Sign up to save your podcastsEmail addressPasswordRegisterOrContinue with GoogleAlready have an account? Log in here.
August 03, 20182018-08-03 No.3056「落とした場所」落とした場所にはもう跡形もない 足跡を辿って地面を這うようにして昨日が見つかるわけもなく橋の下で左手を上げたまま動かない落とした場所自体がそもそも違っていて足跡は意味のない無駄の痕跡探し物はあるはずもなく落とした場所にはもう跡形もない0 minPlay
August 02, 20182018-08-02 No.3055「窓際に座る人」窓際に座る人窓際に座る人それが誰なのか分からない薄暗がりの中で光の届く場所のないわざとらしく物音を立てて様子を伺って見ても期待した反応が現れることもなく窓際に座ったままで動かない根本的な間違いにようやく気づく0 minPlay
August 01, 20182018-08-01 No.3054「背中のうしろ」背中のうしろぎりぎりのところでぶつかりそうになる扉が閉まったあとでざわつきが起こり状況が飲み込めない人々が押し寄せてきたそこには何もないのに見える人と見えない人がいて混乱は収まりそうにない0 minPlay
July 31, 20182018-07-31 No.3053「うまくいかないことの望み」うまくいかないことの望みどうしても出来なかったものが望んだ以上の姿で目の前を通り過ぎてゆく離れないように手繰り寄せる時には無理やり引き摺り下ろす黒い塊になって引っ張り合う0 minPlay
July 30, 20182018-07-30 No.3052「つまさきの落胆」つまさきの落胆世界がここまで違うと釣り合わないことも気にならなくなってあり得ない判断をいつの間にしてしまう入り込んだあとで出口がどこかわからない地面に届かないつまさきの落胆0 minPlay
July 29, 20182018-07-29 No.3051「裏目の削り」裏目の削り望んだものとは違う形になる狭い世界でぐるぐる回って他の可能性を見落として本当にやるべきことを逃してしまうその直感自体は間違っていなくてもまとわりつく不安に惑わされ台無しになってしまうもう戻れなくなったところで今さらの針がそこら中から飛んでくる0 minPlay
July 28, 20182018-07-28 No.3050「建物の影」建物の影ますます伸びて広がってそうこうするうちに雨粒の落ちて来る落ちた紙切れを律儀に拾い上げながらふらついた足元の行く先は知らず帰りまでどうにか持ちこたえた夜空に何か言うべきことでもあるだろうと建物の影に入ってその資格はどこにもない違うようで実は違わない今まさに行おうとする建物の影0 minPlay
July 27, 20182018-07-27 No.3049「狭いところ」狭いところで喚き散らすうしろが透けて見えそうな浅はかな強がりを無理矢理閉じ込めてしまってまた良くない結果を招いてしまう隠れられそうな場所も逃げ回れる余白も殆どないどうしようもなく狭いところ0 minPlay
July 26, 20182018-07-26 No.3048「夏の踏み忘れ」夏の踏み忘れ意図しないところで形を変えるほんの僅かでも違いがあれば必要のない夏の踏み忘れ戻らないことがわかっていても再生の機会を探してしまう聞こえるはずの声が届いてこないそのことに気がつくと慌てて窓を開けて夏の踏み忘れを見つける0 minPlay
July 25, 20182018-07-25 No.3047「引きずりの階段」引きずりの階段気にしても仕方ないことが離れないそこだけはどうにかできればいいのに引きずりの階段逃げ道を用意しておかないと明日帰れる所がなくなってしまう見なかったことにできればいいのに引きずりの階段0 minPlay