いつかいいうたできるかな

いつかいいうたできるかな

By 田辺マモルMusic
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いつかいいうたできるかな episodes

  • 僕はもういらない 20230908115105 Louder
    Like someone who has run out of cigarettes.
    Frustrated waiting for a text from you
    Like a person who misses the friendliness of a puppy
    I remember you like someone who misses you
    I think of you who relied on me
    I think of you with tears in my eyes
    I wonder if you don't need me anymore
    I wonder if you don't need me anymore
    I wonder if I'm no longer
    I'm no longer necessary to you
    I want you to tell me what happened to you today
    I want to hear your joyful words
    I want to fall asleep to your goodnight voice
    I want to wake up to your good morning
    An old man sings a song
    When there's no one left to listen to me
    I wonder if I'm no longer needed
    Don't you need me anymore
    Am I no longer needed by you
    Don't you need me anymore
    タバコを切らしてしまった人のように
    君からのメールを待つイライラ
    子犬の頃の人懐っこさを
    懐かしむ人のように思い出す
    僕を頼ってくれた君を
    涙しながら思い浮かべる
    僕はもういらないのかな
    僕はもういらないのかな
    僕はもう君にとっては
    いらない存在なのかな
    今日一日の君の出来事を
    楽しげな言葉で聴かせてほしい
    君のおやすみの声で眠りにつき
    君のおはようで目覚めたい
    老いた男が歌を歌う
    聴いてくれる人はもういないのに
    僕はもういらないのかな
    僕はもういらないのかな
    僕はもう君にとっては
    いらない存在なのかな
    4 min
  • レンタカーでドライブした 20230908112027 Louder
    レンタカーでドライブした
    昔みたいねってうれしそう
    こんなささやかなことで
    君が喜んでくれるなんて
    焼肉が食べたいって
    君にしては珍しいことを言う
    〇〇亭の焼肉で
    君が喜んでくれるなんて
    思ってなかったからうれしかった
    思ってなかったからうれしかった
    まだまだ僕たちいけるかな
    まだまだ僕たちいけるよね
    まだまだ僕たちいけるかな
    いけるかな いけるよね
    二人は家族になって
    男と女の頃は過ぎて
    カップルからパートナーへ
    淋しいことかもしれないけど
    うれしそうな顔を見てたら
    これもいいと思えてきた
    まだまだ僕たちいけるかな
    まだまだ僕たちいけるよね
    まだまだ僕たちいけるかな
    いけるかな いけるよね
    We rented a car and drove around.
    It's just like old times," he said happily.
    I can't believe it's such a small thing.
    I can't believe you're so happy about something so small.
    You said you wanted to eat barbecue.
    That's a rare thing for you to say.
    "Yakiniku at Anrakutei.
    I never thought you'd be happy.
    I didn't expect it to make you happy.
    I was happy because I didn't expect it.
    I wonder if we can still make it.
    We can still make it, can't we?
    I wonder if we can still make it
    We'll make it, won't we?
    They became a family
    Past the days of man and woman
    From couple to partner
    I know it's a bit sad
    But seeing their happy faces
    I'm starting to think this is a good thing.
    I wonder if we're still together
    We can still make it, can't we?
    I wonder if we're still going to make it
    We'll make it, won't we?
    4 min
  • つまらなそうにその子は 20230831155902 Nectar
    つまらなそうにその子は
    僕と姉きを写した
    慣れない手つきでカメラの
    シャッターを押してくれた
    姉とはたぶん生まれて
    初めていっしょに旅をした
    四条烏丸を西から
    東へ歩き神社の
    名前は忘れたけれど しだれ桜を見た
    桜は夜空に白く浮かんで光を放っていた
    おしろいを塗った舞子さんの
    ように次々と旅行客に
    記念写真を求められていた
    こんな機会はめったにないからと姉は
    石の階段に並んで立って
    近くにいた人にシャッターを頼んだ
    できあがった写真は
    いつかどんな感慨を
    僕にもたらすのだろうか
    悲しみをもたらすのだろうか
    戻りくり返すことのない人生の
    哀愁を誘うのだろうか それとも
    あのときはああ楽しかったねと
    目を細めて語らう幸せを
    分かち合わせてくれるのだろうか
    いずれにせよ僕は今ひとり
    帰途につき 寝台列車のような
    眠たげな空気のこもった
    最終電車のひかりの中で
    姉きの旅の無事を願うのであった
    つまらない事故になど遭わないように
    無事に帰れますように
    しだれ桜は
    おしろいを塗った舞子さんの
    ように次々と旅行客に
    記念写真を求められていた
    こんな機会はめったにないからと姉は
    石の階段に並んで立って
    近くにいた人にシャッターを頼んだ
    Bored, the girl took a picture of me and my sister.
    She pressed the shutter of the camera with an unaccustomed hand
    My sister and I traveled together for the first time in our lives
    We walked along Shijo-Karasuma from west to east
    I forgot the name of the shrine, but I saw weeping cherry blossoms
    The cherry blossoms were white and shining in the night sky
    Like a dancer with white powder on her face
    The cherry blossoms was asked to take a commemorative photo
    My sister stood in a line on the stone steps
    standing in a line on the stone steps
    and asked someone nearby to take the shutter.
    The resulting photo
    I wonder what kind of emotion it will bring me
    Will it bring me sadness
    Of a life that will never return
    Or will it bring me happiness
    Either way, I am alone now
    On my way home,
    like a sleeper train, filled with sleepy air
    In the light of the last train
    I wished for my sister's safe journey
    I hope she won't have a trivial accident
    May she return home safely
    The weeping cherry blossoms
    like a dancer applying face powder
    like a Maiko with a face powder on.
    for a commemorative photo.
    My sister stood in a line on the stone steps
    standing in a line on the stone steps
    and asked someone nearby to take the shutter.
    5 min
  • 間男 20230714112831 Nectar 2
    仕事から帰ると
    家に男がいた
    僕の枕だけは
    使って欲しくはなかった
    あなたは誰ですか
    あなたは僕ですか
    妻はそのとなりで
    いびきをかいて寝ていた
    かわいがっていた
    小鳥も飛んでいった
    楽しみに残しておいた
    シュークリームも消えていた
    ここはどこなんですか
    誰のうちなのですか
    思えばはじめから
    居心地良くはなかった
    僕は料理をして
    二人に食べさせる
    僕が皿を洗って
    二人はお風呂に入る
    若い二人には
    僕が見えていないのかもしれない
    テレビを見てる僕の横で
    イチャつきはじめている
    かわいがっていた
    小鳥も飛んでいった
    楽しみに残しておいた
    栗羊羹も消えていた
    3 min
  • 僕の目の前のおなか 20230705114916Nectar4
    電車で座っていたら僕の目の前に
    女の人が立った
    僕の目の前にあるその人のおなかは
    ふくらんでいるように見えた
    席をゆずるべきかな
    さりげなく上目づかい
    少なくとも胸より
    おなかが出ている
    ワンピースは柔らかそうなコットンで
    カーディガンの色は黒
    靴はローヒール
    かざりっけのないショートヘア
    アクセサリーはつけていない
    席をゆずるべきかな
    妊婦さんなのかな
    少なくとも胸より
    おなかが出ている
    そのときふと思い出した
    子どもができるとおなかだけじゃなく
    胸も大きくなることを
    席をゆずらなかったことを安堵した
    ゆずらなくてよかった
    善意が人を傷つけることもあるから
    僕の目の前のおなか
    4 min
  • たったそれだけだった人 20230623141107 Nectar
    その日札幌で知り合った僕らは
    テレビ塔の展望フロアーで
    たった十五分間だけ言葉を交した
    ガラス窓に写った二人の姿を見ながら
    デザイナーになりたかったんだけど
    今はスーパーでレジを打ってるって言ってた
    けどちゃんと就職しなくちゃ
    一人暮らしはけっこう大変だからって
    その日の札幌は雪がちらついていて
    大通り公園のネオンはとてもきれいで
    たった十五分間だけのインタビューを
    まるでデートのように盛り上げてくれた
    たった一度会っただけの
    一期一会の旅の道連れのような人
    たったそれだけだった人
    二度とは会えないんだろう
    人生の一瞬だけすれ違った人
    あの日シドニーのYWCAで
    日本人だと思って声をかけた
    オペラハウスで互いのカメラで写真を撮り合って
    フェリーに乗って波しぶきを浴びた
    濡れたTシャツがまぶしかった
    二人並んだ写真は一枚もないけど
    若かった僕のフィルム写真の角を
    覆う黒い影はきっと彼女の指
    たった一度すれ違っただけの
    振り返って見送ることもしないで別れた人
    たったそれだけだった人
    なのになぜこんなに 気になってしまうんだろう
    思い出しちゃうんだろう
    たったそれだけじゃない人と
    たったそれだけじゃない時を過ごしている
    たったそれだけだった人
    なのに今どうして
    気になってしまうんだろう
    思い出しちゃうんだろう
    5 min
  • 京大吉田寮 20230621175013louder
    歌った
    そこがかび臭かったとしても
    関係なかった
    歌った
    みんなで
    そこは埃だらけの京大吉田寮
    ランプに照らし出されたうつろな空間
    街の喧騒から遠く離れ
    生活の現場を遠く離れて
    青春の幻影のように
    その朽ちかけた館はあった
    遠くからぼーっと
    輪になって歌う彼らを見ていた
    ダンスダンス
    ひとつになって
    フォークロックのダンス踊る
    チョコレートパフェ
    みんな笑っているのかな?
    みんな肩を揺らしてるかな?
    大きな声をあげ笑わなくても
    ステップ踏んで踊らなくても
    ちょっと微笑んでくれればOK
    僕はしあわせ 今日は大成功
    3 min
  • ふわふわ 20230614153430 Louder Rev
    予備校帰りに御茶ノ水駅で待ち合わせ
    画材屋さんの隣にあったカフェレストランで
    たのむのはいつもハンバーグとカニクリームコロッケ
    ナイフでライスをフォークの背中に乗っけて食べた
    同い年なのにね 君は僕に
    知らない世界を見せてくれた
    「うざったい」という耳慣れない
    言葉を知ったのも 君からだった
    背伸びしてそのまま宙に浮かんで風に吹かれ空へ
    舞い上がってふわふわ
    どこまでも行けると思っていたよ
    制服姿でライブハウスに出入りして
    うっかりビールを頼んで困った顔された
    入り口の前を何度も行ったり来たりして
    夕闇にまぎれてコソコソ入ったラブホテル
    君は大人びていたけど
    淋しがり屋なとこがあって
    デートのあとはいつだって
    僕に家まで送らせた
    里帰りを見送るはずが 新幹線に乗って新大阪まで
    送って行ったこともあった
    国鉄がJRになって間もない頃
    背伸びしてそのまま宙に浮かんで風に吹かれ空へ
    舞い上がってふわふわ
    どこまでも行けると思っていたよ
    5 min
  • 紙芝居のように 20230603185842+4429 Louder Rev
    紙芝居のように
    君との物語を
    めくりながら言葉をつむぐ
    一枚ずつ絵を見ながら
    君と過ごした日々の
    何気ないワンシーンを
    思い浮かべてはこみ上げるものを
    言葉に置き換えてゆく
    この頃はうまく言葉にできずに
    途方に暮れることがある
    忘れてしまうことが何よりもこわいけど
    そしたら歌をやめられるかもしれない
    紙芝居なんて
    もう古くさすぎて
    誰も振り向いてくれないことは
    わかっている それでも
    君と歩いた日々の
    ふたりの物語を
    覚えているのはもう僕ひとり
    だから歌にしている
    君が線を描(えが)いて色を載せて
    絵を描(か)いていたように
    僕は言葉を音に乗せて歌にする
    もう流行らない 古くさい紙芝居
    この頃はうまく言葉にできずに
    途方に暮れることがある
    忘れてしまうことが何よりもこわいけど
    そしたら歌を
    ようやく歌を
    やめられるかもしれない
    5 min

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