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性教育は、性行為について教えるだけではありません。
自分の身体を知ること。 身体にはプライベートな部分があること。 嫌なことには「嫌だ」と伝えていいこと。 相手の身体にも勝手に触れないこと。 人との距離や境界線について学ぶこと。
こうしたこともすべて、自分と相手を大切にするための学びです。
例えば、人前で自分の性器に触ってしまう子どもに対して、
「そんなことしちゃダメ」
と注意するだけでは、
「なぜダメなのか」 「では、どこならいいのか」
までは伝わらないことがあります。
だからこそ、
「身体にはプライベートな部分がある」 「人前ですることと、一人の場所ですることには違いがある」
と、絵やカード、繰り返しの学習など、その子が理解できる方法で具体的に伝えていく必要があります。
知的障害や発達障害など、スペシャルニーズのある子どもたちへの性教育は、理解の仕方や発達、コミュニケーション方法が一人ひとり異なるため、高い専門性が求められます。
大切なのは、
「理解が難しそうだから教えない」のではなく、 「どうすれば本人に伝わるのか」を考えること。
今回は、東京都の特別支援学校における性教育の考え方や、現場の教員が抱える課題、具体的な教材や実践例、そして保護者の声を紹介しながら考えます。
「ダメ」と注意するだけで、本当に子どもは学べるのか。 学校と家庭だけに任せるのではなく、行政はどのような支援を用意すべきなのか。
生活年齢を尊重しながら、その子が理解できる方法で届ける。
障害のある子どもたちの“自分の身体を守る力”をどう育てていくのか。
CROSSROADS #114で考えます。
今回のテーマは、子どもの性教育における「同意」と「境界線」です。
「嫌だったら、イヤと言いなさい」
もちろん、それは大切です。でも、それだけで十分なのでしょうか。
自分が「NO」と言えること。そして同じように、相手の「NO」を受け止められること。
この両方を学ぶことが、これからの性教育では重要です。
今回は、2026年に改訂された文部科学省の「生命(いのち)の安全教育」も踏まえながら、性的同意やバウンダリーの考え方を、日常生活の中の具体例からわかりやすく考えます。
「写真を撮っていい?」「手をつないでいい?」「ハグしていい?」
こうした身近なやり取りの中にも、同意を学ぶ機会があります。
さらに、SNSで交際相手から写真を求められたときや、「好きなら送って」と迫られたとき、子どもたちはどう判断すればいいのか。
性教育を「被害に遭わないため」だけの教育にせず、自分の境界線を守り、同時に相手の境界線も尊重するための教育として考えます。
「NOと言える子を育てる」だけではなく、「相手のNOを受け止められる子を育てる」。
CROSSROADS #113。子どもたちが自分も相手も大切にできる人間関係を築くために、大人は何を伝えていけばいいのか。一緒に考えます。
今回のCROSSROADSは、
「性教育って、何を教えるの? ― 子どもが自分の身体を守るために」
をテーマにお届けします。
文部科学省の資料
東京都教育委員会「性教育の手引」
「小学生に性教育は早いのでは?」「そもそも、何を教えるの?」
そんな疑問を持つ方も少なくありません。
性教育というと、性交や妊娠、避妊などをイメージしがちですが、その入口はもっと身近なところにあります。
「自分の身体は大切」「嫌なことは嫌と言っていい」「相手の身体にも勝手に触らない」「困ったときは、信頼できる大人に相談していい」
こうした、自分と相手の身体や気持ちを尊重することも、大切な学びです。
今回は、文部科学省の「生命の安全教育」や東京都の「性教育の手引」も紹介しながら、子どもの発達段階に応じて、どのようなことを学んでいくのかを分かりやすく整理します。
考えたいのは、
「性教育を何歳から始めるのか」ではなく、「その年齢で、自分を守るために何を知っておく必要があるのか」。
子どもが自分の身体を大切にし、相手も尊重できるようになるために、家庭や学校、大人たちは何ができるのか。
皆さんと一緒に考えます。
今回は東京都からのお知らせです。
皆さん、「とうきょう すくわくプログラム」を知っていますか?
「すくすく」と「わくわく」から生まれた“すくわく”。
子どもたちの「なんで?」「やってみたい!」という好奇心や興味を出発点に、遊びの中から学びを深めていく、東京都の幼児教育・保育の取り組みです。
葉っぱをじっと見る。 砂や水で何度も試してみる。 失敗したら、もう一度やってみる。
大人から見れば何気ない遊びの中にも、子どもにとってはたくさんの「探究」があります。
今回は、この「とうきょう すくわくプログラム」と、11月28日に初開催されるシンポジウムについてご紹介します。
保育・教育関係者だけでなく、保護者の方も参加できます。
子どもの「なんで?」を、大人が急いで終わらせない。
子どもの好奇心をどう育てていくのか、一緒に考えてみませんか。
🎙️CROSSROADS|学び×福祉×政治 MC:高野たかひろ
キャリア・パスポートは、単なる進路指導の書類ではありません。
「こんなことが好き」 「これができるようになった」 「次は、こんなことをやってみたい」
そんな本人の成長や希望を振り返り、次の学びや将来へつないでいくためのものです。
今回、特別支援学校にお子さんを通わせる保護者の方から、 「小学部の頃から、もっとキャリア・パスポートを活用してほしい」 という声をいただきました。
文字を書くことが難しい子なら、写真でも、タブレットでも、視線入力でもいい。
大切なのは、全員に同じ形式を求めることではなく、 本人の「好き」「得意」「やってみたい」を、どう拾い上げるか。
そして、その思いを小学部から中学部、高等部へ。さらに学校を卒業した、その先の人生へどうつないでいくのか。
今回は、特別支援学校におけるキャリア・パスポートの役割と課題、保護者から寄せられた声、そして本人主体のデジタル版キャリア・パスポートという一つの提案まで考えます。
障害のある子どもの将来を、大人が先に決めない。
まず本人に聞く。
「あなたは、何をしてみたい?」
そんな教育のあり方についてお話しします。
#CROSSROADS #キャリアパスポート #特別支援学校 #特別支援教育 #キャリア教育
🎙️CROSSROADS #109
「その検診、後回しにしていませんか? ― 東京都が始める“女性のがん検診応援”」
今回は、東京都のプレス発表から、ぜひ知っていただきたいお知らせです。
東京都では10月1日から、「女性のがん検診受診応援事業 ― TOKYO Women’s Health」の申請受付がスタートします。
対象となる子宮頸がん検診・乳がん検診を受診した方には、2,000円相当の健康関連グッズ、または東京ポイント2,000ポイントを提供。
自治体の検診だけでなく、職場での検診や人間ドックなど、自費で受けた対象検診も含まれます。
でも、この取り組みで一番大切なのは「2,000ポイント」ではありません。
仕事、子育て、介護、家事――。
忙しい毎日の中で、ついつい後回しになってしまう自分自身の健康に目を向けること。
「時間ができたら検診に行こう」から、 「検診に行く時間をつくろう」へ。
今回は制度の対象者や申請方法、注意点をできるだけ分かりやすくお伝えします。
ご自身はもちろん、家族や身近な方にもぜひ共有していただきたい東京都からのお知らせです。
CROSSROADS #108
「その油、流さないで!― 東京都から知ってほしい“下水道を守る3つの習慣”」
今回は、東京都からの暮らしに身近なお知らせです。
料理のあと、フライパンやお皿についた油を、そのままシンクに流していませんか?
台所から流された油は、下水道管の中で冷えて固まり、詰まりや悪臭の原因になることがあります。
東京都下水道局では、10月を「油・断・快適!下水道」キャンペーンの強化月間として、油を下水道へ流さないよう呼びかけています。
覚えていただきたいのは、3つだけ。
「ふき取る」 「吸い取る」 「使い切る」
特別な設備も、難しい知識も必要ありません。
今日の料理のあとからできる、小さな習慣です。
今回は、なぜ油を流してはいけないのか、私たちに何ができるのか、そして東京都がどのように周知を進めているのかを、生活者目線でわかりやすくお伝えします。
普段は見えないけれど、私たちの暮らしを支えている下水道。
その「当たり前」を守るために、できることから。
ぜひお聴きください。
「バリアフリートイレがある」だけで、本当に誰もが安心して外出できるのでしょうか。
車いすで入れる広さがあっても、横になっておむつ交換や着替え、自己導尿などを行うための「介助用ベッド」がなければ、利用できない人たちがいます。
東京都では現在、公共施設への介助用ベッドの設置を進めるとともに、既存施設でも導入しやすい「移動式介助用ベッド」への支援も始まっています。
一方で、設置されていても「どこにあるのか分からない」「トイレの入口を見ても介助用ベッドの有無が分からない」といった課題も残っています。
今回のCROSSROADSでは、
・介助用ベッドとは何か ・東京のバリアフリートイレ整備の現状 ・東京都が進めている介助用ベッドへの支援 ・固定式だけでなく移動式を広げる意味 ・「だれでも東京」などによる情報発信 ・ピクトグラムで設備を分かりやすく伝える必要性
についてお話しします。
私はこれまで都議会でも、介助用ベッドの設置拡大や、既存施設での移動式ベッドの活用を求めてきました。
次に必要なのは、
「設置する」だけではなく、 「必要な人が、すぐ見つけられる」こと。
トイレは、単なる設備ではありません。
外出すること。 学校へ行くこと。 買い物や旅行を楽しむこと。
社会参加そのものを支える大切なインフラです。
今回は、バリアフリートイレから、誰もが外出しやすい東京について考えます。
【CROSSROADS #106】
「働きたいのに、ヘルパーが使えない ― 重度障害者の就労を阻む“制度の壁”」
重度の障害があり、日常生活ではヘルパーの介助を受けている人がいます。
食事、トイレ、移動、姿勢調整、たんの吸引――。
生活するために必要な介助です。
ところが、「働きたい」と思ったとき、その支援をそのまま職場で利用できるとは限りません。
通常の重度訪問介護では、通勤や勤務中などの経済活動は原則として対象外。
その壁を補うために「重度障害者等就労支援特別事業」が設けられていますが、実施するかどうかは自治体によって異なります。
さらに、公務員など公務部門で働く場合には、この特別事業の対象外となるという別の壁もあります。
今回のきっかけとなったのは、TBS「報道特集」が伝えた、重度障害のある女性とその家族の姿です。
滋賀県教育委員会で働くことになった女性は、介助の問題を抱えながら就労を続けています。
一方、自治体の制度を利用し、職場にヘルパーが入りながら働いている人もいます。
「介助が必要だから働けない」のか。
それとも、
「働くために必要な介助を社会が用意できていないから、働きにくい」のか。
今回は、
・重度訪問介護と「就労」の関係 ・重度障害者等就労支援特別事業とは何か ・全国でどのくらい利用されているのか ・自治体による地域差 ・なぜ公務員は対象外なのか ・企業側の合理的配慮と福祉制度の役割分担 ・ヘルパーの新たな活躍の場につながる可能性
などを、一つひとつ整理します。
働くことだけが、その人の幸せではありません。
しかし、「働きたい」と希望する人が、障害そのものではなく制度を理由に選択肢を狭められているとすれば、そこには考えるべき課題があります。
本人が望む社会参加や働き方をどう支えるのか。
重度障害者の就労と、ヘルパー利用をめぐる制度について考えます。
【参考・ネタ元】 TBS NEWS DIG/報道特集 「『就職して社会に貢献したい』重度障がい者の社会参加はばむ制度の壁、葛藤する女性とその家族」 YouTube公開:2025年12月21日
今回のテーマは、ヤングケアラー。
家族の介護や家事、きょうだいの世話などを日常的に担い、自分の学びや睡眠、友人関係、進路にまで影響を受けている子どもや若者がいます。
けれど本人にとっては、それがずっと続いてきた「普通の生活」であることも少なくありません。
「家族だからやるのが当たり前」 「自分がやらなければ」
そう思っているからこそ、周囲から見えにくく、本人からも助けを求めにくい。
今回は、東京都が公表している実際の支援事例をもとに、ヤングケアラーの生活や支援につながるまでの過程を紹介します。
さらに、2024年の法改正、ヤングケアラー・コーディネーター、東京都の相談支援や家事支援など、現在の取り組みについても解説。
大切なのは、相談窓口をつくることだけではありません。
「この子が背負っている負担そのものを、どう減らすのか」
本人だけではなく、家族全体を社会で支える視点が必要です。
家族を大切にすることと、子どもが過度な責任を背負うことは違う。
家族を支えている子どもに、 「頑張っているね」だけで終わらせず、
「あなたのことも支える大人がいるよ」
と伝えられる社会をどうつくるのか。
一緒に考えます。
令和8年 こども白書
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