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February 28, 20192019-02-28 No.3265「行き止まりと雨」行き止まりと雨がいっぺんにやってくる斜めにもたれかかった人影が我先にと案内してくれる金網の向こうで怪しげに動く暗くてよく分からないものに囚われてその先が行き止まりであることも忘れてしまう手をかけようとした扉がひとりでに開いてそこから動けなくなってしまって雨でずぶ濡れ0 minPlay
February 27, 20192019-02-27 No.3264「遅らされの衝撃」遅らされの衝撃自ら削り詰め込んできたものがすべて水の泡になってしまう遅らされの衝撃どう向き合えばいいか分からない0 minPlay
February 26, 20192019-02-26 No.3263「果物の跡」果物の跡が残る意外な道端の発見両脇を大きくかじり取られたいかにもあからさまな形をしたよく見るとあちこちに転がっているそれを見て怖がっている果物の跡が四角く切り抜かれた地面の枠からはみ出している0 minPlay
February 25, 20192019-02-25 No.3262「代わりの荷物」代わりの荷物を運ぶどうでもいいような乗り物に乗ってどこに連れていかれても大きな違いはないと思う穴の空いている穴が空いてしまっているその塞ぎ方を尋ねて回る辺り構わず時折奇特な人たちが現れて浮かんだままの言葉を落としてゆく0 minPlay
February 24, 20192019-02-24 No.3261「壊れないほうが」壊れないほうがいいのにいつも途中でおかしくなる止めようとする人がいても結局壊れずに済むことはないそれは違うと声のする壊れてみないと分からない目に見えないものが現れてそれが何だったのかがわかる自ら進んで壊れにゆく0 minPlay
February 23, 20192019-02-23 No.3260「道の両脇からの声」道の両脇からの声真夜中の不自然な連なりどこか似合っていない無理のある人から話しかけられてもられてもられても時間が経てばまた変わるのだろう道の両脇からの声も0 minPlay
February 22, 20192019-02-22 No.3259「地面を切る」地面を切る切れないものを切ろうとする濁った煙を上げながら地面の奥の底から見たことのない形が現れる何か言いたげな顔でこちらを見ている0 minPlay
February 21, 20192019-02-21 No.3258「懐中電灯」懐中電灯に照らし出された少し折れ曲がったような白い影しばらくの間どちらも動くことが出来ず最初に放つべき言葉を模索しながらぴくりともせずに固まったままやがて懐中電灯の明かりが途切れ始める光の玉が上下にふらつくようになる0 minPlay
February 20, 20192019-02-20 No.3257「暗がりの期待」暗がりの期待外に出てみると目を疑うような月明かり二つの影がはっきりと露わになってしまう暗がりの期待は脆くも崩れ去ってしまっていつの間にか季節は変わっていた0 minPlay
February 19, 20192019-02-19 No.3256「風にさらわれる」風にさらわれる紙の切れ端に書かれていた見ている人と見られている人がいつの間にか入れ替わってもう前と同じようには言えなくなってしまってその遥か先には行き止まりの道0 minPlay