♪風光明媚な避暑地での快活な気分にあふれる楽章
ブラームスは、避暑で訪れたペルチャッハから批評家エドゥアルト・ハンスリックに宛てた手紙に「ヴェルター湖畔の地にはメロディがたくさん飛び交っているので、それを踏みつぶしてしまわないよう、とあなたは言われることでしょう。」と書き送っています。
その後ブラームスは2年間続けてペルチャッハで夏を過ごし、この地でヴァイオリン協奏曲やヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」などが生み出されました。
ブラームスの親友のひとりである外科医のテオドール・ビルロートは、第2交響曲に接して「ペルチャッハはどんなに美しいところなのだろう。」と語ったとされます。
1877年12月30日、ハンス・リヒター指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によって初演されました。この初演は大成功で、第3楽章がアンコールされました。
また翌年9月にブラームスは故郷のハンブルクに招かれ、自身の指揮によって再演を果たしています。
*演奏と音響を改めた新録音です。弦楽器と管楽器+打楽器は分けて録音しています。
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73 第4楽章 [2020][AR]
Johannes Brahms:Symphony No.2 in D major, Op.73
IV:Allegro con spirito [10:20]
Brahms-Symphony-No2-4th-2020-AR2.mp3
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