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March 20, 20192019-03-20 No.3285「前に見たことのある」前に見たことのある後ろ姿身体が勝手に反応する踏み潰された花の束前に見たことのある後ろ姿気が付いているはずだと思った驚かせるつもりのなかった0 minPlay
March 19, 20192019-03-19 No.3284「痛みのよみがえり」痛みのよみがえりようやく忘れられたはずの鈍い痛みの連なって再び現れるこれまでの道のりを振り返る二度と繰り返すべきではない0 minPlay
March 18, 20192019-03-18 No.3283「どこから来る」どこから来るどの角度でやって来るそれらの振る舞いを引き連れて知らないものに触れると目が覚めたようになってもう止まるところを知らない0 minPlay
March 16, 20192019-03-16 No.3281「非常階段の点滅」非常階段の点滅影の方が大きくなって存在を脅かされる上下に揺れる後ろ姿のような地面から噴き出る生暖かい風道に散らばった帽子の持ち主はいない0 minPlay
March 15, 20192019-03-15 No.3280「待ち続けの合間」待ち続けの合間両脇の戸棚ががたがた揺れる顔のようにみえる空の上の折れ曲がった看板見えなくてもわかるうしろの人の気配待ち続けの合間道ばたの二本の煙0 minPlay
March 14, 20192019-03-14 No.3279「背中荷物」背中荷物で颯爽と歩く足跡が音符のように美しく奏でられる身体がふわりと軽くなって鼻の先が水に浸かるとようやく我に返った記憶を取り戻したときには背中の荷物はなくなっていた0 minPlay
March 13, 20192019-03-13 No.3278「想うだけで言わない」想うだけで言わない止まりそうにない想像の車に乗って分厚い紙の束を抱えたままあの後の様子を見に行く風に溶け込んでしまった声をわずかな手掛かりで探して回る0 minPlay
March 12, 20192019-03-12 No.3277「耳元の音」耳元の音が意外なところに入り込んできてしまう耳を塞ごうにもどうしようもない内側のことだけはどうにもならない小さな乗り物に乗って気付かれぬように回り込んで内側のことについて追いつかれる前に機械のすることに腹を立てる0 minPlay
March 11, 20192019-03-11 No.3276「合わせる言葉」合わせる言葉の浮かんでは消えるあるいは当たり障りなく通り過ぎるどこにもないものを無闇に探しだそうとして有り付けないことがわかると体の震えがどうにもこうにも止まらない0 minPlay