベルでこの人を助けたいなって思うかどうかがすごく大事なんですね。
森川:先生の本の第1章で、起業家がこれから目指すべきビジネスは、自分軸と市場軸が交わるところがビジネスたるべきだ、というようなことが書かれていました。一般的にビジネスだからお金や利益が絶対大事で、それはなければいけないものですが、そこに使命感というか、あたかも弁護士先生やお医者様が熱い志を持って苦しくても戦うみたいな、そういうものがどのビジネスパーソンにも必要だと思います。今の料理教室の方も、それに近い使命感みたいなものでビジネスをされているのではないでしょうか。
坂本:はい、そうですね。やっぱりそこがかみ合ってるかどうかってすごく大事です。
森川:両方がそろうと熱く幸せになれるビジネスができるのかな、と思いました。
坂本:そうですね。
森川:今回はコアコンセプトを構成する3つの要素の中の一つ「誰に」について詳しく教えていただきました。
坂本:はい、ありがとうございました。
いつか起業を考えているけど、何から始めていいか分からない・・・
起業家教育の専門家である坂本憲彦が、はじめての起業で成功するポイントを解説します。
今回は、「いい商品なのになぜか売れない」について、お届けしていきます。
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坂本:はい、よろしくお願いします。
森川:今回は、第2章「コアコンセプト」ついて伺いたいと思います。
坂本:そうですね、コアコンセプトは、売れるための一番大事な商品コンセプトのところになります。
森川:「USP」というのは、独自性みたいなことですか?
坂本:そうですね、ユニーク・セリング・プロポジションといいまして、その商品の独自性ですね。独自の事業価値といったところになりますね。
森川:コアコンセプトは、「誰に何をUSP」の3つが整合性がとれていて明確になっているといいのだと思いますが、具体的に明確になっていないものがこういうもので、それを明確にするとこうです、というような事例を挙げていただけますか。
坂本:例えばバイクのツーリング会をやってる方がいるんですが、最初は若者向けにライディングテクニックの教材を販売していました。DVDの教材でそういうものを学べるものが他にあんまりないので、それを強みにしていました。その中で最初は若者向けにやっていたのですがなかなか反応が芳しくなかったので、50代60代の年配の方にターゲットを変えたところ、商品の販売が一気にバーッと伸びたという例があります。
森川:「誰に」一つ変わるだけで、商品そのものは変わらないのに売上が大きく変わる、という事例ですね。
坂本:そうですね。また商品は一緒でもターゲットが変わると、どこにメッセージを打つのかとか、広告の場合はどこにするのかという見せ方も変わります。
森川:同じ商品でも、コアコンセプトの構成要素が変わってくると、その後の見せ方やマーケーティングの仕方、売り方などが全く変わってくるということですね。
坂本:わかりやすい例ですと、例えば紙おむつありますよね。
森川:紙おむつ。
坂本:これは露骨にターゲットで変わる例かなと思います。紙おむつってたぶん子供向けじゃないですか。赤ちゃん向けじゃないですか、最初は。
森川:そうですね。
坂本:日本の人口統計的にもまだ子供が多い年代っていうのは、紙おむつというのはまずは赤ちゃんのおむつを布から紙に変えて、それで大きくヒットしたと思います。今は逆に子供の層が減って高齢者の数がどんどん増えてますから、すると紙おむつというのは生まれたときも必要ですけど、最後また亡くなる直前もトイレに行けなくなったりして必要になってきます。商品としては同じ紙おむつですが、赤ちゃん向け、子供向けなのか、大人向けなのかということです。
森川:今の紙おむつの例ですと、高齢者向けに変えるということは、コアコンセプトでいうと、「何を」は紙おむつだけれども、「誰に」が変わったということですね。
坂本:そうですね。
森川:では、同じ商品でもコアコンセプト次第で、売り上げが大きく伸びるし、どんなに頑張ってもなかなか売れない、という売上そのものを決める根本的なところというイメージでしょうか。
坂本:そうですね、特に新商品をリリースする時はそうですね。これから起業される方は、新しい独自の商品・サービス、独自じゃないにしても自分なりのものを提供すると思います。その時に意識しておくのはコアコンセプトですね。コアコンセプトをずっと改善していくということですね。
森川:なるほどですね。
坂本:売り方やアプローチの仕方を変えるのも必要ですが、大事なのはコアコンセプトです。どういうターゲットが自分が望んでるターゲットなのか、市場はどこのターゲットの層か、どんな価値か、ですね。それから、そのターゲットの人に対してどんな変化を提供できるのか、です。
森川:一番最初の例のバイク教材の方のお話ですと、最初若い方に向けていたのを、なかなか想像通りの成果が出なかったので、高齢者向けにしたところ売り上げが上がりました。つまり、コアコンセプトは1回決めて終わりではなく、やりながら改善を積み重ねていった結果、一番大きな成果に磨かれていくということでしょうか。
坂本:そうですね。コアコンセプトを改善していくのは非常に大事で、ビジネスの改善にはいろんな要素の改善があるんですけど、一番コアになる改善はコアコンセプトかなと思います。
坂本:僕の例ですと、僕は今起業塾をさせていただいてますけれど、僕が改めて起業塾を作り直す時に、ターゲットをどこにするかすごい悩んだんですね。
坂本:この絞るというのが最初は怖いんですけど、逆に絞った方がそれ以外の人も来やすいです。
森川:絞った方が、想定していなかった人も来るのでしょうか。
坂本:ターゲットを絞らずにみんな来て欲しいみたいな感じにすると、一番最悪というか、ビジネス的にはかなり難しくなります。
森川:一般的なイメージからすると、門戸を広げて「どなたでもいいですよ」というふうにした方がたくさんの人が来そうで、絞ってしまうと集まる数が必然的に減るのかなと思いますが、それが逆になっているのですね。
坂本:たぶんビジネス経験がまだあまりない方は、やっぱり最初は不安だから、たくさんのターゲットを狙っておきたいって思うかもしれないですよね。
坂本:人に紹介する時も、口コミでも、「何でもやってる何でも屋さんです」と紹介されると、何をやってる人かわからないので頼みにくいんですよね。
森川:なるほどですね。
坂本:だから小さいジャンルでもいいので、そのジャンルで1番になるってすごく大事なんですよね。
森川:そうですね。
坂本:なので、何かで1番にしないと結構厳しいですね。
森川:その絞るというのが、コアコンセプトの「誰に」であるお客様とかターゲットを明確に絞り込んでいくことで、コアコンセプトをより明確化していく効果があるということですね。
坂本:ですから、最初は絞るのは怖いんですけれども、テストしながらどういうふうに絞ったら反応あるか、この絞り方だと間違ってたなとか、売上が反応良くないなと思えばコアコンセプトを変えていくことです。ターゲットをもっとずらしてみよう、などと改善して、1人にメッセージを投げていると、その周辺の人も自然に寄ってきます。それもせずに、「みんな」をターゲットにしていると、まず誰も来ないんですよ。
森川:みんなに来て欲しいのに、「みんな」って言っていると、それが仇になってしまってる感じですね。
坂本:そうです。1人に来て欲しいと思ってたら、1人のはずがその周辺の人も来て2人3人来るというふうになります。
森川:そういうパラドックスみたいなものがあるんですね。
坂本:これは、最初はみんなが特に陥りやすいミスというか失敗です。
森川:やりながら改善していくというのは、お客様を絞るっていうことでは、やりながら一番正しい絞り方を発見していく作業ということですね。
坂本:そうです。そういう作業です。
森川:商品が割といいものなのになぜか売れないとか、こんなに一生懸命良い商品を作ってるのに誰にも理解されないというお話をよく聞きます。特に起業したての方はぶち当たるんじゃないかなと思いますが、その商品が悪いわけでもなく、その方の努力が足りてないわけでもなく、結局コアコンセプトが整ってないだけなのかな、という感じがします。
坂本:本当にその通りだと思います。ターゲットはどの層なのか、その商品・サービスはどんな変化を与えてるのか、どこを強みとして打ち出すのか、他と比べて何がウチは強みとして違うのか、というところですね。ここをちゃんと明確にしていくことです。そこをちゃんと答えられないと、なかなか売れる商品を作るのは難しいですね。
森川:売れるべくして売れてるかっていうとそうでもない、という感じですよね。
坂本:マーケティングの本などには似たようなことが書いていたりするのですが、そこが本当に大事だというふうに書いていないと、けっこう皆さんスルーしますね。
坂本:やっぱり自分軸と合っているかどうかというのが、すごく大事になってくるところですね。
森川:自分軸とコアコンセプトは、どのようにつなげていくと上手くいくとか、どういう関係にあるかについて、これから起業する方に対するアドバイスはありますか?
坂本:自分軸とコアコンセプトをつなげると、「誰に」というのは魂の顧客のことなんですね。
森川:魂の顧客?
坂本:要するに、魂レベルで誰を助けたいかという話になります。ビジネスに自分の貴重な時間を使っているわけで、時間を使うということは命を使うということなので、
坂本:「USP」というのは、天性の強みですね。
森川:天性の強み。
坂本:その人が生まれもって持っている強みを活かせてるか。活かしてその問題を解決してるかということです。
森川:これを真逆を考えてみると、本当はこの人と付き合いたくないけどお金のために仕方がないっていうお客さんに、本当は自分は他にやりたいことがあるけどお金のために我慢してこのビジネスをして、本当は自分は苦手で相当苦労して息絶え絶え無理やりやってるけど仕方がないからやってます、という経験は、誰しもあると思うんですね。
坂本:すごい幸せというか、それがビジネスの理想だと思います。
森川:そうですね、本当にそうです。
坂本:一瞬とかは続けられると思うんです。その人の人生の目的がお金だったら別にそれでいいんですよ。お金が儲かるには、市場の大きいほうだけをとにかく追及だけしていけばいい、とにかくお金が儲かる方を全部選択肢の最上位にしてやっていけばいいのです。
森川:それもさっきの集客のパラドックスみたいですね。
坂本:だって自分がやりたくもないことをやって、得意でもないところで価値提供をして、それで果たしてそれでビジネスとして勝ち続けられるのかっていう話です。
森川:そうですね、現実的にかなり難しいですよね。
坂本:僕は、結果的にそれでは勝てないと思うんです。魂の顧客に対して生涯の仕事としてやっている人と勝負して、最後は勝てなくなる気がするんです。
森川:そうですね。収益も上がるし、続くし、そもそも・・・
坂本:楽しいし。
森川:そうですね、やってる本人が幸せだし。
坂本:そしてお客さんも、その人が本当に人生を掛けたいい仕事のサービスを受けられるので。
森川:そうですよね。
坂本:誰も損しないですよ。
森川:みんな幸せになる形です
坂本:そうそう、そうなんです。
森川:なるほど。そう考えると、もちろんコアコンセプト単体でも本当に大切な教えだと思うのですが、それと自分軸があって、初めて幸せな起業家として一歩踏み出せるような感じですね。
坂本:そうですね。
森川:そう考えると1章と2章で教えられていることって、ものすごい大事なことですよね。
坂本:そうですね。かなり大事なとこだと思います。
坂本:ビジネスをシンプルに考えたいなって思った時に、自分軸と市場軸、そしてコアコンセプトが、シンプルに考えるすごく大きな考え方であり、そこが大事だということに、10年やってきて気付いたので、僕なりにそこをお伝えしたかったのです。
森川:この本の1章2章で、起業家として本当に大切な大きな学びを受けられるというのことに改めて気づきました。やはり自分軸と他人軸というところもぶらさずにしっかりやっていかないと
坂本:ありがとうございました。
いつか起業を考えているけど、何から始めていいか分からない・・・
起業家教育の専門家である坂本憲彦が、はじめての起業で成功するポイントを解説します。
今回は、「市場軸ビジネスで失敗した私のケース」について、お届けしていきます。
参考図書:6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する
ある大手アパレル会社の話です。
20年ほど前、一世を風靡したブランドを持っていながら、近年、大きく失速してしまっているようです。
それは、「会社トップが、アパレルを知らない。
当時は、「興味がなくても、経営力があれば、業界トップに君臨できる」ということで、業界内では一目も二目も置かれていました。
しかし・・・・・
時間が経った今、メッキが剥がれた方のように大失速。大きな経営改革を迫られています。
もう、おわかりですね。
坂本先生にお尋ねすると、こう答えるでしょう。
「トップがアパレルに興味がなかったため。」
なぜ、坂本先生がそう答えるのでしょうか?
それはこちらから視聴ください。
PodcastをiPhoneやアンドロイドから視聴する方法は、こちらをご覧ください。
坂本:はい、よろしくお願いします。
森川:今回も、坂本先生の著書「6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する」の中から質問させていただきまして、深く聞かせていただきたいと思います。
坂本:これは、新規事業を立ち上げないといけないという時のことでした。何か新規事業はないかなと、いろいろネタを考えたんですね。
森川:そうですね。失敗する要素が見当たらない、というくらい良い条件がそろっていますね。
坂本:実績のある先生にお願いしてコンテンツも作ってもらいましたし、マーケーティングにもコンサル担当の方に入ってもらいましたので、要素だけ考えると失敗する要素はないんです。
坂本:実際やってみてどうだったかというと、最初はパーッと売れたんですね。売れたんですけれども、1年くらいでその売り上げが終息して、結局1年くらいで事業をやめることになりました。
森川:自分軸に沿っていなかった?
坂本:自分軸って、やっぱり僕自身ですね、僕が社長でしたので、社長の自分軸と合ってない事業というのは、続かないと思うんです。
森川:自分軸に合ってないというのは、坂本先生が英語に対してあまりピンときてなかったというか、お好きじゃなかったのでしょうか。
坂本:そうですね。僕、英語に関して全く情熱がないんです。
森川:そうなんですか。
坂本:上達したいとは全く思っていなくて。
森川:そうなんですか。
坂本:僕は英語で全部失敗してるんですね。受験勉強とか、受験ですね。僕が今から頑張って英語を勉強するよりも、例えばGoogleの自動翻訳の方が、たぶん進度が速いはずなんですよ。僕が英会話5年やって5年後にペラペラになったとしても、GoogleさんとかAppleのSiriの方が、もっとはるかに優秀になってるはずなんです。だから、僕が語学をやることはあんまり意味がないな、と思っています。
森川:成功する条件がそろっていたけれど、唯一、自分軸という観点で坂本先生には英語に興味がなかったということですね。
坂本:月5,000円くらいの講座で、毎月新しい英語の音声のコンテンツとテキストのコンテンツを提供する、というものでした。毎日新しい音声を聴いて学習していくと英語が話せるようになる、というカリキュラムでした。商品が悪いということはなかったと思いますし、ある一定の水準は満たしていたと思います。やっぱり一番の原因は、僕に情熱がないので、もっとより良くしていこうという改善のエネルギーが働かなかったということですね。
坂本:ビジネスって改善じゃないですか、最終的には。何回改善できるかという勝負になっていて、これは本の中でも書いてますけれども、僕は最低300回は改善しましようねって言ってるんですよ。
森川:そんなに少ないんですね。
坂本:それってマーケティングの才能やセンスがあったわけではなく、物理的に改善の回数が何回あるかなんです。
坂本:僕は英語教育に対して情熱がなかったので、マーケティングをより良くするとか、商品ももっと良くするとかっていうのが、わからないわけですよ。だから、興味や情熱がないものはやっぱりやってはいけないんだな、とすごく思いましたね。
森川:そうですね。もちろん条件も大事だと思いますが、どれだけ条件に恵まれていても失敗してしまうというのは、自分軸というか、興味が持てる持てないということが非常に大切だという、すごくいい例ですね。
坂本:やっぱり自分のやりたいこと、好きなことと合ってないと改善していかないので、掘り下げられないんですよね。
森川:逆に、自分軸と市場軸がうまく重なって成功したという起業家の方の例として、心理カウンセラーの三木さんが紹介されています。
坂本:三木さんは逆に、自分がやりたいというところからスタートしています。
森川:掛け持ちみたいな感じですか。
坂本:掛け持ちですね。最初はカウンセラーでは当然食べられなかったので。そしてアルバイトの収入の方が多かったのです。三木さんのすばらしいのは、それでも自分の軸はカウンセラーだというアイデンティティを常に持っていたんです。
坂本:みんな間違ってしまうのが、関わる時間も多くて収入も多いと、例えばアルバイトの方が本業だと思ってしまうことです。しかし、三木さんは、関わる時間は少なくても、常にカウンセラーが本業というスタンスだったんですね。そういうスタンスでいるので、ちょっとずつちょっとずつカウンセラーの方でもお客様が来るようになってきて、ブログを書いて集客したり、ご紹介いただいたりという形でやっていって、今ではすごい大人気のカウンセラーになっています。
森川:先ほどの坂本先生の例とは、真逆で対照的ですね。
坂本:そうですね、真逆です。僕は英語には情熱なんて一切なかったですから。お金を儲けたいというだけで、収益を上げるというのが目的でしたから。
森川:今回は先生の著書の第1章から、6つの不安の中の1つ「アイディアはないけど起業したい」という不安を持っている方に、市場軸と自分軸というアイディアの考え方としての具体例をお話しいただきました。
坂本:やっぱり自分軸というのを大切にして欲しいなと思います。そこからビジネスを考える方が、遠回りなようで実は近道です。
森川:坂本先生、今回もありがとうございました。
坂本:はい、ありがとうございました。
いつか起業を考えているけど、何から始めていいか分からない・・・
起業家教育の専門家である坂本憲彦が、はじめての起業で成功するポイントを解説します。
今回は、「起業は市場軸より自分軸が大切」について、
参考図書:6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する
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森川:今回は、坂本先生が書かれました、「6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する」という本の内容について教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
坂本:はい、よろしくお願いします。
森川:第1章の「誰でも見つかるビジネスアイディア」では、6つの不安の最初の不安として、「アイディアは何もないけど起業はしたい」「ビジネスアイティアはどうやったら見つかるのか」という不安を持たれてる方に対して、坂本先生のお答えが書かれています。この中で「アイディアの考え方は2つあって、市場軸と自分軸という2つがある」と書かれています。そこで今回は、この「自分軸」「市場軸」の2つについて教えていただきたいと思います。
坂本:そうですね、これから起業したい方には、ビジネスアイディアが固まらないというのが多いんですよね。
坂本:ビジネスって、大きく分けてその自分軸と市場軸という2つの軸で考えていく、これが大事になってきます。
森川:そうですね。
坂本:いかに売れるかと考えるのも大事なんですけれども、ポイントとしては、市場軸があった上で、さらに自分軸とそれが重なっているかどうか、それが大事になってくる。自分がそもそもやりたいことがどうか、ですね。(自分がそもそも)やりたいことと、市場軸でやろうとしてることがつながってないと、結構ストレスになっちゃいます。
森川:なるほどですね。
坂本:すると、途中でやめちゃったりということが結構ありますね。
森川:一般的に、あれが儲かりそうだ、とか、流行りそうだ、というのは、すごくわかりやすいと思います。だから、その波に乗っかろうとか、そのトレンドに乗っかろうというのは、すごくわかりやすいと思います。
坂本:そうですね、絶対に自分軸から考えなければいけないという訳ではないんですけれども、僕がそこから考えるのをお勧めしているのは、いたずらに市場軸だけを見ているとで、儲かりそうとかそういう観点でどうしても見てしまうので、そこだけで単純に動ける人はいいんですけれど、なかなかそれだけで動ける人っていうのは少ないのかなと。
森川:100人の起業家がいたら5人くらいは、お金だけをモチベーションにできる、と。
坂本:純粋に本当にお金を稼ぎたいでいける人は、そのくらいでしょう。
森川:なるほどですね。今先生がおっしゃられた、人生レベルっていうことですが、もう少し掘り下げて聞かせていただきますと、例えばその人生レベルっていうと、どういうものが当てはまるといいますか、どういう考え方をするのが人生レベルというものになるのでしょうか?
坂本:そうですね、あんまり難しく考えなくてもいいんですけれども、その仕事を残り20年・30年・50年やりたいかというところですね。
坂本:大事なのは、ビジネスモデルは変わっていってよい、ということです。ビジネスモデルは例えば時代によって変わってくるわけですよ。
森川:今思い出したことがありまして、たぶん会社員の方は共感いただく方多いかと思うんですけれども、よく会社の同僚とかと話をしていて、宝くじ当たったらどうする?という話になった時に、10人いたらおそらく10人が会社をすぐ辞める言うんですよね。
坂本:そうですね。
森川:自分軸とか人生レベルでというお話って、仮に宝くじが当たったとしてもやりたいこととか、そういうものなのかなという。
坂本:そうですね。まさにおっしゃる通りで、例えお金があったとしても仕事として続けたいと思えるものですね。
坂本:起業したのに、取引先の都合でやってたり、お金出してくれた人の都合で動かないといけなくなっているなど、起業したのに自由になってないというパターンがけっこうあります。
森川:なるほどですね。
坂本:なので、自分で自由にできるようにしていくという意味でも、自分の軸を持つというのはすごく大事ですよね。
森川:なるほどですね。
坂本:そうですね、本当にまさにおっしゃる通りで、軸がちゃんとある方はもっと自由になれて、軸が無くて「なにかお金が儲かる方法はないかな」というふうにさまよっていると、なんかこれ今流行ってるから、今なんかAIが流行ってるからって言って、やりたくもないのに、わかりもしないし、理解もできないのに、楽しくもないのに、それをやるという話になってくるということですね。
坂本:なので、自分の軸というのを大切にして、そこにさらに市場軸を合わせて、そこがちゃんとつながることをやっていきましょう、というところですね、ビジネスとしては。
森川:ありがとうございます。
坂本:はい、ありがとうございました。
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