互ひとみのラジオ

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互ひとみのラジオ episodes

  • 朗読『夜の初めの数分間』渋谷悠

    もしも世界から鏡が無くなったら。

    自分を見られなくなった私たちは、相手の瞳の中に自分を見つける。

    


    台本:『ハザマ』渋谷悠 論創社 2022年8月

    BGM:『夜風の火花』くれっぷ

    DOVA-SYNDROME

    8 min
  • 朗読『散華』太宰治

    太宰の年少の友人、小説を書いていた三井君と詩を書いていた三田君が亡くなった。1人は病気で、1人は戦争で。


    太宰は2人の作品を褒めたことがなかった。

    だが病床での三井君の最後はとても美しく、小説の上手下手など、人間の栄冠には全く関係ないと思った。

    そして戦地から送られてきた三田君の最後の手紙に、彼の才能を思い知らされた。


    太平洋戦争期、思った通りの言葉を口にすることが許されない中で、太宰治が残したかった言葉とは。

    


    


    原稿:太宰治『散華』青空文庫

    BGM:『帰りみち』hotaru sounds

    DOVA-SYNDROME

    45 min
  • 朗読『黒蜥蜴』江戸川乱歩 #4 女魔術師

    潤一が緑川夫人の子分となって一夜明け、変装も板についてきた頃。彼の部屋に大きなトランクが届けられた。

    潤一が蓋を開けると、ちょうど人が一人入れるほどの大きさのトランクの中には、ぼろ布に包まれた石が詰め込まれていた。

    驚く潤一に、緑川夫人は今回の計画を説明し始める。その計画はあまりにも大胆なものだった。



    原稿:江戸川乱歩『黒蜥蜴』青空文庫

    BGM:『strange lullaby』shimtone 

     DOVA-SYNDROME

    14 min
  • 朗読『黒蜥蜴』#3 ホテルの客
    雨宮潤一が黒天使に連れられて身代わりの死体を物色していた深夜から明けた、午前5時ごろ。帝都、Kホテルの玄関に一台の自動車が到着した。
    「緑川夫人」と「山川健作」に変装した黒天使と潤一だ。
    彼らは各々隣同士の部屋に案内され、しばらくしてから緑川夫人の部屋で落ち合った。
    先ほどまで見ていた地獄風景にブルブルとおびえる潤一には、自分の置かれた状況がまだ見えていない。
    緑川夫人は自分のベッドに彼を呼び、語り始めた。
    原稿:江戸川乱歩『黒蜥蜴』青空文庫
    BGM:『路地裏DJ黒猫さん』ネコト DOVA-SYNDROME
    14 min
  • 朗読『黒蜥蜴』#2 地獄風景
    クリスマスイブの夜会の後、殺人犯の雨宮潤一は「逃げなくても安全になれる方法がある」という黒天使の言葉を信じ、彼女の運転する車に乗せられてとある場所へ向かうことになった。
    着いた先では一切の明かりを消して、女に手を引かれるままに進んでいく。
    どこへ向かうのか、なにをするつもりなのか。
    一切の情報を教えてくれない女に不安を感じる潤一の目には、つい数時間前に自分が殺した男女の姿がまだ焼き付いている。
    原稿:江戸川乱歩『黒蜥蜴』青空文庫
    BGM:『考察』shimtone  DOVA-SYNDROME
    18 min
  • 朗読『黒蜥蜴』#1暗黒街の女王
    クリスマスイブの深夜1時。
    帝都の代表街、G街の裏通りにある巨大な建物では、狂気めいた夜会の真っ最中だ。
    フロアの客が待ちわびているのは、この夜会の女主人。
    ダーク・エンジェルと呼ばれる彼女が姿を現して踊り始めると、その興奮は最高潮に達した。
    注目のなかで踊る彼女の腕には、黒いトカゲの入れ墨がなまめかしく這うのだった。
    原稿:江戸川乱歩『黒蜥蜴』青空文庫
    BGM:『紫煙』のる DOVA-SYNDROME
    17 min
  • 朗読『北極星』片山廣子
    どんなときも変わらず、冷たく悲しいほどに同じ場所で輝き続ける北極星。
    眠る前、北の窓を開けてその星を見上げる時間は静かに私に寄り添ってくれる。
    原稿:片山廣子『北極星』青空文庫
    19 min
  • 朗読『ふみたば』モーリス・ルヴェル
    別れた恋人マダム・ヴァンクールが、ランジェのもとに恋文を取り返しにやってきた。
    幸せだった日々を思い出しながらも、彼女の意思は変わらない。
    ランジェは大切にしまっていた手紙の束を、しぶしぶ手渡すのだった。
    恋人の帰りを期待しては傷つき1ヶ月後、しびれを切らしたランジェはマダムのサロンへ足を運ぶ。
    そんな彼を彼女は皮肉な言葉で迎えるのだった。
    恋人の訪れを待っていたのは、ランジェか、それとも…?
    原稿:モーリス・ルヴェル『ふみたば』青空文庫
    15 min
  • 朗読『希望』小川未明
    夏の夕暮れ。青年は海を眺めていた。
    つらいこの現実から、自分を救いに来てくれる船を待っている。
    日が傾きかけた海の色は、輝く銀色から暗い紫へと変化している。
    彼は口笛を吹いて、今日も船を待っていた。
    原稿:小川未明『希望』青空文庫
    11 min
  • 朗読『美男子と煙草』太宰治
    小説家の私は、「古いもの」と戦い続けてきた。
    数人の先輩作家に絡まれ悪口を言われて大泣きした数日後、今度は記者から「上野の浮浪者と一緒に写真を撮らせてほしい」という依頼が入ってくる。
    なぜ自分が選ばれたのかとネガティブな想像がわいてきたのだが、先日の事件で変に気が大きくなっていた私は、逆に編集者を急き立てるように上野へ向かうのだった。
    原稿:『美男子と煙草』太宰治
    19 min

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