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今週紹介したのは、宇佐美 まこと『白と黒のソナタ』
ピアノ、それは黒く輝く怪物
大正十二年、ロンドン。駐英大使平松伯爵の娘随子は恋に落ちた。
才能ある若きピアニスト、グスタフ・アッカーに。
平松伯爵は使用人の少年を現地の工房に弟子入りさせ、
アッカーのために贅を尽くしたピアノを作らせるなど、芸術に理解のある人だった。
しかしアッカーへの想いを秘めてピアノを弾く幸せな少女時代を送っていた随子には、
残酷な運命が待ち受けていた。
現代、日本。世間の注目を一身に集める若手ピアニスト友澤伸多は、
さらなる高みを目指して練習に没頭していた。
ところがある日、仕上がったはずの曲が弾けなくなった。
それはピアニスト生命を断ちかねない、危険な予兆だった。
つらい時、そのピアノは、ただそこにあった。
ひとすじの希望を手繰り寄せる感動のドラマ!
今週紹介したのは、夕木 春央『楽園』
殺人犯にならなければ脱出できない。
『方舟』『十戒』の著者が仕掛ける“禁忌の驚き” 亡き両親から
不動産を譲り受けた康之は、
失踪した賃借人・海原の遺留品整理の際に、群馬の山奥の謎の物件の存在を知る。
そこは、切り立った岩壁に囲まれた、「楽園」と呼ばれる奇妙な場所だった。
恋人の沙織と一緒にそこを訪ね、探索をはじめた康之たちは、
すぐに六人の“住人”に拿捕された。
脱出のための条件はーー 「誰か一人を殺さなければならない」
『方舟』 ――夕木春央が描く、極限のクローズド・サークル。
今週紹介したのは、山本 巧次『大阪電車春秋 六色の線路』
大阪を走る6つの私鉄、
阪神・京阪・近鉄・南海・阪急・大阪メトロを舞台にした、
それぞれの沿線で動き出す人情物語。
すれ違う親子のわだかまり、電車で見かけた同級生とはじまるまさかの恋、
息子がたどる父の出生に隠された真実、通勤途中で見つけた推し活のまさかの顛末。
―そしてばらばらの人生が交差し、やがて一つの駅で―
大阪弁で描く連作短編集。
「大阪の問屋と本屋が選ぶ『ほんまに読んで欲しい1冊』」を選ぶ、
2026年大阪ほんま本大賞受賞作品!
今週紹介したのは、タナカ ヒロキ『陽と月』
吃音症のバンドマンが描く、実話をもとにした音楽小説
“才能がない者のためにバンドがあって欲しい。
上手く言葉が出ない者のために歌があって欲しい。
そのどちらもロックが昇華して欲しい。”
吃音の作詞家が、最愛の親友へ贈る、最初で最後のラブレター
バンドで成功することを目指し、夢と現実の狭間を生きる、
吃音症のバンドマン・月。
太陽のような性格で天然だが、音楽の才能に溢れている親友のバンドマン・陽。
対照的な2人のバンドは、当初はどちらも華々しくデビューした。
しかし両者はその後、まったく違う道を歩んでいき……
夢は叶わなかったら不幸なのか。売れたら本当に幸せなのか。
そんな想いの中で揺れ動きながらバンドマンとして進んだ先に2人が見たものとは。
吃音症でもある「LEGO BIG MORL」のギタリスト・タナカヒロキが描く、圧倒的青春小説。
今週紹介したのは、
白井智之『本を読むのが超速い人の頭の中ってどうなってんの殺人事件』
前代未聞のA7サイズ本格ミステリ!
殺人計画を立てる男たち、宇宙人を監視する小学生。
本好き刑事が挑む不可解な殺人の真相は?
電子書籍や音声読み上げ機能ではなく、
紙の本で読むのが面白い一冊!
今週紹介したのは、高殿 円『せどりの女王』
「うちらにはカネしかない」
お前の地獄を金に変えろ!!!
底辺女子のぶち上がり小説!
使い古したブランドのバッグや財布を新品に近い状態にして再販売する「せどり」。
そのブランド品の中古販売会社の社長を務める遠火はインスタライブで突如、
「わたし、ずっと殺したい奴がいる」と発言し、自分の人生を壊してきたかもしれない相手の復讐を誓う。
情報提供者に1億円を配ることで、加熱するSNS。
そんな中、遠火は行方をくらまし、社内は大パニック。
果たして彼女の本当の狙いとは?
今週紹介したのは、寺地 はるな『雨が降ったら』
夫の浮気で離婚し、古いアパートで独り暮らしをする初佳、48歳。
子どもたちは独立し、収入は決して高くない。
将来に不安がないわけではないが、
自分が選んだものだけに囲まれた生活は思いのほか幸福だ。
ある日雨に降られて入った『わかば洋傘店』で、
60代すぎと思しきパンクな恰好の女性店主に、
「雨が降ったら傘をさせ」という言葉と
店名が大きく入った傘を貸してもらい――。
恋人と別れて以来、ひとりでUSJに行くことを満喫している杏子。
むかしから「誰か」のではなく自分名義の家がほしかったみつほ。
育児と家事とパートに忙殺され、
「ちゃんと幸せなはずなのに」と葛藤する苑美。
最愛の母を亡くし、心の置きどころのない美禰子。
さまざまな境遇の40代女性たちの「これから」を痛快に描き出す連作短編集。
子どものころ想像していた大人にはなれなかった。
でも想定外の人生は、連続ドラマの続きを待つようでわくわくする――。
「これから先」の人生が楽しみになる、著者の最高傑作!
今週紹介したのは、月村 了衛『テロル』
今週紹介したのは、辻村 深月『ファイア・ドーム』
作家・辻村深月氏のデビュー22周年記念作品となる
新作長編小説『ファイア・ドーム』(上巻・下巻)。
執筆開始から7年、その原稿枚数は1,500枚に達する超大作。
著者渾身の現代長編ミステリー。
25年前の夏、平穏だったはずの地方都市は、
百貨店受付嬢誘拐殺人事件の発生、その報道により揺り動かされ、
「噂」という大量の炎が降り注ぎ、燃えさかった。
ようやく静けさを取り戻したかに見える町に燻り続ける因縁が、
いま新たな事件を呼び起こす――。
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