互ひとみのラジオ

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互ひとみのラジオ episodes

  • 朗読『和製椿姫』大倉燁子
    私立探偵の日名子のもとに、友人の東山春光から緊急の依頼が入ってきた。
    彼が囲っていた女、美那子が何者かにさらわれたというのだ。
    しかし犯人の見当はすでについている。彼の元には以前から美那子を引き取りたいという男からの手紙が来ていたのだ。
    警察に相談すればすぐにでも解決する問題ではあったが、世間体を気にする東山は秘密裏に解決させるため、日名子を呼んだのである。
    日名子はそんな東山に呆れながらも、手紙の差出人のもとへ足を運んだ。
    原稿:大倉燁子『和製椿姫』青空文庫
    38 min
  • 朗読『郷愁』織田作之助
    終戦後の日本。執筆の仕事に追われる新吉は締め切りに間に合わせるべく、大阪の郵便局へ向かう電車を待っていた。
    疲労と睡魔で働かない頭で書いた原稿はとても満足できるものではなかったのだが、完成度の原因はそれだけではなかった。
    皆が語る世相。それには公式化された形ができており、新吉はそこに無視された何かを感じていたのだ。
    しかし、それを言葉にするには、今日の新吉は疲れすぎていた。
    原稿:織田作之助『郷愁』青空文庫
    33 min
  • 朗読『地球儀』牧野信一
    祖父の法要に出席するため実家に帰省した私は、準備のため忙しく働く母から古い地球儀の箱を見せられる。
    その地球儀から、私は長くアメリカで暮らしていた放蕩者の父と、その帰りを待ち続けてきた家族の時間を思い出す。
    息子が生まれ、父と同じ立場になった私にはそれまでとは違った父の姿が見えてくるのだった。
    原稿:牧野信一『地球儀』青空文庫
    18 min
  • 朗読『葉桜と魔笛』太宰治
    5月。葉桜の季節になると、私は若くして亡くなった妹と、ある不思議な出来事のことを思い出す。
    妹は18歳で病にかかり余命わずか。弱っていく妹をそばで見ていることしかできない20歳の頃の私は苦しい思いを抱え鬱々とした日々を過ごしていた。
    そんなある日、妹の箪笥から隠すようにしまわれた手紙の束を見つける。その文通相手は、私の知らないM.Tという男だった。
    原稿:太宰治『葉桜と魔笛』青空文庫
    27 min
  • 朗読『桜の森の満開の下』坂口安吾
    桜の森の満開の下を通る者は、みんな気が変になる。
    ある山賊が男を殺して、その妻をさらってきた。
    女は美しく賢く、そして残酷だった。
    物事にこだわらず深く考えることをせずに生きてきた男にとって、女の言葉や振る舞いはチクチクと頭を切り、今まで感じたことのなかった感情を生んでいく。
    男は女に惹かれながらも、なぜか不安だった。
    そしてこの感情が、桜の森の満開の下を通るときに似ていると思うのだった。
    原稿:坂口安吾『桜の森の満開の下』青空文庫
    YouTube版https://youtu.be/MHnftJrDKyY
    1 hr 18 min
  • 朗読『鷺娘』大倉 燁子
    まゆみと百合子は従姉妹同士。幼いころから日本舞踊の良きライバルだった。
    しかし、才能のあるまゆみに対してどんなに努力しても追いつけない百合子は、まゆみを舞踊界から引き離すため、自らの恋人であった光村博士を彼女に引き合わせ結婚させた。
    結婚後も舞踊に未練があるまゆみ。まゆみの才能に嫉妬しながら舞踊の道を進む百合子。
    互いに羨み妬む気持ちを持ちながら、日々は過ぎる。
    そして、百合子の名披露の舞踊大会が行われる。
    本番が目前に迫ったある日、「鷺娘」の稽古が上手くいかず窮地に立たされていた百合子は、ある覚悟を決めてまゆみのもとへ飛び込んでいった。
    原稿:大倉燁子『鷺娘』青空文庫
    YouTube版https://youtu.be/gk0rfwDqXDo
    42 min
  • 朗読『ペルゴレーズ街の殺人事件』モーリス・ルヴェル
    夜汽車の中で乗り合わせた「わたし」を含めた4人の男女が、「ペルゴレーズ街の殺人事件」の話をしている。
    女性が刃物で刺されたその事件では被害者の金品宝石類は一切盗まれておらず、いまだ犯人も捕まっていないのだ。
    それぞれが推理を披露するなか、それを聞いていたは「わたし」は我慢できず、まだ世間に公表されていない、とある情報を話す。
    それは犯人を特定することができる決定的な証拠に関するものだった。
    原稿:モーリス・ルヴェル『ペルゴレーズ街の殺人事件』青空文庫
    YouTube版https://youtu.be/H1xCiQ-GAQ0
    26 min
  • 朗読『トカトントン』太宰治
    昭和20年8月15日。兵舎で終戦を知り、死のうとしていた男の耳に聞こえてきた「トカトントン」という金槌の音。その幽かな音は、戦中のミリタリズムに浸っていた彼の心をそこから引き離してくれたのだった。
    しかしその日以降、彼が何かに感動したり熱中したりするたびごとに、あの時の「トカトントン」が聞こえ、彼の心をそこから引き離すようになる。
    何事にも情熱をかけることができなくなった彼は、兵隊になる前から好きだったある小説家に勇気を出して手紙を送ることにした。
    YouTube版https://youtu.be/4hN0CTkZf4s
    原稿:『トカトントン』太宰治 青空文庫
    51 min
  • 朗読『注文の多い料理店』宮沢賢治
    山深い森のなかで道に迷ったふたりの男の前に、一軒の西洋料理店が現れる。
    こんな山奥にこんな立派な店があるのはおかしい。そう思いながらも、空腹と寒さに耐えかねて彼らは店の扉を開くのだった。
    YouTube版https://youtu.be/OTC97siEXMw?feature
    原稿:『注文の多い料理店』宮沢賢治 青空文庫
    25 min

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