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April 09, 20192019-04-09 No.3305「春の降り積り」春の降り積り自分自身をもう支えきれなくなって壁に掲げられた印があってその意味にようやく気付くやがて夜になって雨の落ちてくる足早に家路を急ぐ人々の間でもう動けなくなってその場にうずくまって春の降り積もりの中で見えなくなる0 minPlay
April 08, 20192019-04-08 No.3304「駄目な二人」駄目な二人が寄り添ってどうしようもないことをまた始める陽が沈むまでの短い間に気付かれないように忍び込む形の見えない心の裏側にはっきりと刻まれた文字をなぞって駄目な二人が寄り添って0 minPlay
April 07, 20192019-04-07 No.3303「折れ曲がった」折れ曲がったつもりでもそれほど曲がっていないいうほどでもない離れてみると何の意味もない囚われていたものから自由になって振り返るとつもりでもそれほど曲がっていないいうほどでもない離れてみるといつの間に真っ直ぐに戻っている0 minPlay
April 06, 20192019-04-06 No.3302「悪趣味の探し」悪趣味の探し不適切な場所で不謹慎なことを思うもう庇う人もいないと分かると真っ先に飛び降りる悪くはないと考えつつ良くもないと知っている0 minPlay
April 05, 20192019-04-05 No.3301「見えない同士の出会い」見えない同士の出会い目を開こうとしないものと顔を上げず手元から目を離さないものが見えない同士の出会い柱を挟んで予期せずぶつかって互いの立場を知る0 minPlay
April 03, 20192019-04-03 No.3299「いない足音」いない足音に気をとられる久しぶりのいつものところで同じようでまるで違っている誰一人それに気がつかないいない足音に気をとられる朝から晩まで鳴り響く根元を断ち切ろうとしても余計に増幅してしまう0 minPlay
April 02, 20192019-04-02 No.3298「意味のある繰り返し」意味のある繰り返しいつの間に現れてさっさと済ませて帰っていった暗い日陰の窓からその様子を記録する何ひとつ感情を持たず0 minPlay
April 01, 20192019-04-01 No.3297「暗闇に焔」暗闇に焔のあらわれ迷い道の先を照らすそれを頼りにする人の連なり揺らめきながら暗闇を照らすやがて焔は二つに分かれて程なく三つになってそれぞれが回転し始める戸惑う人々を置き去りにして0 minPlay
March 31, 20192019-03-31 No.3296「痛みのない」痛みのない痛まないかつてほど痛みを感じられない通じない紙を受け取ったり読み取れず何度も窘められたりどうしようもない状態になってもまるで痛みのない痛まない痛み自体がなくなったわけではなく痛み自体がもう必要なくなっている0 minPlay