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October 05, 20162016-10-05 No.2389「跡地」跡地には何も残っていないかつて賑わった面影はどこにもない埃まみれの石に刻まれた文字だけが辛うじてつなぎ合わせようとしているここにいた時間の記憶が息苦しそうに色あせてゆく救われることもなくここにはいなかったように思える0 minPlay
October 04, 20162016-10-04 No.2388「落ちる理由」落ちる理由落ちる理由落ちる理由重たい身体を引き摺るうちに前を向くことが出来なくなる抵抗は長くは続かない月日に詰め寄られる落ちる理由0 minPlay
October 03, 20162016-10-03 No.2387「積み上げたもの」積み上げたものが崩れてゆく誰もいないのにひとりでに出来上がったばかりで間もなく台無しになる自分自身で壊してしまう子供みたいにあとさきは知らず0 minPlay
October 02, 20162016-10-02 No.2386「陰に隠れ」陰に隠れこそこそと見つからないように気付かれぬうちにやり終えてしまう記録される記憶から消せないと分かる陰に陰を塗り重ねて光のない隠れるために陰を好んでやがて闇と同じになって隠れることもできなくなった隠れる必要もなくなった0 minPlay
October 01, 20162016-10-01 No.2385「同時に進む」同時に進むずれながら進む混乱した頭の中で取り返しのまるで付かなくなってどちらにも動けそうもない同時に止まる揺れながら止まる当惑した暗闇の中でまた朝になる前に目を覚ますそれぞれが気ままに動いてゆく0 minPlay
September 30, 20162016-09-30 No.2384「不意に打たれる」不意に打たれる無防備な状態で返すものを用意できていない打たれるまま何もできないにじり寄って扉が開く瞬間を待つその後ろに長い行列の続く0 minPlay
September 29, 20162016-09-29 No.2383「空を映す窓」空を映す窓が金色に輝いていて中の様子がまるでうかがい知れないうちにやがて崩れ始める雨粒の落ちてくる誰もいないところを流れる水その行く先を追いかけてゆくと見知らぬ部屋へとたどり着くそこには空を映す窓があって金色に輝いている0 minPlay
September 28, 20162016-09-28 No.2382「宇宙の水しぶき」宇宙の水しぶきを観に行こう遠く見知らぬ月の下を観に行こう突然露わになった腹の奥分厚い氷の殻を突き抜けて途切れたり続いたりする運ばれては地表に降り注ぐ0 minPlay
September 27, 20162016-09-27 No.2381「暗がりから呼ばれる」暗がりから呼ばれる居るはずのないところから気を紛らせようとしてもあからさまに耳を塞いでもどうしようもなく内側まで入り込んでくる何となく覚悟が出来てきて注意を払わずに切り離すことを覚えて異常なことを当然のように取り合わずに0 minPlay
September 26, 20162016-09-26 No.2380「伸ばして縮める」伸ばして縮める自由になって期待することが多くなるとうまくいかないことも増えてくるそれが火種になって却って自由では無くなって悪い方に思い込んでしまう窮屈に追い込まれてしまう伸びきったはずの腕がすっかり縮んでしまって掴みとることも出来なくなってしまった0 minPlay