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December 27, 20172017-12-27 No.2837「靴を脱ぐ路上」靴を脱ぐ路上坂道の途中帰り際に道に迷う人通りの途絶えない真夜中に見知らぬ手助けを受けながら前後不覚の手掛かりを得ておもむろに靴を脱ぐ路上0 minPlay
December 26, 20172017-12-26 No.2836「違うと思っていた」違うと思っていた人がそうではなく自分に最も必要な存在だったと分かるそれに気付かない間のあからさまな拒絶反応を恥じ入って膨らんだ気球に穴を開けられそこから嵐となって吹き出る風にようやく目を覚まされる少しも似ていないのに懐かしい面影を感じ取っていた0 minPlay
December 25, 20172017-12-25 No.2835「とめるべきもの」とめるべきもの未来を読む手がかりを積み重ねて巻き戻そうとするそれが進むべき道を遠くからでもはっきりと指し示す0 minPlay
December 24, 20172017-12-24 No.2834「神の宿る屋根の上」神の宿る屋根の上若葉を咥えて立っている暖かな陽射しを受けて灰色の服が明るく見えるしばらく目を奪われているといつの間に屋根の上で連なってひとりまたひとり飛び立ってゆく神の宿る屋根の上0 minPlay
December 23, 20172017-12-23 No.2833「転ぶところ」転ぶところその時ではない起こらなくてもいいはずのことが至る所で発生してしまう転ぶところその時ではない起こらなくてもいいはずのことがそうなってしまった後はみっともなくとも顔を上げて必死に食らいついてゆくその様子を目にした後は誰も転ぶところを思い出さなくなる0 minPlay
December 22, 20172017-12-22 No.2832「指定しない」指定しない無口な車輪に揺られてゆく余計なことを考えないように後ろで小さくうずくまって固く心を閉ざしてしまう流れる景色は目に入らない行き先も伝えないままたったひとことでこうなってしまう0 minPlay
December 21, 20172017-12-21 No.2831「曲がり角から来る」曲がり角から来るそこら中で痛みを撒き散らして奥深く震えが現れて扱い方の分からない曲がり角から来る少しずつ声が遠くなってもう何も考えられないようやくそこにたどり着いて見つけたものは0 minPlay
December 20, 20172017-12-20 No.2830「出発前の夢」出発前の夢知らない言葉の飛び交う中で身支度をしている間に見知らぬ人から頼まれごと訳も分からず押し付けられる出発前の夢持ち合わせもなく時計も使えない身近なところで助けを借りるそれが新たな火種になる再び言い繕いの準備をする0 minPlay
December 19, 20172017-12-19 No.2829「半分閉じる」半分閉じるまだ早いうちから半分閉じる視界が乱れ始めて閉じざるを得なくなる足りないところに手を伸ばして半分閉じる開いたままの穴を埋めようとした半分閉じる0 minPlay
December 18, 20172017-12-18 No.2828「外からの声」外からの声が少しずつ耳に入らなくなってあるいは自分で聞かなくなってなんの抵抗もなくなっていびつに膨らんでしまったあわてて外からの声を拾いに行った見えなくなったものを取り戻そうとして0 minPlay