互ひとみのラジオ

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互ひとみのラジオ episodes

  • 朗読『黒蜥蜴』#20 水葬礼 江戸川乱歩

    誘拐されてからずっと抵抗を続けていた早苗が突然大人しくなったり、強気な態度をとるようになった。

    そこから明智が何らかの方法で船に乗り込み潜伏していることを確信した黒トカゲ。

    しかし、船中を捜索しても明智を発見することができない。船が全速力でアジト目指しているなかでは、一刻の猶予もない。

    焦る彼女は、ふと、自分が座っている長椅子を見つめた。


    原稿:江戸川乱歩『黒蜥蜴』青空文庫

    15 min
  • 朗読『黒蜥蜴』#18 怪談 #19 恐ろしき謎 江戸川乱歩

    黒トカゲが海に逃げることを確信した明智が方々に指示を出していた、その翌日の深夜。

    真っ暗な夜の海に、波にもまれながら一艘の貨物船が東へと進んでいた。

    ただの貨物船に見えるその船の中は、豪華な船室が広がっている。

    なかでも高価そうな家具が並ぶ部屋には、一つだけ他と雰囲気の違う長椅子が置かれていた。


    原稿:江戸川乱歩『黒蜥蜴』青空文庫

    28 min
  • 朗読『春の鳥』国木田独歩

    九州で、まだ若い教師をしていたころの「私」の記憶。

    城山の草原で本を読んでいたある日、自分のほうを見てニヤリと笑う不思議な男の子と出会う。

    彼はほかの子供とは違う、子供だった。


    原稿:国木田独歩『春の鳥』

    37 min
  • 朗読『黒蜥蜴』#17 追跡 江戸川乱歩

    逃亡する黒トカゲと、それを尾行する明智。

    二人がそれぞれ乗ったタクシーは大阪中の街角を何度も回った後、黒トカゲが乗っている方はとある川岸に停車した。

    明智はついに黒トカゲの本拠を突き止めたのか。

    彼が前方の車内を覗くと、そこに乗っていたはずの黒トカゲの姿はなかった。


    原稿:江戸川乱歩『黒蜥蜴』青空文庫

    14 min
  • 朗読『泥坊』豊島与志雄

    働きたくない男、五右衛門は、有名な盗賊だった石川五右衛門と同じ名前であることをきっかけに、盗賊になることを志す。

    しかし彼にはその才能は無い。橋の欄干にもたれて悩んでいると、仙人を名乗る老人がいつの間にか隣に立っていた。


    原稿:豊島与志雄『泥坊』

    16 min
  • 朗読『黒蜥蜴』#16 奇妙な駈落者 江戸川乱歩

    取引を終えて「エジプトの星」を手に入れた黒トカゲ。しかし彼女はまだ気を抜くことができない。

    ここからどうやって展望台を降り、隠れ家まで戻るか。その途中を明智に尾行されることを警戒していたのだ。

    一人になった彼女は、ある策を実行するため、売店へ近づいて行った。


    原稿:『黒蜥蜴』江戸川乱歩 青空文庫

    13 min
  • 朗読『黒蜥蜴』#15 塔上の黒トカゲ 江戸川乱歩

    黒トカゲからの身代金要求を受けることにした岩瀬氏は、手紙に書かれていた指示通りに通天閣の展望台にやってきた。

    冬の夕方。寒風吹きすさぶ展望台には、売店の店員夫婦を除いて誰一人いない。

    欄干から地上の人々を眺めて待っていると、和服を着た一人の女性が現れた。


    原稿:江戸川乱歩『黒蜥蜴』青空文庫


    14 min
  • 朗読『黒蜥蜴』#14 エジプトの星 江戸川乱歩

    人間椅子を用いた令嬢誘拐事件は翌日の新聞によって全国に知れ渡ることとなり、街中のあらゆる長椅子やソファの底があらためられている。

    しかし、そんな警察の捜査もむなしく、早苗はいまだ見つからない。


    不安といらだちで八つ当たりしてくる岩瀬氏をなだめながら、それでも明智は冷静だった。彼はあるものを待っていたのだ。




    原稿:江戸川乱歩『黒蜥蜴』青空文庫

    BGM:『荒廃』チョコミント

     DOVA-SYNDROME

    15 min
  • 朗読『黒蜥蜴』#13 魔術師の怪技 江戸川乱歩

    早苗が誘拐されてから二時間後。大阪から急いで戻ってきた岩瀬氏と明智が屋敷に集まり、事件について話し合っている。

    鉄格子をはめられた窓、厳重に監視されたドア。完全な密室のなかで、早苗はどうやって姿を消し、酔っ払いの男は現れたのか。

    岩瀬氏が警備の書生を疑うなか、明智は現実味があると思われる唯一の方法、ある小説家の空想を思い出す。


    原稿:江戸川乱歩『黒蜥蜴』青空文庫

    BGM:『strange lullaby』shimtone  DOVA-SYNDROME

    16 min
  • 朗読『フォスフォレッスセンス』太宰治

    人はだれでも二つの世界を生きている。

    この世の現実と、眠りの中の夢の現実。時間と感情で繋がった二つの世界を錯雑させて人生は進んでいく。

    あなたにも、あの人にも、他人が入り込めない夢の世界があるのに、目に見える現実の世界に触れるだけで、どうしてすべてを了解したといえるだろうか。

    太宰の口述による短編小説。


    原稿:太宰治『フォスフォレッスセンス』青空文庫

    BGM『あの日も雨』yuhei komatsu 

    DOVA-SYNDROME

    20 min

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