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December 07, 20172017-12-07 No.2817「峠の上」峠の上最後の坂をようやく超えて空の晴れ間に雪解けの水何枚もの鮮やかな絵によって灰色の景色が色付き始めて思わず窓から身を乗り出して白い地面に飛び降りる峠の上を超えたはっきりとした印を残す0 minPlay
December 06, 20172017-12-06 No.2816「数の数え」数の数えに陥ると碌なことが起こらないたまには振り返ってみて同じ過ちの入り口で立ち止まる屋根の上に雲をまとった月が横たわるその上に光る数を数えてみるひとつずつ確かめてみてもどこかで間違って同じになることのない0 minPlay
December 05, 20172017-12-05 No.2815「声のかかり」声のかかりその時を取り逃がさず散らかったままでもなりふり構わず一心不乱に喰らい付く取られる前に少しでも早く声のかかりまるで異なる世界からその様子を上から見ている疲れて寝ているところを知らない手に起こされてしまう0 minPlay
December 04, 20172017-12-04 No.2814「やり残し」やり残し残された中に順番の違うものがあってそればかり気になってしまって他には何も手がつかなくなる不安の塊みたいにいびつな形に歪んでいるひととおり当たり散らした後でどうしようもなく沈んでいって浮かび上がれず姿は見えなくなった0 minPlay
December 03, 20172017-12-03 No.2813「最悪の旅」最悪の旅も悪くない旅飛び乗ってまわり道になって起死回生も裏目に終わる期待したものは手に入らず邪魔ばかり入って時を逃す開き直って切り替えるあり得ないことの連鎖する行く先に迷いあても外れる次の最悪を期待するとその予想が見事に当たる今からでも遅くないというにこやかに見事な最悪の旅に出かけよう0 minPlay
December 02, 20172017-12-02 No.2812「その塊」その塊がやってくるどういうことかすぐには分からないこぼさずに掴み取れそうに思えても慣れない勢いに押されて何もできない慣れない雰囲気に飲まれて何も残せない0 minPlay
December 01, 20172017-12-01 No.2811「明日の言葉」明日の言葉今日の陰に隠れて様子を伺い来るべきものを予言する足りないものが何なのか取り返しの付いたり付かなかったりするのを離れたところから観察して0 minPlay
November 30, 20172017-11-30 No.2810「灰色に消える」灰色に消える賑やかだった通りには機械の声だけが淡々と響きわたる昼間から閉ざされたまま同じことを考える行き着く先は明確で誰かの力で変わりようもなく時折珍しく人だかりを見かけても行き倒れの取り囲みに過ぎず灰色に消えて見えなくなる0 minPlay
November 29, 20172017-11-29 No.2809「青い並木道」青い並木道で道に迷ううつむいた人々の立ち並ぶ夜に浮かび上がる光の波季節はすっかり変わってしまった最初で最後の川を渡る0 minPlay
November 28, 20172017-11-28 No.2808「降りてくるのを待つ」降りてくるのを待つきらびやかに飾られた階段の上から虚ろな表情をした栄光の脱け殻が降りてくるのを待っているあれがそうだと指差し嗤う汚れた雪の降り積もる0 minPlay