過去編・現在編に続くシリーズ「未来編」。今回は、信濃工業・江尻春樹さんが熱量たっぷりに語る“3Dプリンターの未来”回です。
「3Dプリンターで何を作るか」よりも、「どう使うと生活や働き方が豊かになるか」。—その思想の根っこにあるのは、“ドラえもんのポケット”みたいに、欲しいものが必要な時に出てくる世界観でした。
同友会仲間の試作機から始まった試行錯誤、輸入機の故障対応をきっかけに火がついた“魔改造文化”、そして「修理してくれるところがない」という市場課題。
“機械屋”としての親和性を武器に、補助金も活用しながら国産・高剛性・シンプル設計の3Dプリンター開発へと踏み込みます。
後半は、材料(レジン)のこだわりや「壊れない」「余計な機能はいらない」という思想、さらに“社内の巻き込み”の設計論へ。
社長が楽しむ姿を外にも中にも見せることで、社員の理解と安心感が育ち、空気が変わっていく——そのリアルが詰まっています。
そして未来像は、AI生産管理が回るのに17時で仕事が終わり、会社でBBQが始まる世界。
家族も、近所も、時にはお客さんも自然に混ざり、会社はしっかり儲かって、ボーナスも納税もちゃんとする。
「仕事は楽しまなきゃいかん」——江尻さんの言葉が、未来の工場の輪郭をぐっと具体にしてくれました。
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