2022年5月4日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
国頭村奥海岸で先月21日、長年、
ウミガメの保護・調査を続けている、
日本ウミガメ協議会会員で
自然公園指導員の嘉陽宗幸さんが、
今年初めてアカウミガメの産卵を確認しました。
嘉陽さんがウミガメ産卵調査中に見つけたもので、
去年の調査では、アカウミガメ74件、
アオウミガメ26件の
合わせて100件の産卵が
あったということです。
調査を始めてからの21年間で、
最も多かったのは2013年の
アカウミガメ572件、アオウミガメ36件の
合わせて608件で、この年をピークに、
この10年で希少種・アカウミガメの産卵が
大幅に減少しているということです。
本土でもアカウミガメが減少しており原因は不明です。
今年は、去年から漂着した軽石が
いまだに村内の海岸には多く見られ、
ウミガメの産卵上陸やふ化した子ガメが海に
帰る際の行動がどうなるかを危惧しているということで、
嘉陽さんは
「9月ごろまで産卵が続く。
コロナ禍だが村内海岸でキャンプや釣りをするなど
行楽客が増えている。地域が世界自然遺産に登録され、
ますます増えることが予想される。ゴールデンウイークや
夏のキャンプなど、マナーを守り自然豊かなやんばるを
堪能してほしい」
と話しました。