何歳になっても、学び続けることはできるのか。学びたい気持ちがあっても、時間やお金が足りない時はどうしたらいいのか。そして、猛暑の中でも働かなければならない人を、個人と会社はどう守れるのか——。
第28回目の保健室は、令和8年版「男女共同参画白書」から読み解く“学び直し”と、外回り営業の暑さ対策についてお話しします。
冒頭では、愛媛・松山での男女共同参画イベントへの参加や、大阪・枚方で開催した『働く親のためのサバイバルガイド』出版イベント、和歌山での講演など、各地を飛び回った岸畑先生の近況からスタート。
前半の「働く人の保健だより」では、令和8年版の男女共同参画白書を取り上げます。
今回の白書で注目されたのは、仕事やキャリアに関する女性の学び直しと、仕事以外の暮らしを充実させる男性の学び直し。
「何歳になっても能力を伸ばし続けられる」と考える人は、女性では年代が上がるほど増える一方、実際には学ぶ意欲があっても、過去1年間に学べていない人が多いという結果も示されています。
女性にとっては金銭的な余裕や家事・育児・介護の負担、男性にとっては仕事の忙しさが、学び直しを阻む大きな壁になっています。
一つの専門性だけで長い職業人生を歩むのではなく、これまでの経験に新しいスキルを掛け合わせていくこと。
そして、会社や社会が、誰もが学び続けられる時間と機会をつくることの大切さを考えます。
また、困った時に頼れる人や相談相手がいないと感じる割合は、全年代を通じて男性の方が高いという結果も紹介。
特に孤立しやすい40代・50代の男性や、頼れる人が少ない若年女性に、どのような相談先や支援が必要なのか。
THE CAREが目指す「誰もが相談できる環境」と重ねながら読み解きます。
後半のお便りは、40代・外回り営業の“なにわの営業”さんから。
駅から取引先まで歩くだけで汗だくになり、商談前にはすでにぐったり。
水分を取りたいけれど、次の予定やトイレが気になり、つい飲む量を控えてしまうというご相談です。
熱中症を防ぐために大切なのは、喉が渇いてから一気に飲むのではなく、移動や商談の区切りごとに少量ずつ飲むこと。
水やノンカフェインのお茶を中心に、トイレへ行ける時間から逆算して飲む量を調整する方法や、スポーツドリンク・経口補水液の使い分けについて解説します。
さらに、首や脇の下、脚の付け根など、太い血管が通る場所を冷やす工夫、日傘の活用、移動時間に余白を持たせることなど、現実的な暑さ対策も紹介。
外で働く人の安全を、本人の努力だけに任せるのではなく、会社側がアポイントや移動時間、休憩の取り方を調整することも欠かせません。
【今回のトピック】
- 令和8年版男女共同参画白書
- 女性の学び直しを阻むお金とケア負担
- 男性の学び直しを阻む仕事の忙しさ
- 外回り営業の熱中症対策
- 少量ずつ飲む習慣
- 首・脇・脚の付け根を冷やす方法
- 会社に求められる暑さへの配慮
週の真ん中、水曜日。
学びたいのに学べない日も、暑さの中で思うように動けない日もあります。
それは、あなたの意欲や努力が足りないからではなく、環境や体の条件が影響しているのかもしれません。
今日もここまで来たあなたに、100点のはなまるを。
最後は安眠のための「3 Good Things」も一緒にどうぞ。
【番組について】
この番組は、働く人にケアを届ける「THE CARE」の提供でお送りします。仕事や家庭、ライフイベントに奮闘する皆さんが、専門的な知識と癒やしを得られる場所として、毎週水曜日17時に配信中です。
【パーソナリティ】
- 岸畑 聖月(株式会社With Midwife 代表 / THE CARE 院長)
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