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June 12, 20172017-06-11 No.2638「雨の匂いしかしない」雨の匂いしかしない急に雲行きが怪しくなって夕焼けは見られなかったほんのわずかな空の名残を掻き集めようとして無我夢中で走り出した0 minPlay
June 10, 20172017-06-10 No.2637「内側に張り付く」内側に張り付く両足の高さの違うあたり速度を変えて張り付いてくる居心地悪く戸惑っているといつもの角に見慣れない集団がいて巻き込まれないように脇道に逸れて見つからないことを願う0 minPlay
June 08, 20172017-06-08 No.2635「避ける言葉」避ける言葉避ける言葉そっちへ行かないように流れの変わり目に気をつけてぎりぎりのところで食い止める多少強引であっても気配さえ隠すようにして0 minPlay
June 07, 20172017-06-07 No.2634「散らばる破片」散らばる破片を掻き集め必死に元に戻そうとして繋げ直してはまたやり直しそれを繰り返しているうちに周りに大きな人の群れ小さな体は縮こまる自分ではないと取り繕って散らばる破片を掻き集めどうにかここを離れようとする0 minPlay
June 06, 20172017-06-06 No.2633「乏しい変化」乏しい変化わかりにくい話の後で何度もそれを指摘するまるで違っているのに乏しい変化を繰り返し訴えかけるまるで気づいていない何もわかっていない0 minPlay
June 05, 20172017-06-05 No.2632「石を積み上げる」石を積み上げるいつまでも終わりの見えず形の違う石の隙間にいびつな弱さが生まれ出てまたあと少しのところで崩れ落ちる0 minPlay
June 04, 20172017-06-04 No.2631「できないものに頼る」できないものに頼るまたうまくいかなくなることがはっきりと分かっていても次に会うときは何かが変わっているようにできないものに頼るそれを周りからたしなめられても気にする素振りのまるでない0 minPlay
June 03, 20172017-06-03 No.2630「よばれる前に灯りの消える」よばれる前に灯りの消える大人しく待ち続けて期待しても違う名前ばかりよばれる随分と長い時間が経ってよばれる前に灯りの消える慌てて中に入り込む誰もいない部屋で呼びかけるやがて反応が返るどちら様どちら様どちら様どちら様0 minPlay
June 02, 20172017-06-02 No.2629「汚れた水」汚れた水に手をつけてしまってどうしていいか分からないうちにぽたぽたと滴り落ちて白い服が台無しになる怪訝そうに振り返られていくつかの言葉が刺さったままでもう顔を上げられなくなった見てられないもう見てられない0 minPlay