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July 17, 20202020-07-17 No.3770「大きな丸い物体」大きな丸い物体夜に目が覚めると部屋の隅にないはずのものがぼんやりと浮かんでいるわずかな光さえも吸い込んで陰を強調しながら佇んでいる黙ってないで何か喋ればいいのに迎えに来たのならそうだと言えばわかるのに大きな丸い物体0 minPlay
July 16, 20202020-07-16 No.3769「見知らぬ傷」見知らぬ傷いつの間に抱えてしまっているいつどこでどのようにしてできたのか見知らぬ傷互いに一方通行成立しない会話の続き抑えられなくなると無意識にぶつけてしまう置いていかれたあとで名前がなかったことに気付く0 minPlay
July 15, 20202020-07-15 No.3768「変化の種まき」変化の種まき降りて行ったりよじ登ったりを続けたあとやることがなくなって次第に黙り込んでしまうのが癖になる何も起こらない日々がただ繰り返され来るべき未来を想うこともなくなる変化の種を仕入れてそこら中にばらまいてしまおう変化の種を仕入れて0 minPlay
July 14, 20202020-07-14 No.3767「目に見える危うさ」目に見える危うさ落ち着きがなくなってしまうとすかさず現れるどこからともなく現れる囲まれて塞がれてよくない未来しか浮かばない悪い予感しかしない0 minPlay
July 13, 20202020-07-13 No.3766「小さな山越え」小さな山越え一歩ずつ重ねていくうちにいつの間にか登りは終わり下り坂になっていた程なくしてまた坂道が見えてくる二つの歯車が回っているうちに想像出来なかった光景をこれまでよりもさらに険しく少しだけ大きな山越えに向かう0 minPlay
July 12, 20202020-07-12 No.3765「毒の中」毒の中先の見えない霧のような向かうべき出口も見えず誘われるまま疑いもなく入り込む少しずつ奥深いところまで気がつくと知らない場所にいる見慣れない人たちに囲まれて二度と家には帰りたくなくなる0 minPlay
July 11, 20202020-07-11 No.3764「鏡がないと見えない」鏡がないと見えない同じところにいた人たちの言う自分で思う姿とはまるで違っていて一度でも目にすると二度と忘れられなくなる今さらそんなふうに言われてもこの壁を破るつもりはない一括りにはされたくなくて短く打ち返してみても分かり合えるはずもなく躱される0 minPlay
July 10, 20202020-07-10 No.3763「すれ違いの塊」すれ違いの塊時間に笑われる言葉が足りていなくていつもうまく伝わらないどうにかしようとしてどうにもならなくて待ち伏せと終わりのない輪の中へ逃れられない0 minPlay
July 09, 20202020-07-09 No.3762「久々の重さ」久々の重さ支えきれそうにない思ってもない言葉に打ちのめされどこまでも落ち込んでゆく目の前にぶらさがる糸を無意識に掴む薄らいでゆく記憶の中で同じような様子の人々の姿が自分と同じ糸にぶらさがっている久々の重さもう疲れ果ててしまって支えきれそうにない0 minPlay
July 08, 20202020-07-08 No.3761「大丈夫なようで」大丈夫なようでそうでもない遠くでずっと同じ音が聞こえるもう少し注意を払うべきだった可能性の前でどちらにもなれずにこの先へ進むのはもう少し注意を払うべきだった今さらもう遅すぎる大丈夫なようでそうでもない0 minPlay