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October 25, 20192019-10-25 No.3504「題名のない」題名のないそこに描かれていたのは題名のない古びた譜面の切り取られた一部さしたる特徴もなく記憶にも当たらない目を閉じて耳も塞いで奥深くへ入り込む0 minPlay
October 24, 20192019-10-24 No.3503「晴れ間の滴り」晴れ間の滴り見上げても雲ひとつないのに水の雨粒のように落ちてくるそこから離れてたり時間を変えてみたりしても晴れ間の滴り変わらず水の雨粒のように落ちてくる思わず口を広げて飲み込んでみる0 minPlay
October 23, 20192019-10-23 No.3502「離れゆく時」離れゆく時以前とは違う誰一人立ち止まっていない自分で見つけた方へ進んでゆく外にぶつけられずに内側へと向かってしまう離れゆく時に置いていかれてしまう0 minPlay
October 22, 20192019-10-22 No.3501「消えたやりとり」消えたやりとり繋がった場所には残っていない消えたやりとり意図しない言い訳のもたらしたもの無闇に敵を作りたがる厄介な本能の撒き散らし消えたやりとり0 minPlay
October 21, 20192019-10-21 No.3500「有り余る空気」有り余る空気と足りていない水が折角の船出を台無しにする根元から調子を悪くしてしまう外の空気を吸い込み過ぎて宇宙船は離陸さえ出来なくなっていた用が無くなるとその人々は消えてしまう0 minPlay
October 20, 20192019-10-20 No.3499「入り口に横たわる」入り口に横たわる見覚えのあるものが絵に描かれたように時折風に吹かれながらも固まったままで動かない見なかったことにする気付かないはずのないところ入り口に横たわる何も不思議なことではないいつもどこでも起こり得る0 minPlay
October 19, 20192019-10-19 No.3498「途中で止まる」途中で止まる誰かの顔色の悪くなる浮かび上がる力を失くして生まれたところへ連れ戻される理由ひとつさえ分からないうちに少しずつ呼び声の遠くなるこうなってしまったことを誰に伝える0 minPlay
October 18, 20192019-10-18 No.3497「明かりの足りない」明かりの足りないぼんやりした影が動いている言われなくてもわかる約束のひとがようやく現れた音沙汰のないままの長い年月現れないかもしれないと思い始めていた結局そんなことは起こらない甘い話のあるはずのない0 minPlay
October 17, 20192019-10-17 No.3496「階段の一番下」階段の一番下座り込んだままで動かない昨夜の晩と同じ何ひとつ変わっていない階段の下あたり行き交う人々がその都度振り返り少しの間だけ気を取られる階段の一番下の様子が普段と何も違わないことを確かめる0 minPlay
October 16, 20192019-10-16 No.3495「遠くない人の消失」遠くない人の消失信じ難いことの起こり得る遠くない人の消失どこかで大きくなってしまった歯止めの効かなくなった行いのもたらす一度でも刻まれたら消せるはずのない0 minPlay