方言ニュース
2020年9月9日(水)
今日の担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
去年の県内事業場の定期健康診断で「異常」の所見があった人の割合を示す有所見率が67・4%で、前の年に比べて0・7ポイント増加し、
9年連続で全国最悪だったことが分かりました。これは沖縄労働局がこのほど発表したもので、統計をまとめている1993年以降で最高値となりました。
一方、全国平均との差は10・8ポイントで、前の年より0・4ポイント縮まりましたが、福味局長は「全国が沖縄の伸びを上回ったために差が縮小した。
決して楽観視できるものではない」と指摘し、「長寿県が短命県に転落しかねない問題だ」と警鐘を鳴らしました。
健診項目別の有所見率は血中脂質が41・4%と最も高く、血圧23%、
肝機能22・6%、血糖16・9%と続き、
生活習慣病の要因とされる項目で高い傾向にあります。
摂取カロリーの過多や運動不足、飲酒などが影響しているとみられます。
県内5カ所の労働基準監督署管轄区域別でみてみますと、
沖縄本島中部と八重山地区は
県の平均値より高い結果でした。
沖縄労働局は引き続き、
「健康経営」の実践企業の増加や沖縄産業保健総合支援センターの利用を呼び掛けるなど対策に取り組みます。